tokiyamaさんの映画レビュー・感想・評価

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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.8

二人狂いのダンスを観る

前作の犯罪によって罪に問われたジョーカーに取り憑かれた女性とジョーカーの儚い愛のおはなし。

前作もそうでしたが、なかなか重い話です。ジョーカーと彼に取り憑かれた女性、社会の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

狂人誕生の瞬間を観る

障害を抱えた主人公が社会から見放され、追い込まれ、徐々に狂気のジョーカーになっていく様子を描いたおはなし。

なかなか重い作品です。もちろん、ジョーカーのしたことは許されません
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

良作の頭脳戦を観る

翻訳のために9カ国から集められた翻訳家達が、原稿の流出に関連して事件に巻き込まれていくというおはなし。

作品のほとんどは、原稿が流出するのを防ぐために作られた地下室が舞台となり
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フェラーリ(2023年製作の映画)

3.7

誰もが知るスポーツカーメーカー創業者の影を観る

フェラーリ創業者エンツォ・フェラーリの成功者としてではなく、影の部分、苦悩した部分にスポットを当てて描いたおはなし。

もう少し華やかな内容と思ってい
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先生の白い嘘(2024年製作の映画)

3.6

人間の弱さと強さを観る

暴行に苦しみながらも、それを乗り越えようとする女性の姿を描いたおはなし。

前評判通り、目を背けたくなるようなシーンもあります。人間とは不条理だとつくづく考えさせられる内容で
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.7

名探偵の名推理と切ない過去を観る

名探偵ポアロの映画シリーズ第2段。ハネムーンの船上で繰り広げられる連続殺人事件をポアロが解決するというおはなし。

原作はアガサ・クリスティの名作「ナイルに死す」で
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.2

カジノ運営女性の激動の半生を観る

アスリートだった女性がケガを理由に引退し、カジノを運営をすることになり、そこから違法賭博で裁判にかけられるというおはなし。

淡々と裁判までの経緯が展開されるので、
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.2

大ヒット当時を懐かしんで観る

3人の科学者たちがゴースト退治会社を立ち上げ、ニューヨークに現れる数々のゴースト達を次々に退治していくというおはなし。

何十年ぶりかに視聴しました。子どもの頃、リアル
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.8

絶対殺さないけど、無敵な殺し屋を観る

天才殺し屋が殺すことを禁じられるが、超人的な強さで悪と対峙するおはなし。

原作漫画の大ファンで、どのくらい再現できているか心配な面もありましたが、ある程度納得
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

2.0

アカデミーに違和感を感じながら観る

東京から地域差別を受けている埼玉県民と千葉県民がメインとなるおはなし。

ノンフィクションなのは間違いありませんが、所々作りに雑っぽさを感じてしまったのは残念でし
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七人の秘書 THE MOVIE(2022年製作の映画)

2.3

秘書

普段は、各々の生活を送っている7人が依頼を受けて、秘書として敵の組織に潜り込み、悪を成敗するというおはなし。

TVは見ていなかったので、初めてこのシリーズを見ましたが、まあツッコミ所満載でし
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.4

幸福

シン・シリーズ4作目。新たな解釈で、仮面ライダーとショッカーの闘いを描くおはなし。

シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンを観て、正直あまり納得は出来なかったけど、これらのヒーロー達を見て育った世
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.2

追憶

亡くなった妻の知らなかった部分に、知り合いだった役者や、仕事で一緒になった専属ドライバーとの関わりから思いを馳せていく主人公のおはなし。

亡くなってしまった女性に思いを馳せる深い物語だと思い
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.9

友情

施設を逃げ出したプロレスラーを夢見るダウン症の青年と、他人の獲物を盗んで逃亡中の漁師が偶然出会い、途中で施設の看護師も一緒になり、青年の夢を叶えるために旅をしていくというおはなし。

心温まる
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セリーナ 炎の女(2014年製作の映画)

2.4

息子

製材所の経営者夫婦が深い愛情で結ばれつつも、あることをきっかけに関係が破綻していくというおはなし。

定番のブラッドリーとジェニファーのコンビですが、今作は正直なところ今ひとつな感じがしました
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.2

激震

天才ロビイストが不利な状況にある銃規制法案の審議通過を巨大な権力と闘いながら、本案の通過を目指していくというおはなし。

作品の最初は政治的な専門用語等が続き、少し退屈しましたが、途中からは引
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ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.7

自由

厳格なユダヤ教指導者を父に持ったロニートが、父の死をきっかけに帰郷する。そこで、幼馴染と結婚したエスティに再会し、許されない二人の関係が再燃するというおはなし。

宗教テーマは価値観の問題だか
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.7

仲間

別の惑星から来たウルトラマンが次々と日本を襲う怪獣に立ち向かっていくというおはなし。

全く新しい形のウルトラマン。悪くないストーリーだと思います。全体的にはまずまずの満足度ですが、最後に出て
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

4.2

真実

真実を知ることが本当に良いことか、幸せなことか。考えさせられる映画でした。元々、個人的に優しい嘘は必要という立場ですが、法律が絡むと難しいですね。

このシリーズ、テレビドラマを見ていませんが
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春を背負って(2014年製作の映画)

3.0

小屋

山小屋で働く人たちの家族愛を描いたおはなし。

個人的に登山が好きなので、楽しめましたが、山登りが好きではない人には、今一つの作品かもしれません。

昭和の雰囲気が色濃く、そういった描き方も評
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シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

4.2

作家

若くして売れっ子作家となったシドニー・ホールが失踪してしまう。売れる前の高校時代、売れっ子時代、失踪後、それぞれの時間帯でシドニーや本人を取り巻く人たちの模様を描くおはなし。

シドニーの半生
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

4.0

自分

人生をリセットするためにアメリカ大陸を縦断する壮大なトレイルに挑んだ女性のおはなし。

知らずに見たところ、後で実話だと知ってびっくりしました。もちろん、女性一人でPCT(パシフィック・クレス
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.3

知能

大手検索エンジンサービスの社長が作ったAIロボットが、人と同様の感情を持つ完成されたAIなのかを社内で選ばれた男性社員がテストするというおはなし。

そう遠くない未来、作品の中でも語られていま
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愚行録(2017年製作の映画)

3.4

兄妹

未解決の一家惨殺事件を調べる週刊誌記者。色々と調べていくうちに殺されたエリートサラリーマンとその妻の本性が明らかになっていき、事件の真相へも繋がっていくというおはなし。

映画の宣伝コピーにも
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

欲望

性的暴行された主人公が、少女時代の忌まわしい出来事に囚われていたため、警察に頼らず自分で犯人を探そうとする。その中でも、自分の欲望を次々と行動に移し、周囲を巻き込んでいくというおはなし。

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君への誓い(2012年製作の映画)

3.8

記憶

幸せな結婚生活を送っていた新婚の夫婦が交通事故に遭い、妻が記憶を無くしてしまう。夫は妻の記憶が戻るべく、懸命に尽くしていくというおはなし。

実話を元にした話ということで、見入ってしまいました
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.3

女王

古代の日本の女王卑弥呼は不思議な力を持っていた。離島に隠された卑弥呼の墓を暴き、その力で悪巧みを考えている組織と主人公ララ・クロフトが対峙するというおはなし。

日本が舞台になるとは驚きでした
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リミットレス(2011年製作の映画)

3.1

薬害

脳が活性化される薬を手に入れた主人公が、人生のどん底から次々と成功を手に入れる。しかし、彼はその薬の恐ろしい副反応を知らず、徐々に体が蝕まれていくというおはなし。

薬を飲んだ人が超人的な能力
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ホワイトアウト(2009年製作の映画)

3.4

南極

南極に配属された保安官が帰国直前に殺人事件に遭遇し、帰国を延期して様々な謎が絡んだ事件を解決していくというおはなし。

ケイト・ベッキンセイル目当てで見る人が多いのではないかと思いますが、スト
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アウトバーン(2016年製作の映画)

3.3

衝突

自動車泥棒として数々の実績を持つ主人公ケイシーが恋に落ちて、悪事から足を洗うことを決意する。しかし、相手の彼女が重い病から高額の手術費用が必要となり、危険な大仕事に臨むというおはなし。

内容
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ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

4.7

隠匿

「ボーン」シリーズ4作目。時間軸は、2作目と3作目に前後。スピンオフだが、一部の登場人物は出演しており、完全にリンクしている。CIAの極秘作戦が公に暴露されそうになったため、関係者が作品隠匿の
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.2

市民

2154年、富裕層とそうでないものの格差は究極の状態にあった。富裕層はスペースコロニー(エリジウム)で、ほとんどどのような治療もできる医療ポッドの恩恵を受け、優雅な暮らしをし、地球に暮らす市民
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.0

家庭

アメリカの平凡な中流家庭が、あるきっかけから崩壊していくというおはなし。

ケヴィン・スペーシーの演技がいい味出してます。彼が演じる主人公の軽率な行動によって、家庭が崩壊していくことになります
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.0

教授

スティーヴン・ホーキング博士と彼の元妻の半生を描いたおはなし。

エディ・レッドメインの圧倒的な表現力に釘付けになりました。作品の終盤では、もはやホーキング博士にしか見えませんでした。その演技
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.7

性別

性同一性障害の画家と、それを支えた元妻の女性のおはなし。

性同一性障害が一般的ではなかった時代に大変苦労したと思います。本人も、それを支えた元妻も。現代は、多様性を認める社会に少しづつ移行し
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.7

執念

行方不明になった娘のことを父親がSNSやメールの履歴から捜索していくというおはなし。

全編、モニターを通した映像を見ることになっていて、とても斬新でした。現代の人は、社会生活をしていれば、何
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