悪意のあるシステムは存在しない。悪意はそのシステムの使用者にこそ存在する。
用語が難解でシチズンフォーと合わせて視聴する事で真価を発揮する。
内容は素晴らしい。ただ、最後の物語をしめにかかるやり方が、>>続きを読む
これがドキュメンタリーだという事のすごさ。そしてこの事件の重大さ。
最後に「私、この一年何も学びませんでした」という生徒を見て、ショックを受けた。このシーンだけでも一見の価値があると思う。
子供が思う素朴な疑問に対して自分たちは"そういうものだ"と答えてないだろうか。子供を通して大人とは何か、考えさせられた。
同時に「パリ20区、私たちのクラス」を見るといいと思う。
日本でセブンを撮るとこうなるのかなという感じ。一貫して訴えたい事は感じられず、"こうしたらみんな気味悪がるだろう"といった、打算的な感じが透けて見えて不快。
食卓でその時に主人公が置かれている状況を表現している、素晴らしい作品。演出とはこういう事を言うんだと思う。
基本的に主題は隠して感じさせるものだと思う。そうでない作品は大体痛々しいものになっている。でも、この作品では主題を声高らかに宣言している。何て清々しいのだろう!
このレビューはネタバレを含みます
虐待を受けている子供を拉致して、国の為に尽くすように教育している話。この設定の凄さと善悪を判断する難しさに震えた。この設定が求める倫理的判断の恐ろしさを感じない鈍感な人間になりたくない。
SFとは単に未来を描くのではなく、作者のメッセージを強調するために世界を構築する事だと思う。そうすると果たしてあらゆる面でこれより優れたSF映画が存在するのだろうか。少なくとも僕は見た事がない。
アルパチーノはカッコいい。そして僕はこの映画でヴォネガットに出会った。感謝してます。
ロンドンのメインストリートでハローと言っても誰も返事をしない。その映像だけでも見る価値がある。
僕はこれを見るまでベンアフレックをアホなにいちゃん程度に考えていた。そんな自分を心より恥じる!映画愛に溢れる作品。
カントナないしイングランドのフットボールカルチャーに多少の理解がないと全く楽しめないだろう映画。個人的には素晴らしいと思う。
美しい。しかし、お金がかかってる美しさの印象しかない。よくこの内容で映画化したものだ。権威的な押し売りにしか思えない。
これぞコーエン兄弟。箱の中身は何なのだろう。もし自分が考える物が入っていたら…
東ドイツでは壁を越えると射殺される。アメリカでは子供が壁を越えて走り回る。言葉でなはなく、映画で伝える。やはりスピルバーグの才能は疑いようがない。
タイトルが全てを物語っている。理解出来ない存在がいる世界、それを受け入れる必要のある理不尽さ。これは不条理な現実を描く傑作だと思う。
僕には演技の良し悪しはよくわからない。それでもこのダニエルデイルイスが凄い事はわかる。シャイニングに匹敵する狂気
。この映画を見ずして何を見るのだろう。
僕らが言語化するうちに失う何かを感じさせる。美しい映画。
高校生の時が初見だったからか、思い出すと頭がざわつく。
「芸術」とは何なのか。作家のコミュニケーション力すら問われる現代において真の芸術についてシニカルに追求する。タイトルについて、僕らはマジメに考える必要がある。
秀逸な展開。若さと老練さのせめぎ合いは見応えがある。ラストのセリフに痺れる。
退屈だった。旧文明を理想的な自然愛に満ちたものと描く作品だったら他に良作がいくつでもある。
小銭稼ぎにした精子提供で子供が533人!設定が天才的。伏線の回収、キャラクターも秀逸。
ガブリエル・バーンが如何なる時も帽子を手放さない。そう、これは男の美学についての映画だ。
生命には神秘が内包されている。極限状態とその神秘があいまった時、人間の尊厳が見えてくる。
映画館で歌いながら見てしまった。ライブの高揚感。狂熱が超音速で過ぎて行く。
小さい頃、この映画で"海が見たい"という事がモチベーションになる世界がある事にビックリした。同時に自分が初めて海を見たときはどんな気持ちだったのだろうか?とおもいだそうとした。
面白いとは言えないかもしれない。でも、敵である日本兵がほとんど映像として出てこない所にリアルさを感じた、印象的な作品。