紅茶さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

紅茶

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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.9

色んなカルチャーからキャラが出てきてワクワクしながら見れる作品。
近未来で実際に起こりそうでリアリティがあって良いしVR等の新しいゲーム機器への見方も変わる良い体験だった。

インターステラー(2014年製作の映画)

3.3

刺さる言葉の多い作品だった。
「愛は人間が発明したものじゃない」や「愛は力があって、意味があるもの」などの映画ではよくあるメッセージも含んでいたけれどこの作品にはそれらの言葉を使いこなせるだけの魅力が
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

4.0

「心の優しい少年」である主人公が工場見学のチケットを当てたのが爺ちゃんのヘソクリではなく拾った金というのがちょっと引っかかったけど工場内は夢が溢れていてとても面白かった。
ウンパルンパが全員同じ顔で笑
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羅生門(1950年製作の映画)

3.5

人の見栄やエゴの交錯を見せたいんだなと感じさせる作品。各々の都合の良いように脚色された供述が真相を知った瞬間に哀れで惨めなものに見えた。
イタコさん使って死人の意見を聞くのが中々にぶっ飛んでて面白い。

A.I.(2001年製作の映画)

4.0

デイヴィッド以外のロボットが「ロボットらしい」動きをしていたからこそデイヴィッドが普通の人間に見え、「彼はロボットなのにこちらも彼に情が湧いてしまう」という感覚を見ていた自分も感じてしまった。実際に未>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.5

この作品を見るまでは「なんでサメってそんなに怖がられてるんだろう?」という疑問があった。この作品を見てからは「人を殺すサメよりも自己中心的で馬鹿な味方のほうが怖い」という感想を持ち、疑問の解決にはなら>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.6

「少数派」の生き辛さが表現されていてとても心が痛くなった。自分はこれでいいと満足しているのに「人類」としての種の繁栄を重んじる人々に干渉されることの鬱陶しさがとても共感出来たがどうしようもないなとも思>>続きを読む

マッドゴッド(2021年製作の映画)

4.0

地獄への社会見学という言葉がピッタリな作品。グロテスクでスプラッターな世界をただただ下に降りていくという絶望しかない状況に目を離さずにはいられなかった。
小さい頃に見てたらトラウマ確定だし悪夢に出てき
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独裁者(1940年製作の映画)

3.9

チャップリン映画で1番好きな作品。最後の民主への演説が弱々しい声から徐々に力強い声に変わっていき民衆の心を揺さぶっていく様はまさにあのヒトラーそのものだった。そのシーンだけでも是非見て欲しい。

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.5

教科書にものっているチャップリンのお馴染みの作品。体を張った風刺的な笑いがどこかシュールだけれど面白い作品。
全自動機械がポンコツすぎた笑

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

トラブィスの稚拙で歪んだ正義感と汚れていてもなお取り繕う町の不快さが複雑に混ざり合うのがこの作品の魅力。ベトナム戦争の歴史を知った上で見るとより深くこの作品に入り込める。

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.3

政治的風刺を含んでいる面白いコメディ作品。実際にこれほど誠実な総理大臣がいてくれたらなと思うけれどその場合、沢山の石礫が必要になってしまうなーと感じた。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

小さい頃に考えた「自分の住んでいる所を中心とした鳥籠の中で私は生きているのでは?」という妄想を映画化した様な作品。
クリストフのイカれ具合がトゥルーマンの良さを引き立てていて好き。

ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.5

シャネルの過剰に着飾らない気高さと女性の社会進出に対してまだマイナスな意見が多かった時代に自分自身を信じて突き進んでいく姿がクールでとてもカッコよかった。
とてもタバコが似合う🚬

マスク(1994年製作の映画)

3.5

「ぐるぐるドッカーン!って感じ!」とオススメされて見たが色々な意味でその通りだった。海外のドタバタコメディアニメをそのまま実写化したような飽きさせない面白い作品。

イッヌ🐕が優秀すぎる...

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

自分の夢と他人との夢を共存させることの難しさとそれに伴う切なさを感じされる作品。それに反するように曲はBGMは明るいものが多く夢を追いかける時の様な楽しさが感じられるのもこの作品の魅力の一つ。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

4.0

主人公のジョンのタバコの吸い方がめちゃくちゃかっこいいのに全くタバコを吸う気になれない作品。
アメコミの様なキャラクターやアイテムが作品のシュールさを引立てていて面白い。

ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

言葉がほとんど通じない中で外国に1人ポツンと取り残されるというホラーとは違う種類の怖さを感じた。作品自体はコミカルで面白く、登場人物の多くがいい人でとても良かった。

主人公コミュ強すぎ...

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

色んな考察が出来て面白い作品だなと感じた。極限状態に晒され続けることで荒んでいく主人公と彼の人間性に影響を与える個性的な同室者達とのやり取りがとてもおもしろい。

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.3

タイトルが良い。BGMも好き。
10代の若々しくも痛々しい男女の恋愛と幼い頃の権威も力も何もないのに何でも出来るかのような全能感が表現されていて魅力的な雰囲気を持つ作品。

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

面白くてストレスなしで見れた。
不自由を持つ人への接し方として「気をつかうこと」が必ずしも正解ではないということを感じさせられた。
ドリスの人柄が個人的には好きで仲良くなれそうだなと勝手に思った。

8 Mile(2002年製作の映画)

4.5

ラストのラビット(エミネム)がカッコ良すぎる。逆境を跳ね返して上がっていく姿は勇気をもらえるし、自分と重ね合わせると自分が強くなった気がする。
王道ではあるけどだからこそこの作品は好き。

蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.5

常に溢れ出てくるアンダーグラウンドの雰囲気とピアスやタトゥーの様な痛みを伴ってまで自分を彩るものの魅せ方がこの作品の魅力。
歪んだ愛の切なさと依存することの美しさが綺麗に描かれていて良かった。

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.5

豪華絢爛な世界観と重なっていく歌声がとても素敵で魅力される作品だった。ファントムの過去や悲しみを見ていると彼があの様に歪んでしまったのも納得できて同情してしまった。

猿のオルゴールかわいい...🐒

レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

マチルダの思春期特有のおマセ感や自分勝手さとそれに振り回されるレオンがとても良かった。
レオンが大事にしていた観葉植物を巡ってのセリフの応酬が文学的で好きなポイント。

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

5.0

登場人物は3人、何もない荒野、山に囲まれた孤独な終末世界。これらの必要最低限しかない世界への情報が不必要な情報を削ぎ落とし完璧な世界観を構築している。物語自体もとてもシンプルなものだがこの作品において>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.3

この作品を評価する上で「人間失格」の実写化としてみるか「人間失格」が出来るまでの人間ドラマとしてみるかがかなり大きなカギになっているのではないかなと感じた。
おそらく、前者であれば「がっかりした」とい
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サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

衣装の凝り具合もよく、伝えようとしてるメッセージがおおかた何なのかもなんとなく伝わった。
でも、不必要なシーンがいくつかあるせいで完全に世界観に入りきれなかった気がする。

「この地球に飽きたなら宇宙
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.5

美しく舞い上がるポルーニンのバレエとポルーニンを支えてきた家族の献身ぶかさが魅力の作品。
全てを捧げてきた母親の「大変な闘いだったけど必要なら同じことをもう一度やるわ」の一言に強くて逞しい母親の愛を感
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左利きの女(1977年製作の映画)

3.0

全体的に大きな動きがあるわけではなく、内容自体は今の時代普通に起こり得ることなのだけれど不思議なカメラワークや独特のカット法がこれらの出来事を「異端な出来事」に錯覚させていて不思議な作品だった。

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デリカテッセン(1991年製作の映画)

5.0

「スチームパンク風のアパートで行われるブラック・ユーモアドタバタコメディ‼️」とかいう個性の塊のような作品でとても楽しかった。どのキャラも面白くて悪役すらも憎みきれない。
タイトル、ドイツ語で「美味し
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.0

コメディ要素が多く、何度もクスッとさせられたがある伏線を回収したタイミングでそれら全てが死を前に笑う人のような虚しさや哀しさに変わってしまった。
親子の愛が自らを滅ぼすとしても娘を守り抜き愛し続けた父
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地獄愛(2014年製作の映画)

3.9

軽率にヤンデレが好きだという人はこの作品を見たほうが良いと思うほど狂気的な作品だった。ヒステリックに喚き散らす人を本当に煩わしく気持ち悪いと感じたが過度のストレス下におかれた上でずっと冷静でいられるか>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

初夢を見ることが出来なかったため新年1発目はこれにした。
部分的に切り取れば「狂ってる」ように見えるが全体を通してみると筋や理屈は通っていてそれよりも悪夢特有の現実とのギャップからくる不快感が強く感じ
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