マーシャラ・アリ演じるドン・シャーリーは一貫して表情は穏やかで、常に動きが糸を引くように丸みがある。そんな中だからこそ時折顔を見せる熱い感情が印象に残る。
シリーズ中で最も魅力を感じなかった。この世界観をリスペクトというのは余りにも政治的なシステムの構築過程に対して無知なのではないか?
夢で何かを象徴的に描く瞬間などにはなるほどと思うところはある。しかし、根本的に何を描きたいのかが今ひとつ分からなかった。自分の理解力不足なのかもしれないが残念に思えた。
怒りは正常な判断を失わせる時がある。しかしある時は怒りは行動力の源ともなる。1つの悲しみを根源とした怒りに端を発して、登場人物達の人生が思わぬ方向に変わって行く。キチンとエンターテイメントとして成立さ>>続きを読む
高校生の頃だったら「ケッ!」っと言っていたかもしれない。ちょっと感動する自分に歳をとってきたのかもしれないと感じた。主人公の不器用さと懸命な姿が印象的な作品。
主人公と関わる人々それぞれの愛を描く。とても静かで、物事は性急に進まない。同性愛がテーマだと、誰かから聞いたが、そんな先入観は要らない。
Radio ga gaにあんなに勇気づけられるとは…
以前ライブで見た時にも思ったが、ズルいぐらいに素晴らしい曲で溢れたバンドだという事を再認識した。そして、脚色はあるにしろバックボーンを与える事で、>>続きを読む
映画にはダレバが必要だと誰かが言ったが、それを体現している。さらに次への示唆を示しているという素晴らしさ。
鳥の造形だったり多くが許せない。リスペクトを言い訳にしているとしか思えない。
スターウォーズは本筋よりスピンオフの方が面白いのではないかという疑惑
バカだからわからないと言う枕詞のもと、哲学的な事を言い続けるプーさんには狂気じみたものを感じる。
何十年もの喪失感を想像したとき、このストーリーには恐怖を覚える。
取調べのシーンはいずれも緊迫感があり見応えがある。しかし、主人公2人の正義を描く上で、様々な要素からキムタク側には感情移入しづらい。それがこの物語に深みを出せなくしている。
主人公の目線で世界がどう見えるのか?出来事と共にどう変わっていくのかを意識して映像が作られている。五感の中から少しずつ、でも必死に愛を見つけて行く主人公が印象的。
世界は過酷だ。日本で生まれた幸せを感じる。良い映画だが、物凄い何かが有ると思って見ると拍子抜けかも知れない。
こう言ってはいけないのかも知れないが、ストーリーはありきたり。
しかし、ドリームガールがデビューするシーンの星空の中にいるような電飾や、鏡を使ったカットはカラダの内側が震える程に美しい。
死という陰が生を浮かび上がらせ、愛を輝かせる。星々の輝きと生死や時間の不思議な関係性をロマンチックに描く。困り顔のヒロインが絵画的で美しい。
物語一つ一つにちょっとしたユーモアや裏切りがある。たしかにハズレもあるかもしれないけど、登場人物やニューヨークの街は魅力的。最後の老夫婦が素敵。
愛と執着は同義語なのだろうか?偏執で、異様なのだが、どこか同情できる部分もあり、物悲しくもある。
欲望を素直に映像化しているが、エロく感じさせないのはすごい。
複雑怪奇なシナリオ。ラストの方でCIAの偉い人も 意味がわからない みたいな事を言っていたが、本当に意味がわからない。でも多分それでよく、それを楽しむ映画。
ちょっとイタイ女の子が話が進むにつれてキュートな女性に見えてくる。キャスティングの夢の無い感じが最高。
高度な文明は時に物事の間に血の通った人間や命が介在している事を忘れさせる。しかし、それがわかった時にはじめて、優しさや愛おしさ、人としての温かさが生まれるのだと思った。
クレイジーさの源にはどこか愛が隠れていて、一つ一つにハッとする。それが"普通"に素晴らしい、スタンダードなアメリカのコメディー映画。
どこの先進国もそうなのだろうが、弱っていく田舎の町。そして、そこに対する愛しさや憎しみが入り混じった複雑な感情。様々な事は思ったより簡単じゃない。でも、いつかは自分は何を大切にするか、決めなくてはなら>>続きを読む
映画、ハリウッドへの愛。それと同じぐらいの皮肉も感じる作品。名優は下手な演技もうまい。
リアルトの閉店とか、ライブを聞くミアの顔に当たる照明が赤からさっと青に変わる瞬間とか。予感というか予兆というか、様々な瞬間に顔を出す感情の捉え方が印象的。
ヒロインを早く出さなくてはならないのはわかる。しかし、それが主人公の孤独に対する辛さの印象を薄め、同情し辛くしている。
思春期に訪れる冒険と騒乱。そして、「大人になる事」が常に「旅立ち」を意味するわけではなく、自分の居場所を知る事だと知る。
「言い訳」はある時は救いとなるが、またある時にはズルズルと逃げの理由と化す。言い訳を一つ一つ無くした時、そのためにどれだけの時間を無駄にしてきたのかに気付く。