山田森氏さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

山田森氏

山田森氏

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ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)

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こういう良質なラブコメをあと100本くらい観たい。最初と最後で俺たちのスティーブ・ブシェミが鮮やかに持っていった。この頃のドリューバリモアはそれまでの病んでた時期が嘘みたいな無敵の可愛さ。

85年が
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殺したいほどアイ・ラブ・ユー(1990年製作の映画)

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あんまり面白くなかった。言うほど笑えなかったし。浮気性の夫を殺す動機が結構曖昧。浮気しただけでは多分殺さないんじゃないかな。もっと複合的な思惑が重なってとかなら分かるけど。
リバーフェニックスが超カッ
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

5.0

数年ぶりに見返したけど、やっぱり今作が個人的ゴダールベストかも。
ゴダールが好んで引用するチャップリンの「喜劇はロングショットで撮られた人生で、悲劇はクローズアップで撮られた人生だ」って言う言葉の通り
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

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壮大に金と労力をかけた自主映画って感じだった。中盤で登場人物が3Dメガネを掛けると同時に観客も3Dメガネを掛けるというメタ的な演出やほぼ60分ワンカットの3D映像とか試みは物凄く面白いけど、ギミックだ>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

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セリフが全部歌になってる事で有名な本作だけど、前半部分の恋人同士がベタベタしてる所は男女が互いの性器を弄り合いながら悶えあってるようにしか見えなくて大分引いてしまった。
ラストショットでミシェルルグラ
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

5.0

久しぶりに映画観てて吐きそうになった。自分がジョーカーに求めていたほぼ全てがこの映画にあった気がする。映画は孤独を描くにしろ何にしろ人物との関係性はちゃんと描かないといけないと思ってるんだけど、ジョー>>続きを読む

ウェインズ・ワールド(1992年製作の映画)

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最初らへんのカーステレオでクイーンのボヘミアン〜聴きながらみんなでヘッドバッキングの所で爆笑。
ファッションとか音楽とか2020年現在でギリギリ許容出来るダサさ。
色々サブカル小ネタをぶち込んでたけど
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音楽(2019年製作の映画)

5.0

これは素晴らしかった。特に初めて楽器を鳴らした時の気持ち良さや快感、初期衝動みたいなものを的確にアニメーションで表現してるのが凄すぎる。
ロトスコープで描写してるのもあって人物の動きが繊細で滑らかで、
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

5.0

無茶苦茶おもしろかった。個人的にはパラサイトを超えて今年の暫定ベストかも。こんだけ豪勢に金掛けて、必然性のあるキャスティングで、純粋に脚本や演出の力で、全力で面白いラブコメが作れるアメリカ映画はやっぱ>>続きを読む

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

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予備知識が全くなく、ポスターの絵面に惹かれて観た。ポスターの感じから何となくバグダッドカフェっぽいのを予想してたけど、全然真逆の映画だった。どっちかっていうとケネスアンガーのルシファーライジングに近か>>続きを読む

ショー・ミー・ラヴ(1998年製作の映画)

5.0

自分にとってルーカスムーディソンは重要な映画作家だと再認識した。

社会にブチ切れてる登場人物が出てくる映画がやっぱり自分は好きだ。主人公のアグネスちゃんの部屋にはニルヴァーナ、スクリーム(映画)、モ
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

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全てにおいて中途半端な作品だった。端的に面白くなかった。

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

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グッドフェローズやウルフオブウォールストリートなんかが大好きな自分みたいなにわかスコセッシファンには死ぬ程つまんなかった。

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

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定食屋に入ってカツ丼と醤油ラーメンを頼んでビールをくいっと一杯やる、ほんとにたまんない。

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

5.0

昨年のベスト級に素晴らしかった。物語の運び方や主人公を取り巻く葛藤やドラマ、全てにおいて完璧な作品

見えない目撃者(2019年製作の映画)

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おもしろかったー。邦画でこういう比較的ちゃんとしたアクション映画が観れるのが純粋に嬉しい。
中盤のスマホ映像を使った犯人とのチェイスシーン、犯人は何で走らずに歩いて追って来んの?とかスケボー青年、ぼけ
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ダークホース リア獣エイブの恋(2011年製作の映画)

5.0

トッドソロンズは天才だ。映画のファーストショット、ハイテンションで激しく踊るパーティーピープルが映って、そこからカメラがゆっくりパンするとローテンションでテーブルに座っている主要登場人物達が映る。この>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

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ジョーダンピールの新作、ようやく観れたけど、前作のブラックアウトの方が個人的には好き。今回のはまあトランプ政権や格差社会に対する批判が前面に出てて説教臭さをかなり感じた。地下に潜ってる異物の存在も最後>>続きを読む

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

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素晴らしかった。シャーリーズセロン演じる性悪女のディテールの描きこみが冒頭から徹底してて、それがラストの最低最悪な一言に生きてくる。お見事な脚本及び演出。高校時代のカースト上位の人気者とカースト底辺の>>続きを読む

サバイビング・デザイアー(1991年製作の映画)

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トラストミーのような奇跡はやはり起こらなかったけど、ハルハートリー作品としてこれはこれで楽しめた。恋人の為に路上ライブをしてるバンドのシーンとか急に始まるダンスシーンとかいちいち小洒落てて良かった。完>>続きを読む