Taroさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Taro

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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

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あらすじを書くのが難しい映画。

群像劇で
①自殺未遂を起こした少年と彼をSNSでからかった同級生。
②児童ポルノサイトで客を取る少年と彼を取材する女性レポーター。
③子供を亡くしチャットにハマる妻と
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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キャストも音楽も風景も底抜けに美しい映画。

考古学や音楽など、アカデミックな要素もあり、とにかく抑制のきいた静謐な画面。

悪役がいない映画でもあり、悩み苦しむ主人公を全員が全肯定…振られた彼女です
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

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外傷の全く無い、美しい死体。
解剖を進めれば進めるほど、不可解な点ばかり出てきて…。

法医学的、科学的な「現実」と、目の前に突きつけられる「不条理」が乖離してゆく解剖シーンがとても怖かった。
デティ
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

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初代のホラー感はややなりを潜め、「シャイニング」を持つ者達の超能力バトル!
みたいになってて、これはこれで楽しかったよね?
アベンジャーズとか、ハンターハンターみたいで。

随所に初代の要素や音楽が散
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

ただのうらぶれた銭湯の清掃バイトだったが、そこでは裏の仕事が…。

高学歴だがどんくさい主人公と、キレキレの殺し屋だが気の良い相棒。対照的な二人がバディを組むのが何とも漫画的で良かった。
ヤンマガとか
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

この関係性は…そうか「寄生獣」だ。

ただ今作はミギーではなく、ステム。彼は決して人間に寄ることはなく、当初の自己保存、自己発展という目的を完遂する。

復讐劇からサスペンスへと物語は移ってゆき…。
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

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ある意味、「なろう系」のようなウッディ・アレン映画。

1920年代のパリに憧れる主人公が1920年代に転移して…。

憧れた時代に浸り、憧れた人と交流を持ち多幸感溢れる主人公。

1920年代の人は
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

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幸せな家族が購入した家。そこはかつて、凄惨な殺人事件があった場所だった。
家の付近をうろつく怪しい人影に怯える妻子。旦那は殺人事件の容疑者を追うが…。

までが前半で
実は自分がその容疑者で、精神病院
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

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1作目を観た人を楽しませよう!
ということに特化した、続編はこうあれ、というお手本。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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近代社会でトラウマを負った少女が古代の社会と儀式で救われた話。

いや、救いとは限らないか。
変貌を遂げる話ですね。

ストーリー上、全く説明されないが、舞台装置に仕掛けが多く、怖いもの見たさと、見た
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

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ナチスに憧れる少年と、その少年が作り出した幻想のアドルフ。
その少年をからかうユダヤ人の少女。

頑なにナチス信望を掲げる少年が、恋により洗脳を解かれ、自分で考えることを始めるストーリー。

残酷で異常(2014年製作の映画)

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いやいや、なんちゅー邦題だよ、と。

察するに密室でグロい描写の多いゴアホラーかな?まぁ、嫌いじゃないから妻子の寝てる間に観ますか…なんて思って観たら、とんでもないストーリーテリングに引きこまれました
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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うろ覚えだった、シャロン・テート殺人事件。
「あれ?確かこの人、カルトに殺されちゃうんだよな?」程度の知識で観ていたので、途中からテートやマンソンの事は忘れて、「ブラピ、ええ身体しとるなー。こんなイケ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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半地下からは全てが見える…目線が上がると見えなくなる…という映画でした。

心情的には誰も明確な悪人ではなく、犯した罪に準じた罰が待っています。

誰の罪が一番許せなかったですか?誰の罰が重いと感じま
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.9

『ハッピーデスデー』から、引き続き観ましたが…

もう、全然ホラーではない!
SF青春学園ドラマ!

辛い選択を迫られるツリーが前作以上に成長する姿に…
というか、お母さんとのレストランでの会話に涙。

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

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ポスター見たら「こねこのチー、北京で迷子になるーーの巻」かと思うじゃないですか。

全然、違う!
妖精vs人類!超ハイスピードバトル!世界の運命を握るのは主人公に秘められし禁断の力!?
みたいな話でし
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.8

【ホラー】として、キチンと序盤は楽しめ、後に【人間ドラマ】として楽しめ、最後まで【ミステリー】としても楽しめる良作でした。

ツリーが心を入れ替えた場面でキチンと感動した自分としては「結局、心なんか入
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

あまりにも重苦しく、「ジョーカー」として民衆から喝采を浴びる様まで、まるで鉛を飲むような息苦しさが…。

アーサーのアパートへと続く長い階段。
開放感のある空や街に対し、地に縛られているかのような足取
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二百三高地(1980年製作の映画)

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【海は〜死〜に〜ま〜すか〜】
無謀な突撃に次ぐ突撃に、トルストイを愛した青年は復讐の鬼になり乃木大将も心を壊してゆく。
軍上層部が悪い、いやロシアが…というメッセージは無く、立場の異なる人間がそれぞれ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

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あのBGMと共に巨体を揺らし現れるゴジラ。(←もうまずコレが最&高)
とてつもないクオリティのCGを余すことなく使い倒し、大怪獣バトルが繰り広げられる!楽しくないわけがない!

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

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これと同時期に「オーシャンズ8」を観ていたので
やったぜ、ヒャッハー‼︎系のお姉さん方に比べると、学生さんは真面目だなーと妙に感心してしまった。
映画の肝はクライムサスペンスなのだけれど、学生の格差や
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

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モノクロお洒落映画かよ、と高を括って見始めた。
誰かの心情に寄らない俯瞰的な描き方…なのにすごく情感溢れる映画。

クレアを怒鳴る奥さんを見て勝手に「雇い主とその雇い主に隷属する召使い」だと思ってしま
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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きっと「差別」というのは、肌の色とか、フライドチキンが好きとか嫌いとか、そんな程度の違いなんだと思う。

粗野だけど、根は優しい白人と、教養があるも意固地な黒人の物語。

「共通項」で括って仲間意識を
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

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映画館で観れば良かった…!…深海の更に底に現れる太古の世界も、どんどんデカくなるメグちゃんも…デカいスクリーンとデカい音響でデカい声で絶叫しながら見るべきだった…!
家でタブレットで缶ビール片手に「ヒ
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サスペリア(2018年製作の映画)

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見終わった時は結構、ちんぷんかんぷんで「マ、マ、マルコスって言ったヤツ全員頭爆発〜‼︎」(気が動転)って思ったんですが、グロテスクなのに美しい、不穏なのに物哀しい映画でした。
コンテンポラリーダンスが
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

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オーセンティックなオカルト映画。妹ちゃんが良い顔してた。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

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JKローリングの原作が長すぎた?次作に繋ぐ「中継ぎ」回でした。

焦点はダンブルドア(ジュードロウ)とグリンデルワルド(ジョニデ)に当てられているので、ニュートがあまり絡んでこない。というか、魔法生物
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来る(2018年製作の映画)

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お祓いヤシマ作戦⁉︎

死者は生者に
現実は理想に憧れすぎて歪みを起こす…。

それをめちゃ強の松たか子がぶん殴る!(一部、物理)なところが良かった。

…あれだけ最強なんだから虫を吐く=敵に乗っ取ら
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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Queenが作り上げた音楽の説得力がすごい。
家族に、憧れ続けたフレディが「Mama…」と歌い出す必然と運命に震えた。

映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ(2018年製作の映画)

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【ミデンとカオナシの共通点と着地点の違い】

「もう一度、やり直そう」と主人公に諭されることで自分を取り戻す、という点では同じ虚無感を抱えた敵?キャラなんだなーと見ていて思った。
ミデンはこれからはな
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ムタフカズ(2016年製作の映画)

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デフォルトキャラの主人公とその仲間達、ビビットな色合いのジェットシティ。世界を救うのは他の人。主人公は自分を救う。という話。

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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モンスターパニック。聴覚が異常発達した怪物がめちゃ怖い。よくこの状況で子作りしましたね!
ちょっと観客にわかる情報が多すぎて、もどかしさもあった。
両親は子供二人の安否を心配してるけど、観客は二人が無
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

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おっこがとにかく健気でいい奴。そして、小学生がみんな意識高い。経営とか、地域の未来を考えている。
目的はおっこが両親の死を乗り越えること。涙を流すまでが現状認識。イニシエーションとしての幽霊との交流、
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