腐ってもロージーなのでそれなりの雰囲気はあるが、『唇にナイフ』を連想させる間抜けなアクション構築でガッカリ。
絶叫の正体が被害者のリチャード・バートンでなく加害者のアラン・ドロンであったのは面白い。取>>続きを読む
埠頭の巨大な扉の前で話す二人からカメラが離れていき朝になる一連のショットが逞しい。
ちゃちなトリックすらヒロインを振り向かせるためのアクセントに。優れたロマコメ。
ほとんどギャグなしのストレートな任侠もので、これが良く撮れている。
冒頭の浪曲からの喧嘩から出色だが、何より藤純子が良い。死体となってからも強く抱きしめられるズレにホロリとくる。
カシオスでこんなに引っ張るのびっくり。瞬とか紫龍を出せる脚本にしとけば続編もいけたんじゃなかろうか…。
史上最強の辰巳も見られるが、本筋とアクションシーンのバランスが悪いと思う。一輝(一輝ではない)と>>続きを読む
推理パートが死ぬほどどうでもいいしアクションも接写がキツく見づらい。お話にならない。
エッチでおバカでサイコーにハッピーなコメディ。ホッパーの監督作としてこれ以上ない遺作であろう!
原題の通り、逃げるエリカ・エレニアックをひたすら追い続ける健康的アクションがたまらない。交通事故で遊園地>>続きを読む
黒いエレベーター!での冬芽との別れのくだりが死ぬほどかっこいい。お互いの足の位置だけでなく、溢れてくる水で強調される二人の境界線が素晴らしい……。
85分とは思えぬ濃密な展開のラッシュには痺れつつも、>>続きを読む
「灰原が誘拐された」を起点に行動的なシナリオ運びに注力しているのが好ましい。水中戦の荒唐無稽具合も流石にバカバカしくなってきそうだが、津波を吹き飛ばすヒーローぶりはアクションの繋ぎも良くてちょっと惚れ>>続きを読む
ほぼ固定カメラだけど空間に奥行があって見ごたえある。無音だからこそ発砲の突飛さが出てくることもある。
まむしの兄弟の日常ものとしか思えぬ、話がどこに向かっているのか全くわからない無軌道なシナリオに呆気にとられる。天知茂出てくるの遅ぇー!
急に出てきた夫婦が駆け落ちだのなんだのでいい空気になってる裏で文>>続きを読む
ヴァン・ダムの蹴りの打点の高さは見事だがそれだけでアクションが面白くなるわけではない。
刑務所内の青みがかった照明は良い。
前半の遅刻回避のために乗り物を探し求めるパートが最も面白い。
名高い時計塔のアクションは登っていくくだりはややタルいが、針に捕まるも時計の盤面が外れる!というスリルの組み立てが上手いね。クライマックス>>続きを読む
ロイドがひたすら陽気に動物と戯れる(襲われる)のが痛快。
父親の伴奏に沿って踊り狂ってる娘がホントにアッパラパーな感じで笑える。
ごろつきコンビ、二人だけの絆と世界。
工藤明子に追い出された不満を海岸のど付き合いで発散する濃厚ブロマンス。
少し待てば増援が来ることが分かっているのに、それより前に殴り込みを決意する兄弟が熱い。「そ>>続きを読む
セイルズにしては落ちる。ファンタジーは不得手なのだろうか。
フルチンの弟をもっと超常的に撮るべきでは。
ホワイトソックスが八百長に加担するまでの苦境がほとんど書かれないのでぜんはんは心情的に乗りにくいが、野球シーンはことごとく良い。コンビネーションと言うべきか、選手たちのプレーの繋ぎの巧みさをきっちり画>>続きを読む
ありえないような一瞬の恋の落ち方に嬉しくなる。
ここも含めて行動力しかないアレック・ボールドウィンがぐんぐん進めていくことがたまらなく楽しい!指を折られてショック死するクリシュナ教徒、警察バッジを盗ん>>続きを読む
飛行機が不時着するくだりいらなすぎて笑う。
海賊たちの裁判の意味不明な雰囲気の作り方が上手い。全く会話にならない異常者と対峙するマイケル・ケインの呆け顔が見事。
中盤のカンフー使いの青年もマジで強くて>>続きを読む
蝦夷と戦う780年代の時代劇という珍しい設定にも惹かれるが、ベタッとした色彩と豪華なセットの調子が良い。
崖から救助されたときの故里やよいの異様な眼差しも素晴らしい…がこのテンションを維持しきれないの>>続きを読む
アーバックルでは一番面白いのではないか。断崖絶壁の壮大なショット…からの体当たりアクションが素晴らしい。
地中に埋もれたキートンを助けるためにツルハシ打ち込むのが殺意しか感じられなくてワロタ。
捕まっ>>続きを読む
『初聖体拝領』
ドレスの配達の遅れから家庭不和、大団円のハッピーエンドまで一気に駆け抜ける。
裁縫屋の娘に笑いかけたときの微妙な動きが素晴らしい。
力道山の芝居が全然悪くなくてビックリする。マキノのディレクションが良いのもあるだろうが、隣の班の上官に靴探しを手伝って貰ったときの会話なんて、気は優しくて力持ちな風情が良く出ている(力道山がそんな人間>>続きを読む
首吊り死体から書き割りのようなカラーの空…から死体がドサッと増えている!OPが好調。
エックスと蘭のアクション作画は流石に良いなーと思ってたら何故か海に落とされるくだりを後回しにする。
ケビン&デビットのタッグデビュー戦開幕前の流れるような移動撮影からしてショーン・ダーキンの腕は疑う余地もないが、こんなにも超克性の無いシナリオで良いのかと心底疑問に思う。
家父長制への批判を籠めながら>>続きを読む
エテックスの音の感覚の鈍さ。フーパーのように暴力性をまとうわけでもなくただやかましい、これみよがしな音量。扉の開閉音の厚かましさははっきり否定したい。
サイレント的運動は完璧に捉えられているのがまた>>続きを読む
デビュー作だけあって勢いは控えめで辛気臭い。浪花千栄子がもう少し上手く使えていればだいぶ違ったろう。藤純子もいまいち。
全く期待してなかったけど見たら結構よかった。
一番やりたかったのはティルダ・スウィントンによるレストランでの語りだろうし、実際大した熱演(切り返しも流石に悪くない)なのだが、vsサラ・ベイカーが近年稀>>続きを読む
SFも撮ってるバーヴァ。宇宙でもどぎつい照明は健在で、チープなセットにも艶が出る。
寡黙なバート・ランカスターが鳥と一対一で対峙を続けるので必然的に非言語的な運動に徹した映画になる。
この運動への注視とセルマ・リッターの息子への妄執を入れてくるために、地味な内容ながら2時間半近い大長>>続きを読む