さとうさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

さとう

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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.6

正統スペースオペラを久しぶりに観た気がします。
このジャンルに挑戦できるのはリュック・ベッソンくらいでは?

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.8

友だちの結婚式で馬鹿騒ぎから一転、緊張感の張り詰めた戦場に放り出される。この極端過ぎる緩急で、若者たちをまるっきり違う“何か”に変えてしまう恐ろしい作品。
同時に観るものも試されます。

何といっても
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パディントン 2(2017年製作の映画)

3.4

親切を惜しまないパディントンに影響されて、周りの人間が変わっていく。そうして増えたパディントンファンの手助けでどんな問題も解決してしまう。
子どもに見せたい作品ですね。

誰にでも優しく紳士なパディン
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.3

米国史上最大の人災事故をピーター・バーグ×マーク・ウォールバーグのお馴染みペアで描く。
死者数よりも、被害額で語られる事件でしょう。大量の石油が86日間噴出し続けたらしいです。

パニック続きで脱出に
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.2

発症した時よりも夢を諦めたシーンをピークに持ってきている。
お涙頂戴の日本ものとは一味違う点です。

病気についてはよく分かりませんが。ルーペが効果的なら、眼鏡掛けるとか方法はあるような・・・

一生
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がっこうぐらし!(2018年製作の映画)

3.5

ジャケットがネタバレ。これ知らなかったらいい意味で裏切られたのに。

学校はスーパーマーケット、ホームセンターの次に魅力的な舞台だと思います。
保健室で医療品も手に入るし。屋上で菜園も始められる。
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アリス(1988年製作の映画)

4.0

シュールでグロテスクなのに愛らしい。ストップモーションのぎこちない動きはおとぎ話にピッタリです。

アリスを演じる少女の可愛さ。
ヤン・シュヴァンクマイエルの少女の撮り方には歪んだものを感じますが・・
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武曲 MUKOKU(2017年製作の映画)

2.9

ボソボソ喋ってたと思ったらうるさいし、急にバタバタ暴れるからストレスが溜まります。ストーリーもボヤボヤしていて、The邦画な作品でした。
嫌いなタイプです。

熊切監督の作品は地味だけど一本筋が通って
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.1

阿部寛に大首絵をやらせたかっただけじゃないか?

“猫の蚤取り”という商売があったんですね。現代でいう出張ホストでしょうか。いつの世もあまり変わりません。
着物姿での行為シーンは春画のようで中々趣があ
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ポエトリーエンジェル(2017年製作の映画)

3.2

不思議な部活動があるんですね。
“詩のボクシング部”が題材です。

それぞれが悩みを抱えていて、それを詩に込めて吐き出すことで戦います。いい大人たちが高校生相手に真剣勝負。意外と見応えあり。

主人公
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.5

女王がお忍びで俗世を散策。『ローマの休日』を彷彿とさせる作品。

戦勝記念日に沸くロンドンの街と人々が陽気でワイワイしています。
その渦中、初めての経験ばかりで、しかも妹は行方不明になってしまったエリ
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.1

R指定のインパクトある映像なのに間延びしてる・・・演出も幼稚でダサいです。終いにはモヤモヤした幽霊って、これスペシャルドラマでしょう。

実際にあった凶悪事件なんて絶好の素材なのに、リアル感皆無で全く
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.3

巨大な陰謀に立ち向かう系。全てが明るみに出てスッキリ解決するのは珍しいような気がします。
裏に巨大な陰謀組織という設定は便利ですよね。電車がひっくり返っても不思議じゃありません。

ジャウム・コレット
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RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年製作の映画)

3.3

49歳で夢を追う。
多くのハードルがあったと思いますが、中井貴一演じる主人公のひたむきさと、家族の理解があって良い方向に向かっています。
一応、転のパートも組み込まれていて、バランスの良い映画でした。
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

前作で極悪非道だったターミネーターが、人間味を持ち始め少年と心を通わせていく。
シュワルツネッガーのチャーミングさが活きていますね。ジョンに言葉を教えてもらうシーン好きです。

そもそもスケールが桁違
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ターミネーター(1984年製作の映画)

3.7

革命軍リーダーを抹殺するため未来から送り込まれたターミネーター。この時点で相当先手を取られています。ただひたすらに逃げるしか道は残されていません。

対する殺人マシンは極悪非道。邪魔する者は片っ端から
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

演者陣のレベルは設定を活かして気にならないし、違和感を感じる部分はそのまま伏線になっている。低予算を逆手に取った見事な作りです。
序盤30分のC級ゾンビ映画をガマン出来れば、スッキリとしたカタルシスが
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.7

ヒロイン(?)の「どういうこと⁉︎」で締めくくるラスト。
どうしてか、訳が分からない不思議な感動があります。

万能工具機能を備えた死体(?)をダニエル・ラドクリフ。その死体を上手に使いこなす遭難者を
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.2

明らかに人生設計は上手くいっていないんだけど、悲壮感は全くなくてむしろ幸せに見える。きっと自分の気持ちに正直に生きているからだと思う。
当人じゃないと人生の良し悪しは分かりませんね。

イーサン・ホー
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ジュピターズ・ムーン(2017年製作の映画)

3.4

無重力感のある映像が楽しい。全くスター性を感じない少年が、なんとも言えないポージングで浮いていて非常にシュール。

結局この映画は何だったんだろう?
タイトルもとい木星の意図。能力発生の原因と副作用。
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.2

息子たちからは何となく距離を持って扱われ、人付き合いがお世辞にも上手とは言えない偏屈ジジイ。
そんな彼がまさかのお隣に引っ越してきたアジア人に共感して絆を深めていく。

イーストウッドお得意の徐々に心
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キャビン(2011年製作の映画)

3.8

古今東西ありとあらゆる年代の怪物が登場。
これまでのホラー映画は裏で操作されていた?夢が広がる設定です。

ゲーム感覚で楽しんでいた運営側が虐殺される終盤はカタルシスたっぷり。
ゾンビ一家(しかも無名
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海辺の生と死(2017年製作の映画)

2.9

島の独特な雰囲気やゆったりととした時間を表現したかったのでしょうか。

米軍機との対峙シーンはメリハリがありましたが、その後は2人の曖昧な恋模様に一辺倒。
はっきり言って退屈です。
「戦時中なのに島の
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ガッチャマン(2013年製作の映画)

2.5

地球滅亡の危機がこの人達に任されてしまうのか・・・

コスプレ感は見慣れてきましたね。そんなに違和感ありません。意外と似合っているなと思ったほどです。

率直につまらないんです。
スケールを大きくした
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.5

愛すべきダメ人間たちがうだうだと繰り広げる脱力系人間ドラマ。

とにかくキャラクターが立っていて、わりと大事件に巻き込まれていくんですが、自分のペースを決して失いません。たぶん何とかなるだろう精神は羨
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リアル鬼ごっこ2(2010年製作の映画)

2.8

同じ世界ならキャスト統一して欲しい。パラレルワールド設定なので、余計にややこしい。

今回の鬼は右手が電気ショック式なので、タッチ=死に繋がっていて、きちんと『リアル鬼ごっこ』感がでていますね。

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ハンコック(2008年製作の映画)

3.6

非アメコミヒーローなので、アクションよりもヒューマンドラマ寄り。
ヴィランのような分かりやすい敵キャラは存在せず、あくまでヒーロー自身の存在意義を問います。
ただ超人的なパワーを持っているだけでなく、
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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

3.7

キム・ギドクの割にはあっさり。
南北統一も挑戦的なジャンルじゃなくなってきたが、あくまで個人に寄ったところが違うか?
国同士のいざこざはあっても、個人間まで問題を落とせば、やはり人間的な部分が出てきま
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リアル鬼ごっこ(2007年製作の映画)

3.2

山田悠介の初期作。パラレルワールドなのでまだ良心が残っています。

出オチ設定&安易などんでん返しで褒められたもんじゃないですが、デス・ゲームジャンルでは上位な作品。キャスト陣が中々豪華です。

鬼ご
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.7

低予算ながらインパクト重視で高いマニア人気を誇るロバート・ロドリゲスと、最新のテクノロジーを活かした大作映画を手がけるジェームズ・キャメロンが初タッグ。
それぞれの良いとこ取りな傑作でした。

極端な
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クリフハンガー(1993年製作の映画)

3.3

ちょっとトラウマを残しながら奮闘するスタローンが好きです。『ランボー』とまではいきませんが。

舞台は雪山。お相手は札付きのワルなので、心置きなくスタローンを応援できます。人質の交換シーンはちょっとズ
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ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界(2012年製作の映画)

3.7

大人になる事への不安。核兵器で世界がなくなってしまう事への不安。ティーンエイジャーの揺れ動く心を、世界情勢が不安定な60年代になぞらえて描いています。

この映画の主人公、ジンジャーは多感な年頃ながら
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

3.8

『きっと、いい日が待っている』このタイトルを信じて。

最初、子供同士のイジメが主になるかと思いましたが、事態はもっと深刻で、恐るべき現実が待ち受けていました。
このような場所では、子供たちは皆“透明
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K-20 (TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008年製作の映画)

3.4

第二次世界大戦が回避された1949年。スチームパンク的な世界観が持ち味の“帝都”系作品です。
邦画でパラレルワールドはボロクソに言われる可能性大ですが、割と好きなジャンル。

日本ではあまり作品に恵ま
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あなた、その川を渡らないで(2014年製作の映画)

3.6

仲睦まじい老夫婦の暮らしぶりを追ったドキュメンタリー。

冒頭、落ち葉をかけあう2人のチャーミングさに口元が緩みますが、ほんわか日常系作品ではないようです。
身体のこと、家族のこと…気苦労がたえず、楽
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