TonnyNekowasherさんの映画レビュー・感想・評価

TonnyNekowasher

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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

あたたかくて寂しくて泣ける映画だった。特に同じくらいの子供がいる人や子育て経験のある人達は涙腺ぶっ壊れだろうなー。
子役の子が上手すぎてどう演出しているのか謎過ぎたし、無垢さに泣かされた。
全体的に台
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.0

押井脚本だからめちゃくちゃ小難しいかと思ったけど、激シブで切ないストーリーがめちゃくちゃ良くてしっかりハマれた。
とにかくベースになる世界観がカッコいい。随所に監督のこだわりが光る演出も多く職人魂を感
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

4.0

前にこの元ネタをニュースで見てすごく興味深かったので、詳細を知れて良かった。
ただの主婦が少しの好奇心から大きな偉業を成し遂げるって夢がありますね!
偉業を成し遂げる過程で色々な壁にぶつかるのだが、リ
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私がやりました(2023年製作の映画)

3.7

ライトなブラックコメディ。
1930年代の雰囲気をおしゃれな感じにブレンドした小気味良い会話劇が楽しい。
ストーリーにあまり動きは少ないが、監督が言いたかったであろうフェミニズム的な要素もしっかり組み
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

主役のマリオン・バルボーさん、プロのバレリーナ兼女優さんだから踊りが上手いのは当たり前なんですけど、演技力がかなり高く物語にスッと入ることができた。
怪我をしたバレリーナの再起という結構ベタなストーリ
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

ファン・ジョンミンがカッコ良過ぎて主役食ってたな〜!
インファイナルアフェア味強めの韓国ノワールとなると、案の定バレるかバレないかギリギリの胃の痛くなりますな!
本線のストーリーはかなり荒々なところは
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北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.2

あまりにも最高過ぎるラブサスペンス!
スパイに間違えられた広告マンが真相を追い求め手に汗握る大冒険へ!
ストーリー的にはこれぞ元祖と言わんばかりのサスペンスあるあるてんこ盛り、かつスピーディな展開で全
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

3.8

オフビートのドタバタ劇。
シーモア・カッセル演じる怪しげな男ジョーに翻弄されるブシェミがなんだがカッコよくて新鮮。
とりとめのないストーリーなんだけど、ラストは最高に粋で悪くないね。

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.9

80分が一瞬で過ぎ去った。
ワンシチュエーションでほぼ事件が起きた時間と同じ時間で始まって終わるので、ものすごい緊張感と生々しさが凄かったし見終わったあとの疲労感がマックスでした。
こういう警察の暴挙
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.8

最高の彼女で最高の友達アンバー!
1990年代半ばのカトリック色が強く保守的なアイルランドでは今じゃ比にならないくらいに、同性愛のカムアウトは大変だったんだろうな〜
芯があって自分を持っているアンバー
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

すげー変な映画だったな。
だけど結構泣けた!
全く別の映画がくっついたみたいなチグハグなストーリー。
前半はかなりヒリヒリしてどこかで爆発しつつ加速するのかと思いきや、後半は普通のホンワカ家族ドラマに
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.6

前作『きさらぎ駅』が結構良かったので、今作も楽しみにしていました。
中盤まではかなりありがちなJホラーで退屈だったのですが、後半一気に色々あって、強めのギャグ要素も突然のガチバトルもなんかめちゃくちゃ
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.8

全男が憧れるムキムキのジェイクかっこいいぜ。
どれだけ身体を作り込むのか凄すぎる。
現代版西部劇。
ストーリーはめちゃくちゃ分かりやすく捻りもないが気楽に楽しめた。
敵キャラが魅力的で格闘やアクション
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最前線(1957年製作の映画)

3.8

朝鮮戦争で孤立してしまった部隊が味方がいるはずの高地を目指し進軍する話。
プラトーン的な戦争の緊張感の中でのじりじりとした感じもあり、斜面を突撃する様はプライベートライアン的な面白さもあった。
ストー
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

ただただ広い荒野を旅していく、極限状態で疑心暗鬼になりながらもゆっくりと進んでいく。
とくにこれといってヤマがない物語だけれどお互いの視線の強さが力強い物語を作っていく。
ミシェル・ウィリアムズはやっ
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炎628(1985年製作の映画)

3.6

ナチスドイツがロシアの628の村を焼き尽くしたという実話ベースの物語。
展開はかなり中弛みして遅いのですが、終盤は結構強烈です。
少年の表情の変化が戦争の恐ろしさを物語っていた。

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.2

全く期待してなかったのに思いの外面白かった。
倫理観が終わってる星に飛ばされた2人の男が地球に帰るために奮闘する物語。
のんびりとしたシュールなSFでかなりカルト感が強い作品ですが、意外とグッとくる展
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セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ(2000年製作の映画)

4.0

映画は戦争だ!
クレイジーな青年がハリウッド女優を誘拐し魂の映画を撮影する!
最初から最後までアクセルベタ踏みで一気に駆け抜けるハイスピードパワーシネマ!
細かいことは抜きにしてこれだけ振り切ってくれ
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.8

タバコ吸いまくりの気だるいグルーヴ感は真似したくなるね。
エリオット・グールドのカッコ良さに松田優作が痺れたのにも納得!
ラストも良し!

ドミノ(2023年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃインセプションパクっちゃってたけど、素直に面白かった!
途中までは敵が強過ぎてどうするんだよ?と思って見ていたら、突然のサプライズにビックリさせられましたねー
まあ、そもそもがなんでもあり
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M(1931年製作の映画)

4.0

幼い少女ばかりを狙った連続殺人鬼を警察とマフィア達が捕まえようとするのだが、両者が全く違ったアプローチで犯人を探すのが面白い。
90年前の映画だが、今見ても普通に面白かったし、カットの割り方も全然気に
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

密室劇の金字塔ここにあり!
うだるような暑さが伝わってくる部屋で12人の男達が熱い議論をするシチュエーションがとてもいい!こっちまで汗をかいてしまうくらいにのめり込まされた。
展開が二転三転していくの
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正欲(2023年製作の映画)

3.4

うーん、水フェチて。
この軸になるフェチ自体がなんかパッとしなさ過ぎてもうちょっと他なかったのかい?と思ってしまう。
結構フェチズムをテーマにした作品は好きな方なんだけどこれはかなり浅く感じてしまった
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.6

マイノリティが生きやすい世の中になればいいねーって事を伝えた過ぎて、2人が設定ありきのキャラクターなってしまっていたので、物語がちょっと強引に感じてしまったなー。

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

凄まじい話だ。
この事故の事はなんとなく知ってはいたのですが、全然調べていなかったし同じ題材を扱った映画「生きてこそ」を見ていなかったので初めてちゃんと知って衝撃を受けました。
この状態から人間はここ
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市子(2023年製作の映画)

3.8

プロポーズから始まる物語ですが、2回目に見る同じ場面の涙の意味なんかが結構くるものがありますよね。
市子という可哀想な女性の悲劇の半生が強さに変わり真逆に作用するミスリード的な構造も面白い。
日陰の人
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

複雑で単純な物語。
前半のヒリヒリした展開からどう物語が動いていくのか全く分からないまま、右へ左へと振られて完全にやられたな〜
タイトルからしてミスリードにもなるし、本質的な意味も込められていて素晴ら
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.8

ただのジジイだとナメてたらヤバいジジイだったやつ!!
何より犬が死なないのは高得点!
このナメてたらシリーズはなんでも面白いですよね。
ストーリーもシンプルですし、バトルも堅実に相手を殺していく感じか
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悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.5

充実した暴力とゴア描写はなかなか良かったのだが、終盤の展開はあまり好きではなかったな〜。
ズドンと突き抜ける気持ち良さが欲しかった。
流石に主人公も警察も間抜け過ぎじゃない?舐めプの末にこのうっかり展
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.2

ギャグとシリアスのバランスがいいアイロニカルな物語なんだけど、ちゃんとヒューマンドラマとしての家族の繋がりとか温かさが効いてるから思ったり胸に染みたな〜
ラストのメタ展開もバカバカしくて好き。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.7

すごいリラックスして眠くなるけど面白かった。
環境が変わって昔のように楽しめないかもしれないけど、大切な友達なのは変わらないよな〜

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.8

ノークライム、ノーラブの不思議な逃避行。
終始スローな展開だがなんだがダレないし、心地よい雰囲気でした。
この空気感がちょっとクセになるのでライカート監督作品色々追ってみます!

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.8

巡礼中に亡くなった息子の遺灰を持って続きの巡礼をする話なのだが、そこまで悲しいテイストじゃなくてよかった。
800キロを歩く旅と聞いてめちゃくちゃきつそうじゃないかと思ったけど、友達もできたしグルメや
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

ちょっとだけ予定と違っちゃったけど結果最高の旅!
ゴリゴリの90年代アメリカンニューシネマの雰囲気って本当にいいですね〜
男に傷つけられ抑圧された2人が、日常を飛び出して本来の自由を取り戻していく旅は
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

見ている途中でなんかこの話知ってるぞ?と既視感を感じていたら、スペインの映画「インビジブル・ゲスト」のリメイクだったんですね。
本家とは違ったところもちょいちょいあってそれなりに楽しめました。
スペイ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

全編まとわりつくような不穏で不快過ぎる空気感に包まれたこの世界観はなかなかのもの。
漫画の童夢を参考にしたみたいだけれど、確かにって感じで、子供ながらの無垢な残酷さがよく描かれていてゾッとしましたね。
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