田丸はるかさんの映画レビュー・感想・評価

田丸はるか

田丸はるか

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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.8

大学を卒業し、実家に戻ってきた無職のタマ子が、父親と二人暮らしをする話。

だらりと毎日を過ごすだけのタマ子の生き様に、どこか筋が通っているようにみえるのは、やはり神7だったあっちゃんの存在感からなの
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.9

「いい教師」のサイコパス教師と彼を慕う生徒たちの、文化祭前夜の悲劇。
善教師ハスミンの、正義感溢れる言動の裏に潜む身勝手さが、段々と表立ち、いつの間にかラストスパートの殺戮シーンになっていった印象。
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渇き。(2013年製作の映画)

3.5

手段を選ばない元刑事の主人公が、失踪した娘を捜す物語。
「自分の子どもが何を考えているのかわからない」とは言っても、ここまで悲惨だとは思わないから、何もしないのが親の現状ですよね。
娘・加奈子の実態よ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.4

熱帯魚店を営む主人公は、冷え切った家庭の中で生活していたが、やり手の同業者・村田との出会いで日常がさらに破滅していく。

村田の一言一句には、強い吸引力が宿っていて、一度目をつけられたら決して逃げられ
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凶悪(2013年製作の映画)

3.6

出版社に届いた一通の手紙から解き明かされていく、凶悪事件の真実。

真相を突きとめるため、家庭を犠牲にしてまで死刑囚に取材を続けた主人公は、最終的に見た「凶悪」の正体に何を感じたのか。
取材に終わりは
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

聖夜に赤ん坊を拾った三人のホームレスが、さまざまな「奇跡」を体験していく温かなストーリー。
少し強引に思える展開と思いきや、ちゃんと伏線になっていたり、きちんとオチがあるのでわざとらしさがない。
三人
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.9

クリスマスプレゼントの不思議な生物・モグワイが巻き起こす、大騒動パニック映画。
ギズモは可愛いくて優しいのに、分身のグレムリンは見事に憎たらしかったです。
ラスト直前のリュックサックから顔だけギズモは
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

3.9

十九歳・新聞配達の予備校生の、日々の焦燥感を綴った物語。
十九歳ならではの行き場のない心を、地図上の家にぶつけていく主人公に、言い知れぬ寂しさを感じました。
カサブタだらけのマリア様がとてもリアル。

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009年製作の映画)

3.3

ケンヂと’ともだち’の戦いの最終章。
最後までロックな映画でしたが、伏線も回収されていて、最後だからといってペースダウンということもなく、爆発していた印象でした。
ラストシーンは必見です。

20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008年製作の映画)

3.3

「ともだち」がヒーローとして君臨している世界と、行方不明になった主人公ケンヂの姪・カンナが「よげんの書」の真実を追っていくストーリー。
「キャラクターそのものだ」と浦沢先生からお墨付きをもらった、カン
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20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年製作の映画)

3.5

地球滅亡をもくろむ「ともだち」に、主人公ケンヂとかつての仲間たちが立ち向かっていくアドベンチャー映画。
秘密基地で遊んでいた子どもたちが大人になって敵に挑むシーン&T・レックスの主題歌は胸アツです。
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.5

悪い魔女たちを子どもたちが果敢にやっつける物語!
全体的におとぎ話色が強く、シナリオもシンプル。
ラストの意外さが、従来のファンタジーとは少し違っていてよかったです。
驚異的な能力を持つのに、どこか人
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

夢探偵パプリカが夢の中で事件を解決していくSF映画。
不気味な描写もあるのですが、パプリカの明るさと軽快なテーマ曲によって、全体的に陽気な印象を受けました。
でたらめだけど理想溢れる夢の世界。題材がと
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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998年製作の映画)

3.7

アイドルから女優へ転身した主人公が、かつての「ファン」に追い詰められていくサイコホラーストーリー。
ステップアップの為、捨て身でまい進する主人公の姿に感情移入してしまいました。
声優さんの繊細な演技が
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.1

死んでしまったチワワちゃんと過ごした日々を振り返るストーリー。
カラッとしてるけど時に情熱的なキャラクターたち、流行と哲学が混沌したオシャレな世界がきらきらと表現されていて、めまぐるしかったです。
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.7

若者の憧れであるトップスターりりこの、一蓮托生・地獄行きの破滅ストーリー。
岡崎京子先生の作品は大好きなのでこの原作も読んでいました。
りりこのはちゃめちゃな人生を描く上で、蜷川ワールドの派手な世界観
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.0

二人のギャングを筆頭に、さまざまな人間模様が交錯していくパズルのようなストーリー。
タランティーノ節にあっけにとられて、何だか置いてきぼりにされた気分になってしまうパワフルな作品でした。
インパクトの
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.7

60年代ポップス全開の明るいミュージカル映画と思いきや、人種差別などに着目したとても深い作品でした。
母娘はもちろん、お父さんのキャラクターがナイスです。

グリース(1978年製作の映画)

3.2

アメリカンハイスクールの青春ミュージカル!
ジャンルは恋愛ドラマだけど、随所の格好いいサウンドとメロディで、何も考えず元気いっぱいな気持ちにさせられました♪
当時の若者の神作ですね!

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

前半がスイスイ進んでいった分、後半はものすごく重たかったです。
富裕層と下流層の決定的な違いの事実を知り、なんとも言えない気持ちにさせられたので、あまり観返したくはない映画の一つとなりました。
それで
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.0

一人になったハーレイ・クインの覚醒と自立のアクションストーリー!
「ジョーカー」を観たあとの気持ちを晴らしたくて観賞。
軽快で残酷だけど、キュートで無敵。応援したくなるヒロインの要素が見事に詰まってい
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ジョーカーはなぜジョーカーとなったのか、彼の人生をみる物語。
追い続ける夢、病弱な母、隣人への恋心、自身の持病など、軽快なジョーカーとは思えないほどの重苦しいエビソードの数々でしたが、その分終盤のカタ
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

3.8

片田舎の家族の家に「面白い」女優の姉が帰ってくるブラックコメディ映画。
こんな姉がいたら最悪だけれど、澄伽の身勝手な振る舞いや悲壮な叫びに僅かな共感部分もあったりします。
たまに浸りたくなる絶妙な雰囲
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

2.8

今日中にトパーズが絶対欲しい女子高生のぐるぐる奮闘記。
この時代の援助交際は「売る側」の女子高生でだけではなく、「買う側」の中年男性のステータス認識方法の一つでもあったのだなと映画を観て感じました。
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氷の微笑(1992年製作の映画)

2.8

美しきミステリ作家と、彼女を殺人事件の犯人と疑いながらも、その魅力に溺れていく刑事のラブサスペンス。
シャロン・ストーン演じる、緩やかな笑みで人の心を魅了するキャサリンはまさにサイコ的。アイスピックが
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

浅草フランス座での青春、北野武の「笑い」のルーツ。
移りゆく時代の波に乗る者と溺れる者。
芸人にとって「笑い」とは一生手放すことができない宝物なのだと感じました。
劇中の師匠の言葉は、ずっと胸に刻んで
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.0

バイオレンスな刑事が主人公。
この映画を観たあと、北野作品のシナリオはほぼ4コマ漫画で構成されている、ということをどこかで知り、なるほど確かに!と納得してしまいました。
ストーリーはわかりやすく、主人
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スクリーム3(2000年製作の映画)

2.3

殺人鬼大暴れ映画の第三弾。
1と物語のカラーが変わってしまった気もしますが、最初から3ありきのものであるのならば、ただのスラッシャー映画ではなかったんだなという感想です。
来年新作が出るとのことで楽し
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スクリーム2(1997年製作の映画)

2.6

ゴーストフェイス再び、スクリーム第二弾。
今回のラストは1ほどのインパクトはなかったのですが、殺人鬼の登場シーンには毎回どきっとしてしまいます。
ワンシチュエーション漫画のように、登場パターンを数多に
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スクリーム(1996年製作の映画)

2.8

ゴーストフェイスの殺人鬼が織りなす、ポストモダン・スラッシャー映画!
神出鬼没で一度狙われたら逃げられない殺人鬼に終始ハラハラさせられた分、主人公たちのラストの反撃シーンには少し溜飲が下がりました。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

FBI訓練生クラリスが囚人・レクター博士の協力を得ながら、連続猟奇殺人事件を解明するサイコサスペンス。
レクター博士の、落ち着いた物腰と巧みな話術の裏にモンスター的な一面が隠れていると思うと、「いつ本
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.3

考古学者・インディが、失われた秘宝・アークの争奪戦へと挑む冒険アドベンチャー!
歴史ある宝は冒険家にとって非常に魅力的なものだけれど、それを手にするには宝に刻まれたカルマも背負う覚悟が必要だと、ラスト
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.0

とある悩みを抱えた椅子職人の主人公と、家具屋で働くヒロインの物語。
登場人物がかなりシビアな状態に置かれているのに、まるで木のようなぬくもりを感じる恋愛映画でした。
ヒロインを見る主人公の瞳が、その都
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

警官と暴走族のダイナミックな死闘劇。近未来が舞台。
マックスはクールで敏腕だけど、家族想いで、繊細な部分もあり、まさに王道の主人公。そんな人間が復讐を誓うのは、やはり愛する者の為なのだなとこの作品を通
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

お馴染みのテーマ曲とNY大騒動のゴースト退治。
科学者の主人公が淡々とした性格で、どんな危機にさらされていても謎の安心感を持てました。
当時のCG技術もマッチしていると思います。クライマックスは痛快!

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

精神病院の少女たちの、ある意味青春の日々。
セシルカットの主人公も魅力的ですが、アンジー演じるリサの一挙一動に目が離せませんでした。
人並みですが終盤の二人のシーンが好きです。