バードメンさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年製作の映画)

3.8

我が魔王、ジオウのもう一つの最終回として描かれているで候。
令和ライダーであるゼロワンの登場や、ライダームービーでは同じみの歴史トリップに加えてゲストの幅広さに平成ライダーの盛り盛りでエンタメ的魅力が
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ノーマンズ・ランド(1987年製作の映画)

3.3

自動車窃盗犯が若きチャーリー・シーンな件について。
潜入操作を試みる新人刑事( D・B・スウィーニー)と主演を食い気味の窃盗犯とのヒリヒリハラハラも程々にラブとアクションを楽しめます。
若きブラット・
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ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス(2019年製作の映画)

3.6

キバ の音也とは似て非なるライダーのVシネクエスト作品。
こちらもニチアサでは見られないややシリアス気味な展開と猿渡一海/仮面ライダーグリスを演じる武田航平氏の振り幅の広さが光る一作。
平成1期2期を
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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER(2018年製作の映画)

4.0

我が魔王と天才物理学者を中心とした平成ライダーの大集合ムービーです。
他のムービーング作品と一線を画す位に演出や内容に力が入っているのと内容やアクション共に見応え十分。それはもう驚きの娯楽大作です。
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.3

役10年ぶりの第四作であり、どうしたんだ感を描いた第4作。
これまでに築いてきた色々な何かが消耗されてしまった感と予算も少ない感がアリアリアリでまるで誰かが勝手に作った続編感。
その中でもトニー・ジャ
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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

4.6

純文学小説の様な美しさと35円の幸せを描いてます。
「平凡で目立たない恋人」という設定の雄造(沼崎勲)と昌子(中北千枝子)の関係性や今に通じる革新的な撮影技法の連続とただの青春映画ではない魅力が盛り沢
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タイムマシン(2002年製作の映画)

3.4

恋人を救うためにタイムマシンを作った大学教授(ガイ・ピアース)の話です。
想像以上にSFファンタスティックスなのと、過去現在未来と行き来する時空ロマンに美麗なVFX、クラウス・バデルトの音楽も魅力的。
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96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.5

シリーズ最終作として、よりダイナミックにドラマチックにとは言い難いものの、3作を通して描かれてきた家族の一つの終着点を今作にて楽しめます。

ブライアン(リーアム・ニーソン)を追う側としてフォレスト・
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わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.5

女性の自我の解放を描き、戦後間もない日本と顧みて悔いのない生活とはを考えさせられる一作です。
情緒豊かな原節子氏の演技と服部正氏の劇伴の美しさも見所の一つ。

「せめて世の中入って
生きるという事はど
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續姿三四郎(1945年製作の映画)

3.5

曇りの三四郎を描いた第二作。
純粋な続編作品としての面白さと他流試合、終盤の死闘の緊張感は必見の価値有り。
終戦の際の際という制作上の背景もチラつく一作です。

「勝っても悲しい事はあるよ
勝ちたくな
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ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ(2019年製作の映画)

3.6

本編のその後のお話し。
ニチアサ内では扱いにくい部分の話をここで描いているのと、アマゾンズのメインキャストからビルドで2号ライダーになり、その主演作になった赤磯氏の振り幅の広さが光る一作。ちょっとイカ
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仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判(2018年製作の映画)

3.6

ホラー映画並みのグローバリズムな描写はドラマシリーズに比べると控え目気味ではあるものの、どこか心がスッとする一作です。
S1とS2の様な鬼気迫る様な演出は控え目ではあるものの、一つの終わりの形として必
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劇場版 仮面ライダービルド Be The One(2018年製作の映画)

3.4

本編45話と46話の間の出来事を描いてます。
設定が少々複雑気味のビルドの世界観にはサクッと観れて良いライダームービーではないでしょうかっ

客演もほぼ無く、大勢のエクストラ達が長めに登場するのも本作
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(2023年製作の映画)

3.8

重過ぎず、軽すぎずコメディ要素もしっかりとありながら歴史のIFを描いた超大作。
ストーリーもさることながら作中に存在する
曽呂利新左衛門(木村祐一)の存在への興味と衣装を含めた美術的な造形が美しいのも
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虎の尾を踏む男達(1945年製作の映画)

3.6

当時の黒沢明監督初の時代劇。
歌舞伎『勧進帳』をベースに道化師である強力を演じた榎本健一氏のコメディスターぶりが爆発してます。
これを魅せられては作品に釘付け。ニッコリ。

「我等一行は山伏が6人」

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.7

もうすぐ21世紀で有りながら連絡手段はハトのみの暗殺者、ゴースト・ドッグ(フォレスト・ウィテカー)を描いた話です。
ジム・ジャームッシュっぽいシニカルな要素とどこかちゃんとマフィアじゃない人たちとの対
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劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻(2018年製作の映画)

3.5

シーズン2の総集編。ドラマ版よりも綺麗気味に観れます。
仮面ライダービルドにもメインキャストで出演していた赤磯氏の幅の広さと(こっちの役の方がハマってる感ある)と小林靖子氏のシンプルながらに凄まじい脚
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劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒(2018年製作の映画)

3.5

仮面ライダーアマゾンの世界観を東京喰種のフィルターに通してグツグツドロドロに煮詰めた様な作品です。
本作はドラマ版シーズン1の再編集版の為、履修的に観ると丁度良い塩梅で楽しめます。

「この部屋は 僕
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仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー(2017年製作の映画)

3.8

仮面ライダービルドを中心としてエグゼイドにゴースト、フォーゼにオーズが出てます。
癒着した世界の切除シナリオは置いておいてそれぞれの世界観を踏襲しつつ高岩氏が忙しそうな今作でもオーズとフォーゼの存在感
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.9

思いがけぬニャンコパワーによって緊張とハラハラと癒しを与えてくれる作品です。

シリーズ最新作にして別視点におけるDAY1が描かれる本作は懐かしのホラー演出と主演陣の繊細な演技によって圧倒的な没入体験
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.8

仲良しコンビの続編としておおよその全てがパワーアップして帰ってきた一作です。
少々グロ気味で下品な事を除けば純粋にエンタメアクション大作として盛り場も多くて飽きずに楽しめます。
EDトークもY2Kみが
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.7

裸足で駆け抜けるアボット一家の続編を描いてます。
子供たちの成長の早さにまずニッコリするのと、安定の緊張感にジャンプスケアの応酬で家で観るより映画館で観たかった印象。
演出的にも凝っている反面、投げっ
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.1

あの頃の仲間たちは今〜20年経ちましたけれど元気ですか編〜
純粋に続編映画として臭すぎない順当な続編。
大きな時代のうねりと中年の危機とは真逆を行く彼等の今が見所です。

「帰るべき家も家庭もない
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96時間 リベンジ(2012年製作の映画)

3.5

前作に比べてやや見劣り気味ではあるものの分かりやすい続編設定のため、そこはかとない満足感が得られる一作です。
シリーズの中でも原題のtakenっぽい展開も見どころの一つ。takenっぽい展開て

「俺
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96時間(2008年製作の映画)

3.8

元CIA工作員の娘を誘拐した組織がどんな目に遭うのかが心配でならない話です。
シンプルで有りながらテンポ良く進む展開と娘を救うためならエッフェル塔すら壊すと豪語する父、ブライアン(リーアム・ニーソン)
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トリガー・ウォーニング(2024年製作の映画)

3.0

ジェシカ・アルバ主演、ささいな国内テロに立ち向かうサスペンスアクション大作。
ちょっとした軽口と濃すぎないキャラクター達で内容とは裏腹に調子良く観れます。
反面、調子良く観れ過ぎて数時間後には内容を忘
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処刑人II(2009年製作の映画)

3.6

前作のイカれコップが居なくなった影響をモロに感じる第二作です。
今作はスタイリッシュでありながらコメディやメタ要素が強めなのも有り、意見が分かれそうな作品でありながらも最新作としての面白と魅力的な登場
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処刑人(1999年製作の映画)

3.8

ある日、神の啓司を二人同時に聞いたので処刑人になった話です。
当時にして今に通じるどこかスタイリッシュな要素があり、主演二人の息の合ったアクションも印象的。
だがしかし、何よりもディ・モール・デフォー
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.3

5年振りにシャバに戻ってきた麻薬王を描いてます。
この役をアル・パチーノが演じている事でより一層リアルで深みのある印象。
劇中のBGMやカメラワークもさる事ながら男の哀愁が鼻腔をツンツンして良い意味で
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セルピコ(1973年製作の映画)

4.1

アルパチーノがゴッドファーザーの1と2の間に真っ白な警察官を演じた実話ベースの話です。

一見、地味で起伏もあまりないものの、ある種の本物のリアルでズルズルと作品に心が染み込んでいく感覚が癖になれたら
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一番美しく(1944年製作の映画)

3.4

働く女子挺身隊の少女たちを描いた作品です。
男性工員のハラ的な演出もなく優しくてたくましい日常は観賞後には心に柔らかな風を吹かせる可能性があります。
終盤の音楽も美しいのと後に黒沢監督の嫁となる矢口陽
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フォロウィング(1998年製作の映画)

4.0

デビュー作でありながら映像編集と音楽のセンスが抜群。
どこかヒッチコックの影響を感じさせる作風も見どころでありながら監督、脚本、製作、撮影、編集をこなすノーランってヤバイ。カナリYAVAI。

「でも
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仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディングPartIII 仮面ライダーゲンムVSレーザー(2018年製作の映画)

3.5

因縁深い二人の最終決戦を描いてます。
共通するテーマはもありつつこれまで張ってきた伏線の回収と印象的なカメラワーク。
三部作の最終作をじっくりと楽しめます。

「私こそが世界に革命を起こす最高神だ」

仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング PartII 仮面ライダーパラドクスwithポッピー(2018年製作の映画)

3.4

物語の核心に迫る三部作のニ作目、未知のウィルスであるバグスターとその心を描いてます。
…とは言うものの、檀黎斗神(岩永徹也)が檀黎斗神(岩永徹也)であり、粋な演出やアクションもあるものの全てが檀黎斗神
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仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング 仮面ライダーブレイブ&スナイプ(2018年製作の映画)

3.5

劇場版の2年後を描いてます。
共通点の多い二人を中心として登場人物の掘り下げと友情、ラブコメの割合が丁度良くて飽きずにスッと観れます。
Vシネ作品としてのちょっとした暗さもスパイスでありつつ天ヶ崎恋(
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.6

処女作にしてストレートなメッセージ性と作品としての間の演出、音楽がこの時点で既に芸術的。
志村喬氏の存在感が際立ってます。
音声バランスがちょい大変。

「先生 私お供します
お乗りください 」