前川篤史さんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

怒り(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

及第点。思ってたほどエグくないし、思ってた以上に絵作りに対するこだわりが感じられた。
ミステリーはもっと「一本取られ」たかったので残念。
どうでもいいが、森山未來の新境地を見た。役者として何と懐の深い
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

4.0

主人公の男の子の美貌に大分依存しているけど、それほどに彼は美しい。
めちゃくちゃ切ないと同時に現実のシビアさを突きつけられた気分になる。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

単純に曲が好き。歌詞が好き。
「悲しみと喜びは一緒なの」
ラスト20分熱い。バンド映画の王道って感じ。

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.2

冒険活劇だと思ってたけど、どのシーンも果てしなく美しい絵画。音楽もガンハマり。ていうか監督の音楽による表現力の幅が人間を凌駕している。そしてクライマックスはこれぞアメリカンニューシネマ。ラストのストッ>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.6

なんども言うが、IMAX最高!愛すべき馬鹿映画とはまさにこの映画のこと。迫力満点。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

非常にフェアな脚本。ヒューマンドラマだからと言って最後まで笑いから逃げなかった。しかもウィット効きまくり。これがウィットだよ。そして十八番の狂気。

ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

こういう、変に格好つけない、青島みたいな織田裕二が好き
吉田羊も演技じゃ無いみたいで上手い
でもあからさまに泣かせにきてるのが苦手。体質上御涙頂戴が苦手なので仕方はないけども。音楽の入り方も大げさだっ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.6

凶悪よりもエンターテイメント寄りに。江口洋介の役得感がエゲツない。白石監督は毎回話にしっかりオチをつけてくれるから好き。

アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

2.0

リメンバーミーもアナ雪も全く知識無しで観に行ったのでリメンバーミーってアナ雪の続編なんだな、と思った。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.5

こんな人おらんよ、勿論デニーロのことだけど。体変わりすぎ。
聖書のくだりが蛇足。ボクシングシーンの迫力は演出の勝利。

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.2

コンセプトは面白かった。
けど単調なアングルが何度も繰り返されて結構退屈だった。
技術が進化すればするほど、映画のビジュアル的には見栄えがしないものになるのか。例えば、「2001年」のhal9000は
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.6

アップライジングを先に観たので余計に面白く感じた。
デルトロのヲタク気質が存分に味わえた。
戦闘シーンも迫力十分。比べる対象がおかしい気もするが、シン・ゴジラより数段上。
しかしイェーガーのデザインだ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.5

ベタなことをギャグを交えてやる楽しさ。
深作欣二に捧げているようだが、井上雄彦にも捧げといてほしい。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ビジュアルは凄い。流石ピクサー。
しかしディズニーの絵柄と独特のミュージカル調のノリにアレルギーがあるというどうしょうもない理由で点数伸びず。これぞ日本でいう侘び寂びを一切排した米製エンターテイメント
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.5

みんな顔が同じで話を追うのに苦労しました。
時折痺れる。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7

いいね。いい感じに、吐き気がする。
それにいい終わり方。

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.2

美男子トムが次はどんな悪事を働くのか、ワクワクしながら観れた。最後の10分間非常に美しい。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

劇中の後、彼女は一生あの男に囚われた人生を歩むことになるかと思うと、それはそれは。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.7

腑に落ちるといえば嘘になるが、音楽と音響がめちゃくちゃ良い。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

4.5

2回目の観賞でやっと理解できました。
TVアニメ版と続けて見ることが必須。
オープニングで泣く映画は他に無い。
世界の構造そのものを巡る戦いを描くのがずば抜けて上手い虚淵玄。
愛する人のために本当に悪
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さよなら、さよならハリウッド(2002年製作の映画)

4.0

アレンのおっさん、面白すぎるやっぱり。
アメリカンユーモアのシャワーを浴びる様な映画。
気が滅入ってる人に見て欲しい。

パターソン(2016年製作の映画)

3.7

俺もアコギ始めよーっと!という感想を抱く人は多分希。

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.3

こういうのはピクサーでやったほうが良い気がした。
感情移入するポイントが分からなかったのもある。
半魚人と人間の恋。そこから半魚人がどんどん繁殖して行って、人間と半魚人の戦争、そして共存、みたいになっ
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

後に余韻とか何も残らないけど痛快だった。
まさかゾンビと人間の共存がテーマだったとは。仮面ライダー555といい、2003,4年は怪物と人間の共存というテーマがある種の流行だったのか。当時の作品をもっと
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.0

森山未來には歩道橋が似合う。
笹野高史には山家が似合う。
風景には蒼井優が似合う。
痛快。モノローグ演出が陳腐だと思いきや、言ってる内容が素晴らしかったので素晴らしかった。
ラストシーンも絶妙に決まっ
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四月物語(1998年製作の映画)

3.7

ラストのモノローグが必要かどうかちょっとわからないけど、四月のあの感じをここまで忠実に、というか、共感させる形で表現出来た作品を他に知らない。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

3.6

ハードtheボイルド
全体的に渇いた雰囲気と音楽が格好いい。
銃撃戦におけるご都合主義の定番「弾が当たらない」は健在だが、見逃す。
北野武は「その男」作る時これの影響を少なからず受けてるみたい。

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.5

期待は超えて来なかった。
上手いこと国内でディストピアを作り上げたなとは思う。

孤高の遠吠(2015年製作の映画)

3.6

田舎のヤンキー版アウトレイジ。
エネルギーがすごい。こんな感じなんだよなー。リアル。
キャストが本当の現地ヤンキーだと言うのだから素晴らしい。
地方の国道あるあるも凝縮されており、快か不快か判らない感
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

「夢のカリフォルニア」がかかり始めるタイミングが絶妙。金城武のパートをもう少し見たかった。終わり方が良い。

劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL(2002年製作の映画)

2.8

加藤夏希が可愛い以外に何も残らなかったかな...
井上敏樹って人はどうしてこんなに女の子に男言葉を使わせたがる?