あらかわさんの映画レビュー・感想・評価

あらかわ

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失われた週末(1945年製作の映画)

3.8

「失われた週末(The lost weekend)」(1945)鑑賞。アル中の作家の悲惨な週末。周りの人々が優しくて、そうであればこそ辛い。主人公がストレートで水のようにウイスキーを飲むシーン見る度に>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

新宿109シネマズプレミアムにて観賞。音が良い!この環境で見て良かった。これでもかと好きな役者達が集結。展開も◎堪能。幸せなり。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

パート2が現在公開中。遅ればせながら鑑賞。やはり面白いんですね。いろいろ凄いが、ハンス・ジマーの音楽が印象的。見に行くぞー

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.5

配信がスタートし、楽しみにしていた「わたしが見ている世界がすべて」(2023)を鑑賞。自己責任・承認・成功・めんどくさい等に含まれる現代の横暴を見事に切り取る。そして映画として評判通り素晴らしい。キャ>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

「オッペンハイマー」鑑賞。凄まじい傑作。このところ忙殺され映画から遠ざかっていて、時間軸など複雑という前情報にビビりながら見たが、すぐにのめり込み感動に打ちひしがれながら見た。
人格に着いてもいろいろ
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

絶妙に現代の歪みを表現している映画。ガッキー同士の静かな対決と結果の気づき。エンドロールへの切れ味抜群。好きな映画でした。

M(1931年製作の映画)

5.0

1931年硬質な白黒画面に描かれるのは幼女連続殺人犯。警察とギャングによるヴィジランテ。犯人の社会への憎悪。ストーリーは驚きに満ち、数多く現代の映画表現に残す。デビット・フィンチャー、ドゥニ・ヴィルヌ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

「ゴールド・ボーイ」ラジオでお勧められていたので鑑賞。中国原作のリメイク作品とのこと。沖縄を舞台にしているのも良い。邦画の快作!役者陣もとてもよく終始楽しめました。岡田将生さん最高でした。

市子(2023年製作の映画)

4.5

「市子(2023)」自分が接している人達について、目を見開かされた思いがする傑作。ファム・ファタールってなんだっけ。そういうのとも全然ちがう気もするので、この際色々勉強してみようと思う。それにしても杉>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

淡々と素直に描く、遅くなった邂逅。耐える恋と包む愛。音楽も良い。良作。

パピヨン(1973年製作の映画)

4.0

南米ギアナ刑務所で魂の自由を追い求め続ける男パピヨン。その過酷さは精神崩壊、疲労、病気による死を強いている。独房のその様子は苛烈。それに耐えるマックイーンの表情が凄まじい。終盤のドガとの奇妙な友情は2>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.5

「ミッドソマー」の引用元。嫌な感じのエロさも秀逸。隣の部屋から聞こえてくる曲は過去イチ変な音楽。具合が悪い時に見る夢のような映画。故に脳に刻まれる。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

こんなことになってるんですね。現代アメリカを知るのに必見のコメディ。終盤は「お前もこんなのが欲しいんだろ?!」って。見ている私にも迫ってくる作り。サントラも良くてこの映画をより心に染みてくるものにいて>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

「落下の解剖学(2024)」鑑賞。怖いながらももしかしたらこの感情あるあるなマリッジストーリー。最後まで、いや見終わった今でさえも考え続けてしまう法廷劇。良い!

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

「夜明けのすべて(All the long night's)(2024)」鑑賞。現代を共に過ごす多くの同僚たちを思いながら。多面的かつ数年単位で人と接してゆく視点を与えてくれる素晴らしい映画体験。夜星>>続きを読む

スコピオ・ライジング(1964年製作の映画)

3.0

「スコピオ・ライジング(1963)」鑑賞。ケネス・アンガー監督。当時の若いバイカー達の姿、宗教含む様々なイメージがロックンロールと共にコラージュされる映像30分弱。奇妙なエロみと暴力性にアテられ、脳を>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.5

ラ・ジュテ(La Jetée)(1962)鑑賞。白黒の写真とナレーションで語られるSF。恐ろしく洗練された29分間。在りし日の女性の顔や仕草が胸に刻まれるであろうなと思う矢先、数秒の動画へ。円環構造で>>続きを読む

ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.5

「ダム・マネー ウォール街を狙え(Dumb money)(2024)」 ANA国際便にて鑑賞。当時、英会話の先生が興奮気味にこの映画の題材となった出来事を痛快事件として、ネット上のミーム画像と共に話し>>続きを読む

キートンの探偵学入門/忍術キートン(1924年製作の映画)

3.5

ホンワカした音楽とアンマッチなえげつない恋敵との戦い。凄いバイクチェイスシーンを初めとする命懸けのコメディスタントがスゴすぎた。

真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

リアルタイム進行で、50歳を迎えているゲイリークーパー保安官が孤独な戦いを迎える。かなわぬ仲間集めのプロセスと、いざとなったら関わりたくない街の大多数の人々の冷たい対応が描かれる。当時のアメリカ、ハリ>>続きを読む

残菊物語(1939年製作の映画)

5.0

「残菊物語(1939)」横溝健二監督作品。凄まじい傑作。この映画が存在していたことの驚きと感動に打ち震えた。まさに死ぬまでに観たい映画。涙ながらに「すげぇ……。」と何度か呟いてしまう。生涯ベストにラン>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

「哀れなるものたち(PoorThings)(2024)」鑑賞。傑作。日本全国津々浦々で上映されている事実。いやあ映画ってほんとにいいもんですね。ずっと見ていたかった。ヨルゴス・ランティモス、エマ・スト>>続きを読む

赤い影(1973年製作の映画)

3.0

「赤い影(Don't look now)(1973)」水難事故で娘を失った夫婦のベニスでの不穏な数日。前半、素晴らしすぎるセックスシーン妻役のジュリー・クリスティの美しさよ。夫妻の70年代ファッション>>続きを読む

逢びき(1945年製作の映画)

5.0

「逢い引き(Breaf encounter)」デヴィッド・リーン監督初期の作品。フラッシュバックで見せる。出会いと逢瀬、町の雑踏、映画館、レストラン、デパートなどロケーションが素晴らしい。駅に併設され>>続きを読む

その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

4.0

「その鼓動に耳をあてよ」(2024)東海テレビのドキュメンタリー映画。ポレポレ東中野にて鑑賞。受け入れを断らないをモットーにしている愛知の緊急救命病院のドキュメンタリー。砂時計の砂が流れ落ちてくるよう>>続きを読む

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.0

ギャング抗争映画かと思って見ていなかったが、 #死ぬまでに観たい映画1001本 に掲載されていることをきっかけに、この映画を見た。過酷で理不尽な環境の中で成長する主人公、深く素晴らしいえいがでした。ロ>>続きを読む

極北の怪異/極北のナヌーク(1922年製作の映画)

3.5

「極北の怪異 Nanook of the noth(1922)」カナダ北部イヌイットについて演出を含むドキュメンタリー黎明期の作品。狩人ナヌークとその家族を描く。極寒の自然に対し剥き出しの原始的生活を>>続きを読む

大列車強盗(1903年製作の映画)

4.0

1903年のアメリカのバイオレンス西部劇。
12分だが、サスペンフルな展開と、最後の人物のクローズアップが見に焼き付く。

月世界旅行(1902年製作の映画)

3.5

死ぬまでに観たい映画1001本に収録されている1作目の映画。12分ということで気負わず鑑賞。

フランスのサイレント映画。1902年の作品。月への旅を描く。手彩色版をAmazonプライムビデオで見るこ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

「笑いのカイブツ」(2023)鑑賞。良かった!自分はテレビ、ラジオでお笑いには触れず自分には合わない世界と高を括っていたが、この映画を見てよかったと思う知実際のツチヤとオードリー若林との話を知った。現>>続きを読む

カラーパープル(1985年製作の映画)

3.8

「The Color Purple (1985) / カラー・パープル」鑑賞 。フェイブルマンズを見てからスピルバーグ贔屓になった。この映画も大袈裟な演出なども、好意的に感じ😊結果大感動。音楽の扱いご>>続きを読む

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.7

「ヴォルテックス」鑑賞。ギャスパー・ノエ監督作。前編スプリットスクリーンで観る老いと死。左右の画面プラス字幕。映画館で見て良かった。まさに暗がりの中で見る夢のような体験。冷徹にリアルを描くが、やはり夢>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

2.5

好きなキャスト多数でしたが乗れませんでした。多分私のせいでしょう。

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