とさんの映画レビュー・感想・評価

と

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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.6

夏/秋に続いて視聴。
冬の寒さの中で食べる温かい食事の美味しさが伝わってきて良かった。
凍み大根、クリスマスケーキが美味しそうだった。

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.7

生活と食事。その工程が丁寧に描写されていて良かった。
静かな暮らしの中で切る音、煮る音、食べる音などいろいろな音が鳴っているのを楽しめた。
必要以上に人物の詳細が語られず集落での暮らしを観ることに没入
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1話
芽衣子の恋愛における好奇心、破壊衝動、支配欲の入り混じった絶妙な言動が良かった。
お互いの想像上の相手と現実の相手との擦り合わせをするような対話の緊張感も良かった。

2話
大学教授である瀬川と
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PASSION(2008年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

先生と生徒。友人同士。外側からの暴力と内側からの暴力の話。本音を言い合うゲーム。
日常の社会では存在し難い精神のぶつかり合い。

他者との心の距離を異常に近づけることで自分自身の本質を理解しようとする
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ヒューマン・ポジション(2022年製作の映画)

3.8

定点からの長めのカットが多く、丁寧な映像を楽しむことができた。
街並み、猫、綺麗な椅子、etc...それらの生活を観るだけでも心が和む。

穏やかな生活の中で漠然とした不安と焦燥感が垣間見える描写が良
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ミッシング(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

集まらない情報、醜悪なメディア、誹謗中傷、デマ。やり過ぎなくらい沙織里の心が壊れていく描写が多く、石原さとみの演技も相まってかなり痛々しかった。

物語の着地点がどこになるのか気にしながら観ていたが、
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

友人との会話、脱毛サロンでの施術、献身的な恋人との生活、画面から見るナミビアの風景。様々な形態の渇きが描写されていた。
それとは対照的にカナが歩いていたり走ったりするシーンや喧嘩をしている時は躍動感が
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WALK UP(2022年製作の映画)

3.5

長い会話のシーンの空気感、ちょっとした気まずさ、言葉の摩擦、切り取り方が良かった。
時間の経過と対話する女性によってビョンスの様々な人間性が垣間見える。
ヘオクがジョンスに語ったように外でのビョンスも
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.7

子ども達それぞれに環境があり、それぞれの感性がある中で、未熟ながらもお互いを支え合っているのが健気で愛おしいと思った。
大人になっていくことを漠然と意識しつつも、後先考えずに今を楽しめる仲間との友情が
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めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

3.3

地中、本心、現実と想像、日常と非日常、救済。
それぞれのシーンでテーマになっていることはなんとなく感じることができたがそれでも内容やそれぞれの示すものを理解するのは難しかった。
原作となった短編を読ん
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マミー(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

真相を追っていくドキュメンタリー映画を想像していたが、出てくる人物が監督も含め強烈で、真相よりも”人となり”を楽しんで観ていた。
人の善意に訴えかけるように妻の無罪を主張する活動をしているのに、保険金
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.6

1988年のアニメであのサイバーパンクの世界観を想像できるのが単純にすごい。

概念的な表現が多く、受け取り手の思考を信頼した余白が多い映画だと思った。

近未来的な摩天楼が好きなので映像として観てい
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.5

登場人物それぞれに真実があり一線があったが、お互いに関わることでそれが曖昧になっていくようだった。

ジョーの精神的な幼さを感じさせる演技が良かった。

男女残酷物語/サソリ決戦(1969年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

映像の美的センスというか衝撃がすごかった。ちょっとしたエロの比喩的な表現が面白い。
社会的地位の高いセイヤーと当初、一般的な女性であったメアリーの立場の入れ替わりが面白い。
展開と映像ははぶっ飛んでい
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んだ上で観に行ったけど観れてよかったと素直に思えた。

京本が自分の作品を楽しんでくれる、それが藤野にとって核であり原動力であり救いになっているのが熱く綺麗だと思った。

自分にとって価値のあ
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卒業(1967年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

なんというかすごい映画だった。
全員いろいろ身勝手すぎる。
最後の怒涛の展開に笑ってしまった。
でかい十字架で暴れるの好き。
最後の二人の満足気な表情からなんとも言えない表情に変わるところも良かった。

美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

作中流れる音楽にガルーの情動が現れているようだった。
最後のダンスは感情の爆発のようで美しかった。

要所で表現されるガルーの体に染みついた几帳面さが良かった。アイロンの掛け方、ベッドの整え方、髪のセ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人にとっての救いとは何か、救われるためには何が必要なのか考えさせられた。
チャーリーの演技がとてもいい。

もちろん救ってくれる存在がいることも大事だが、救われる側の気持ちも重要であると思った。

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カプリコン・1(1977年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

展開に終始緊張感があって良かった。
最終的に主人公はどうなったのか、アメリカ国内での報道はどうなったのか、捕まった二人はどうなったのかが気になる。
農薬散布じいさんがめちゃくちゃ有能だった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カラムとダンスを踊ることを躊躇った子どものソフィ。
フラッシュバックの中でもう一度カラムと踊るソフィ。
このシーンで胸がいっぱいになった。

子どもながらにぼんやりと分かること。
子どもの頃は理解して
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.5

戦闘シーンで過激な暴力と音楽が混ざり合っていて良かった。

それぞれ人物の掘り下げは少ない分、予想しづらく緊張感もあって良かった。

最後の終わり方も好きだった。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.7

マッドマックスシリーズ初視聴。
シリーズを観てなくても楽しめた。
アクションシーンの発想、カメラワークがとてもワクワクする。
空間や奥行きを感じる構図がとても良かった。
ウォーボーイズの民族的な信仰心
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関心領域(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

様々な形の無関心とそれがもたらす人間の言動の機微が日常生活に散りばめられていて不気味だった。

特に妻の言動が印象的だった。出て行った母の置き手紙すら見なかったかのように燃やしてしまう徹底ぶりには豊か
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

植物を愛でる繊細で神経質なレオンが愛おしい。
聡明さとあどけなさが共存するマチルダの演技もとても良かった。

ストーリーは分かりやすく複雑ではないのに役者の演技とカットの良さが映画を引き立てている気が
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

長い映画だったがどんどん世界観に引き込まれてストレスなく見ることができた。

フランクの身内への人情と仕事を遂行する時の冷酷さの二面性がよく現れていたと思う。
ジミーを殺す前の車でのシーン、自分の心に
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

科学と政治と戦争の関係性、距離感の表現が上手かった。
理論や法則に対する科学者の熱意と非科学的である恋愛や倫理観に対する感情の揺れ動きの絡み合いが良かった。

瞬間的な映像と音の緩急がすごい。
特に爆
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ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日本とは少し違ったドイツの教育方法が興味深かった。映画の中だからかもしれないが生徒の返答に聡明さを感じた。

ノヴァク先生の予想とは違う方向に事態が悪化していき、生徒や親、教師から敵視されていく様にゾ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

自分だったら宇宙服だけで船外に出て作業したら頭がおかしくなると思った。
地球が真下にあるの怖い。

思ったよりBGM多めだったから宇宙の静けさ、恐怖を表すならBGMなしでも良かった気がする。

想像の
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

人間関係や過去が単純ではなく、些細な言動にそれぞれの登場人物の特徴が出ていて良かった。パトリックが好き。

車の荷台で後方を見ていたチャーリーが前を向いてトンネルを抜けると綺麗な景色が広がっている。こ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴィーの滲みでる育ちの良さがかわいい。
自分の今までの人生での倫理観とレイ達への憧れ、その摩擦による自傷行為。
そのバランスが絶妙でリアルだった。

憧れの友人、そのグループ、スケボー。
それ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

肌寒く静かな自然の風景がとても綺麗に描写されていた。
住民説明会のシーンは会社側で参加したことがある自分としてはとても心が痛くなった。

明らかに悪のように映された企業側の二人だったが、車での会話を通
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

瞑想の文化、食事の仕方、生物、植物など映像の大半が自分の想像の外側のものであり、好奇心をそそられた。
知性のある生物が知性のある生物を飼うことの異常性と狂気を感じた。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.7

原作が好きだったので映画館で鑑賞。
最初の宇宙船の映像は迫力があって良かった。
原作と比べて日常と非日常の緩急が弱い気がしたのと、原作未読だと世界観に入るのに時間がかかりそう。
展開の順序を変えること
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ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

映像の躍動感がすごい。映画館で観て良かった。
黒尾と月島の掛け合いが最高。
月島の笑顔が眩しすぎて月。
このストーリーは漫画で読んだ時から烏野が敵高校で音駒が主人公チームだと解釈していて、音駒からみる
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.7

様々な人からフリオの話を聞いていくことでフリオの人物像が明らかになっていくのが良かった。

姿を消してしまったとしても、映像や記憶の中からフリオが消えることはなく、それはいつまでも不変の価値があるよう
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デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

3.6

デジモンは熱心に観ていた訳ではないが、何故かこの映画だけ実家にVHSがあったので幼い頃、何度も観ていた。
全体的に静かにストーリーが進んでいく中で途中で流れ始めるボレロが際立っている。

得体の知れな
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