春とヒコーキ土岡哲朗さんの映画レビュー・感想・評価

春とヒコーキ土岡哲朗

春とヒコーキ土岡哲朗

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人には人の立場があるけど、それを配慮すれば正しいのか。


上流から下流に影響するのが世の理。

しばらくゆったりと、どんな映画なのか分からないまま時間が経つ。山と、山に囲まれた町の暮らしをゆっくりと
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

苦痛だらけ、悪い人間たちの喰らい合い。

コワモテな人々のヤクザワールドで、みんながそれぞれの企みで裏切り合い、誰が誰を殺してもおかしくない状態。楽しくないけど“娯楽”な映画だ。
バイオレンスに、笑い
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

SFだけど、心を攻めてくるサスペンス。

サムは3年間の孤独な仕事の任期をようやく終えようとしていたが、不穏な空気が流れ出す。現れたのは、事故現場から出てきたもう一人の自分。どちらも右手を火傷中という
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

背負えない責任を抱えた人間と、人類。


実際に人と会話しているような時系列。

戦中や戦後の時系列が行ったり来たりするけれど、そこの混乱はなかった。たとえば人からその人の半生を聞くときの、「今こうな
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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今の映画の楽しみは、マーゴット・ロビーを見ること。

マーゴット・ロビーのハーレイを見られる幸せ。
とにかく、このキャラクター造形が完璧で見たくなってしまうのがこの映画の強み。『スーサイド・スクワッド
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

信じるための旅路。
 
信じたいのが本音なら列車に乗れ。
テーマは、サンタを信じることについて。クリスマスを通して感謝や愛を描く話ではなく、信じるという行為に焦点を当てた話。
主人公の少年は、大きくな
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ソルト(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

スター女優のアクション映画!っていう感じを享受できる。

大型車の荷台から荷台へ飛び移るスタント、壁を蹴った反動を利用してのキック、パトカーを次々に粉砕していくカーチェイスなど、アクションシーンが楽し
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Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

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理想と欲望の表裏一体。

オープニングで困窮者の姿が描かれ、ただ「夢の世界」を描いたファンタジーではないことが分かる。妖精のような少女について行った不届き者が恐ろしい制裁を受ける、誘惑の場所。

博士
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パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

序盤の導入と終盤のパニックが良い。

とにかく幸せな新婚夫婦が、絶景ではあるが大変な非日常に足を踏み入れる。「バイオハザード」では見られない、ミラ・ジョヴォヴィッチの笑顔が炸裂。そこで遭遇する2組のカ
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PUSH 光と闇の能力者(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ワクワク感はあった。

ものものしい研究施設で、一人の女性(キャシーの母)が転がしたガラスの球が、脱走する別の女性のピンチを救う。一発目ですごい技を見せられ、楽しかった。キャシーの母は未来を予知する「
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生きる(1952年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「生きる」ことは難しい。

主人公は、仕事場で“時間を潰している”だけで“生きていない”。
役所仕事でやる気などとうの昔に失くした人間。無欠勤の理由は、自分がいないと同僚が困るからではなく、自分がいな
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アメリ(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

頭が柔らかくて、楽しいことを考えるヒロイン。

目を大きくパチパチさせることで、「純粋さ」とは違うんだけど、「素直さ」を感じる。グロイものでお洒落な演出をするところが、綺麗事じゃない感じで良い。
恋が
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予定調和で登場人物が傷つけられていた。

エレン・ぺイジが卵みたいで可愛らしい。中二病なイケてない女の子が親友と過ごしているノリ、「ゴーストワールド」のよう。定番なんだね。
恋愛の失敗が、なんだか失敗
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トロン:レガシー(2010年製作の映画)

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28年の時が経つと、ここまで進化するのか。
前作と同じ物・同じ動きのバトルを描くことで、映像技術の進歩が一目瞭然。ストーリーは予想以上に前作を見ていないといけない内容だった。キャスターが、「バットマン
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ラッシュライフ(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作が好きだったので、超低予算っぽい作りなのが残念だった。
なんだかまだつかまれていない序盤でグロいシーンがあって、引いてしまった。
4人の話を同時進行で書いた原作のストーリーを、映画用に一人ずつにし
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トロン(1982年製作の映画)

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当時としてはだいぶ綺麗な映像だったんだなと、ちゃんと感じる。

バーチャル世界でのストーリーは、「支配された壮大な世界の中で、主人公たちが危険な戦いに挑む」という王道で、主人公たちを応援しやすい。
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子どもは愛を糧に育つ。

「ひろしの回想」の5歳児版のシーンがある。
しんのすけが、今までひろしとみさえから「しんのすけ」「しんちゃん」と呼ばれてきた記憶を回想する。本人の記憶にはないであろう命名や赤
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ヤクザと憲法(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ヤクザになる道が自分の人生にあった人は、どう許されればいい?


自分も世間の人も、たまたまヤクザじゃないだけな気がした。

この映画で密着されている中に、いかにもな強面の人もいるけど、こんなおじいさ
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LEGO スター・ウォーズ/ホリデー・スペシャル(2020年製作の映画)

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スター・ウォーズの恩恵を愛し続けよう。

EP9の後が見られる貴重な作品。
今作は正史には数えないギャグ作品だが、一応EP9の後の設定を描いてくれている。そこで見られて嬉しかったのは、レイがフィンをジ
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

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まだできていないことを信じることが、実現への第一歩。

人類の月面着陸50周年記念で、月にまつわる映画。
迷信を現実にする道具「異説クラブメンバーズバッジ」が登場するが、月に行くことだって、かつては現
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

不幸を生む社会の仕組みをしかと見ろ。

食べ物を何不自由なく食べられて、本当に良かった。
観ていてずっと思うのは、それ。170くらいの層になると、何もない。何もなくなってから、まだまだ下がある上のごく
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

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どうせX-MENと思って観ると満足。

全体的にキャラクター描写が薄かった。アポカリプスがどんなヤツなのか全然掘り下げられないし、ドラマの肝であるマグニートーも途中ほったらかしな印象。ミスティークの話
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

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ブルース・リーが終盤、悪と戦う主人公のはずが、戦闘モードすぎて怖い。それがかっこいい。

ただ、期待していたカンフー映画とは違った。中国拳法が味わえる映画かと思ったらイギリスとアメリカ製作で、当時の『
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エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

神ドラマ、もう一つの最終回。

「ブレイキング・バッド」のエピローグとして良い。
一本の映画としても面白い展開の連続だが、あくまで大ごとが過ぎ去った後の雰囲気は漂っている。それは、ドラマでまだ見足りな
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カン・フューリー(2015年製作の映画)

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めっちゃセンスのいいバカが作った映画。

「ダサいけどカッコいい」ことをやり切ると、笑えてカッコいい。
始まりからバカで最高。スケボーのテコの原理でパトカーがひっくり返る。ここで、この映画の物理法則が
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

こんなにつらいのに前を向けて、人間はズルい。

楽しい恋愛がボロボロになっていくのに、恋はいいと思える。
始まりがコメディチックなのが良い。自分の失敗から偉そうに恋愛観を語る2人の姿から始まるので、自
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ひとりひとり違う人間性なのに、社会の中で生きねばならない。

クレイジーおじさんの悪さなんて弱い。
殺人罪で捕まっていた三上の出所から始まる。年下の看守にも敬語をすんなり使っている姿から、更生した人な
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櫻の園(1990年製作の映画)

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自分にとっての一回を、俯瞰せず生きる。

高校生、自分たちなりに大人。
『桐島、部活やめるってよ』と同じく、学校内のどうこうという大人から見たら狭いが、当人にとっては全てで、という状況。それを言い表す
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

他人と関わる責任の裏には、他人と関われる喜びがある。

シンジの他者との接し方物語、完結。
使徒との戦いがメインではなく、エヴァに乗ることを通じて「社会の中で役目を背負わされる」ことをメインに伝えてき
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の力のために一人で進むことを肯定してくれる歌。

人と違う個性の話、第2章。

前作では、エルサの魔法が人に恐れられ、嫌われ、エルサも他人との関わりから逃げた。一人で力を発散することに喜びを感じる
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劇場版 のんのんびより ばけーしょん(2018年製作の映画)

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キャラクターに良い意味で普段より照れがある。

同い年の子がしっかりしてるのを見て恥ずかしくなる、という成長過程。

「お客さん」という外のコミュニティの人とぐいぐい関わるあおいを見て、自分のコミュニ
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異人たち(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人は自分の精神の中を生きている。


寂しく生きる男アダムが、同じマンションに住むハリーと出会い、2人は一緒に過ごすようになる。
しかし、アダムには秘密があった。ときおり実家に戻り、思い出なのか幽霊な
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地形も立場も、主人公にとってつらい環境。


時間をかけて砂の惑星に浸らされる。

前作同様、長い時間をかけてゆっくり景観や暮らしぶりを見せられる。砂という難しいフィールドに人間が用心しながら生きてい
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マトリックス(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分の選択がいかに価値があるかを語る映画。

主人公ネオは、今まで生きていた世界が仮想現実で、本当の現実はコンピューターと戦う悲惨な世界だと知る。我々が暮らしている日常の風景が、そこから目を覚まさなけ
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七つの会議(2018年製作の映画)

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こりゃ池井戸作品、人気なわけだ。

会社を命がけのやり取りの場にするキャラクターたち。
エリート社員で香川照之に気に入られていた片岡愛之助がなぜ守られずに処分されたのか不思議で、すぐ引き付けられる。香
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ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow(2019年製作の映画)

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人のやったことは、たとえ終わっても残り続ける。

キャラクターの中では断トツでヨハネ推し。痛さと恥じらいとルックスが良い。
曲では、イタリアでマリの母お納得させるときに歌った曲がコミカルなメロディで良
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