アノさんの映画レビュー・感想・評価 - 97ページ目

忍びの者 伊賀屋敷(1965年製作の映画)

3.4

これも面白い。
犬の辛さは犬にしか分からない…。
ただ八千草薫が全然良いと思えないのがマイナス

忍びの者 続・霧隠才蔵(1964年製作の映画)

3.5

シリーズのコンセプトである「リアルな忍術合戦」「社会的弱者である忍びの惨さ」を最も的確に表現できたのはこれでしょう。
森での苦無の投げ合いの緊張感が良い。
大局に全く影響を与えられないと言われても戦う
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忍びの者 霧隠才蔵(1964年製作の映画)

3.3

田中徳三になって俄然面白くなった。
中村鴈治郎のいやらしい事…。

アラベスク(1966年製作の映画)

3.5

トチ狂ってて『シャレード』より好き。
薬打たれたペックがラリってのたうち回るのも面白いが、それを見ていた敵がウンザリ顔で『面倒だからコイツ殺そうぜ』って言うので吹いた。

ヘリを倒すのに上から攻撃する
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緋牡丹博徒 仁義通します(1972年製作の映画)

3.8

シリーズ最終作だからか、お竜さんがかつてないほど追い込まれる!
肉体的にも精神的にもボロボロになって雪の中をふらつく姿が美しい。

侠女/俠女 第二部:最後の法力(1971年製作の映画)

3.0

「うわ、このカットで終わるよな…やばいな…」ってとこで本当に終わる。

侠女/俠女 第一部:チンルー砦の戦い(1971年製作の映画)

3.2

無駄に長い。本当に無駄。
2時間越えた辺りから苦痛だった。
主人公がこさえたギミック紹介しながら笑うとこは最悪だった。
自然を眩しく撮りすぎてるのも好みじゃない。というか飽きる。

アクションはもう桁
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緋牡丹博徒 鉄火場列伝(1969年製作の映画)

3.5

丹波哲郎が明らかに余計なんだけど格好いいんだよな…。

同志X(1940年製作の映画)

4.0

『ニノチカ』的コメディから後半は戦車が暴れまわる怒涛の展開にビビる。
チープなミニチュア撮影がまたおかしさを倍増させている。
門ぶち破って入国するシーンには爆笑。
きっちりコメディも面白い贅沢な映画。

劇場版 艦これ(2016年製作の映画)

4.5

傑作。
草川啓造の集大成であり真骨頂。
構成の欠陥は大いにある(如月の話がノイズ、中盤に戦闘を一回挟むべきなど)が、
新房昭之や西村純二のテイストを継ぎながら独自の美少女アクション路線を切り開いた演出
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緋牡丹博徒 二代目襲名(1969年製作の映画)

2.5

若山富三郎の代わりに出てくる成金がダダ滑りしてるし、長門裕之は何のために出てきたのか分からないし、何より陸蒸気が走る画が全然面白くない。
貴重な矢野一家総出の大立ち回り(いつもはお竜さんが旅先だから2
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新・忍びの者(1963年製作の映画)

3.0

流石に森は山本よりは上手い。
明智光秀と家臣が密談するシーンはグッとくる。

続・忍びの者(1963年製作の映画)

2.0

赤子を焼き殺すシーンだけ良い。
オチも続編を考えなければわりと好き。

忍びの者(1962年製作の映画)

2.0

伊藤雄之助が飛び回ってるのは面白い。
映画の面白さにリアリズムなんて毛ほども貢献しないのがよく分かる。

紅の翼(1958年製作の映画)

3.4

二谷英明の殺人から逃走までのオープニングがめちゃくちゃ格好いい。
スカした裕次郎とヒス女の中原早苗が不快すぎるのが難点。

残酷ドラゴン 血斗竜門の宿(1967年製作の映画)

4.0

画面のルックスがすっごい西部劇的。
奥行きを持たせる構図とか長回しに小気味好く人物を出入りさせて調子を良くしたり、アクション以外も大いに見所がある。
ものすごい省略が何度かあって面食らったけど、
これ
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眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)

3.6

完全に緑魔子の映画。
最終的に狂四郎と寝るまでいく圧巻のキチガイ女(劇中でマジで言われてて吹いた)ぶり。
川津祐介の近親姦ボンボンキチガイ兄貴とセットである意味シリーズ最強の敵になっている。
既に病状
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眠狂四郎 女地獄(1968年製作の映画)

4.0

これもかなり面白い!
ライバル役に伊藤雄之助と田村高廣(どっちも良いキャラしてる)という豪華さに負けてない画面作り。
道中出会った姉弟があっさり殺されてるシーンはショッキングだし、雪の中の情念渦巻く大
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雨のアムステルダム Two in the Amsterdam Rain(1975年製作の映画)

2.2

このレビューはネタバレを含みます

撮影がクソだけどショーケンが住んでる部屋をずっと細長く撮ってるのは面白い。
ラスト、ショーケンが撃ち殺されて丸くなったまま氷の上を滑っていくので吹いた。

太閤記(1958年製作の映画)

2.0

大曾根の映画って何見ても平凡。
秀吉産んだ時の山田五十鈴の顔は良い。

眠狂四郎無頼控 魔性の肌(1967年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い。
黒ミサと赤子の泣き声に狂四郎の出生をオーバーラップさせるオープニングからして最高。

マリア像を狙って襲ってくる邪教集団と戦う図式がまず面白いし、そこに「不義の子供」として狂四郎
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眠狂四郎 無頼剣(1966年製作の映画)

3.5

藤村志保が宿の二階から全裸で川で飛び込むとこがクール。
ライバルの天知茂が相変わらずいい面構えで痺れる。
放火後の屋根の上での大立ち回りも迫力ある。

狂四郎が「お前誰だよ!?」ってくらいの勢いで善人
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眠狂四郎 多情剣(1966年製作の映画)

4.4

4作目の不満点だった「菊姫がキャラ立ちすぎなのに序盤で消えてもったいない」を見事に解消してくれた。
アバンタイトルの菊姫の舞から「眠狂四郎を殺せ!」宣言が最高。

演出はかなり凝られてる。
壁や柵で形
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眠狂四郎 魔性剣(1965年製作の映画)

2.7

敵の描写も散漫、嵯峨美智子もマドンナたり得ず。
冒頭の女をあっさり捨てる狂四郎がちょっと良いけど、ラストの立ち回りでは雑魚の人海戦術に押されて普通に捕まってて興ざめする

眠狂四郎 炎情剣(1965年製作の映画)

4.2

殺陣に関しては二作目には及ばないものの、レイアウトが終始めちゃくちゃ格好良い。
呑みながら世の欲の深さを憂う、雷蔵の横顔の影のかかり具合なんて惚れ惚れする。
中村玉緒の悪女演技がイマイチ嵌っていないの
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眠狂四郎 殺法帖(1963年製作の映画)

2.3

特に見所がない…
焦点も定まってないし、後続と比べても明らかに地味で質の低い第1作

混血児リカ(1972年製作の映画)

3.6

東映ポルノじみた作風だが、貨物船に閉じ込められた女達が次々と顔を出すカットなんか中平康らしさがある。
全篇グロくて軽いタッチで、正直テキトーに作ってんなと思う(特に新藤兼人が酷い)が、それはそれで面白
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千姫と秀頼(1962年製作の映画)

4.1

高倉健演ずる浪人とのロマンスになったら最悪だな…と思ったけど、ちゃんと秀頼の遺志を思い出させる要員になってて安心した。

20分くらいしかいない秀頼への愛を軸にした構成が良い。
中村錦之助の切ない演技
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メカニック(2011年製作の映画)

3.7

全てを知った弟子の大笑いが最高。
そりゃ笑うしか無いよ、あんなん。

少林寺VS忍者(1979年製作の映画)

3.5

文化の違いというより嫁がキチガイなだけなんだけど、アクション映画としては存外によく出来てる。
回り込むカメラで緊迫感出す手法が小気味良い。
日本人武闘家7人衆はちゃんとプロ使ってる(八名信夫除く)よう
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七人の無頼漢(1956年製作の映画)

4.5

リー・マーヴィン激渋。
敵が発砲した次のカットでは敵が連れていた馬二頭を引くランドルフ・スコットになってたり、かなり圧縮されたスピーディーな流れが良い。
終盤の岩山での銃撃戦は動きが凝ってて燃える。

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.7

冒頭の誘拐シーンからして物凄いスリル。
強烈な140分間のサスペンス。、

トゥルー・クライム(1999年製作の映画)

3.6

主役は看守たちなんじゃないかってくらい良いキャラしてる。
緑のクレヨン探してくれるとこなんて泣けた。
反面イーストウッドがドン引きするようなダメ人間。
動物園の押し車とかリアルに最悪すぎる…。
でもそ
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センチメンタル・アドベンチャー(1982年製作の映画)

4.3

留置場の格子を壁ごと抜いたら囚人がわらわら走って出て来るシーンが良い。
妙なリズム感に吹いた。
偽強盗に行ったら話が通って無くてババアが逃げ回るとことか、コメディのキレが良い。
こういうバカな話も含め
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あした晴れるか(1960年製作の映画)

3.6

生足披露で報復する芦川いづみにやられた。
メガネっ娘に興味ないけど、この芦川いづみは別格の可愛さ。

悪名(1961年製作の映画)

3.3

賭場などの暗所での影の付け方が格好良い。
さすが宮川一夫。
中盤の勝新と田宮の喧嘩がかなりリアル。
締めの宙ぶらりんな感じは好きじゃない。