まちこさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

手が届きそうなファンタジーで不思議な感覚になる。

50通のレターセットがすごくいい。

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

子供でも大人でもない唯一無二の世界

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

このテーマで優しくなるのすごい

日本のモチーフってこの時からあったんだ

ホテル・シュヴァリエ(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

歯ブラシが大きいのか、顔が小さいのか。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ステレオタイプ日本とウェス・アンダーソン独特な世界観の親和性が高すぎてびっくりした。

黒澤明、小津安二郎、宮崎駿、大友克洋、庵野秀明ほか、リスペクトとオマージュが豊富に盛り込まれていてとても楽しい。
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

光と闇、煌びやかなネオン

自分が女性だったら、もしくは女性的な視点を強く持っていたら違う感想になるはず

ゾンビはやりすぎ?

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

セリフの言葉選びが好きすぎた。

最終的に愛を知るっていう構成がいい。

日本では絶対に書けない脚本、撮れない作品だと思う。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽・家族・ハンディキャップでハズレるわけが無い。
クライマックスも分かりきった展開ではあるが、もうその方が安心して観れるから良い。

エミリア・ジョーンズの歌声が本当に素晴らしく、鳥肌が立った。
>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クライマックスでのレオ様の顔面どアップが尊すぎる

ギャングなのに字幕が「お前」じゃなくて「君」なのがすごく気になってたけど、セリフはそのままなのね

シンデレラ(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

美しさの説得力が凄い

大公も一緒に粛清されるのはなんかかわいそう

王子の下半身が気になってしまった

アルベルトの手紙(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

唐突にパーソナルな部分が見えると心の距離がグッと縮まるよね

あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ルカがめちゃくちゃ人たらしで虜になってしまう

ルール的にチームで出場した方がどう考えても有利な中、4年も1人で出続けていたのはちょっとどうかと思う。
そう考えると、出場費がネックになってるというのは
>>続きを読む

マレフィセント2(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

元はと言えばツンデレ母と真っ直ぐすぎる娘のコミュニケーション不足が原因じゃん。

1よりも様々なメッセージを感じることが出来たので良かった。

さがす(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

西成には一度だけ行ったことがある。夜行バス明けの銭湯で、めちゃくちゃ墨が入ったおじさん達が超真剣にプリキュアを見ていたりとか、朝の道路脇に人が倒れてる感じとか、振り返るとそのカオスさがこの映画の舞台と>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんて哀れなステファン

アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

スペース・ナチ

もちろん馬鹿げてはいるが、ちゃんとナチについて検証しているから面白い。

表象の多様化もここまで来たか。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

マカロニ・ナチ

大胆な歴史改変ではあるが、それはナチが誰もが知る定番であるという前提によって成り立っている。

プロデューサーズ(2005年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ホローコーストが本格化してからはヒトラーやナチに対してどうしても笑いづらい雰囲気というものがあった。

そのような状況の中、久しぶりにカラッと笑える作品となっている。

風刺の精神を信条としヒトラーと
>>続きを読む

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

2000年代以降における「過去の克服」映画の代表作。

リンゴと少年の話

この映画からは当時の西ドイツの状況も見えてくる。

縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

苦悩するドイツ人家族という視点で描いたホロコーストの新たな表象。

雨は一般的にカタルシスの役割を果たすが、この映画ではそれとは程遠い悲劇の雨となっている。

サラの鍵(2010年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

元となる出来事はフランス人でもあまり知られていない隠された事件。

2人の女性が半世紀を越えて交錯するというホロコーストにおける新たな表象である。

灰の記憶(2001年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

徹底的なリアルさ、生々しさがある。

『ライフ・イズ・ビューティフル』はぬるいと感じてしまうほどに。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ユダヤ人を助ける''善いドイツ人''という視点の登場

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

カタルシスやエンターテインメントといった、ホロコーストの描き方としてこれまでとは別の方向性が示された作品。

ランズマンとユベルマンの論争

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

メリル・ストリープはホロコースト女優

同じくメリル・ストリープ主演のテレビ映画『ホロコースト~戦争と家族~』と比較すると、やはりお茶の間ではできないところまで踏み込んだ描写がある。

スペシャリスト 自覚なき殺戮者(1999年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

どう考えても負け戦の中で淡々と最善手を打ち続ける様はある意味で美学を感じてしまう。

これはとんでもなく恐ろしいことなのだろう。

SHOAH ショア(1985年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

アウシュヴィッツの元ユダヤ人特別労務班員ルドルフ・ウルバと、ポーランド亡命政府の元密使ヤン・カルスキの部分のみ

マーラー(1974年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「わかりやすい悪」のイメージを転用している。

マーラーとナチスは直接の関連はない。しかし、ナチ時代にはユダヤ人であるマーラーの音楽は上映禁止だった。ヒトラーが青年時代を送ったウィーンではマーラーの音
>>続きを読む

愛の嵐(1973年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「倒錯」とエロチシズム

地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「定番の悪」から「美しく魅力的」なナチス像

制服のもつ魅力や色彩の美学

マルティンの悪行と冒涜の限りを尽くし最後に美しいナチの親衛隊になる様は、悪を尽くした最後の最後に美しいナチスが生まれるという
>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1.映像表現としての気象 -夕焼けと雨-

私は本作を鑑賞して特に印象的な2つのシーンがある。
それはどちらも特徴的な気象の中での場面である。

1つ目は『タイタニック』のなかで最も有名なシーンで
>>続きを読む

(1959年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

冒頭で村の人達が大っぴらに戦争批判をしていたり、記録にも残らない無意味な戦争に翻弄されたりと、「ドイツ人もまた被害者である」という視点で描かれている。

監督は『史上最大の作戦』でドイツパートを担当し
>>続きを読む

バルジ大作戦(1965年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

勝ったアメリカを「正義」、負けたドイツを「悪」と実に分かりやすい。

ここまで明確に図式化していると、ロバート・ショウの最期もやや滑稽に映る。

第二次世界大戦後も、朝鮮戦争、冷戦と見えない戦争を続け
>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こども大人な兄弟がちょっとだけ成長するお話。

「なんか良い」がこれほどしっくりくる映画はなかなかない。

部屋など空間の境界を跨ぐ撮影が印象的で独特な世界観を生んでいた。

映像の見せ方に「グランド
>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

映像におけるヒトラーのイメージを確立した作品。

最後の演説が特に有名だが、それをより引き立てているのが入れ替わり前の意味不明な演説シーンである。

''ヒトラーという男は、笑いものにしてやらなければ
>>続きを読む