tandf1203さんの映画レビュー・感想・評価

tandf1203

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市子(2023年製作の映画)

3.3

最後、市子の視点で長谷川とのメロい回想に入るのがちょっとよくわからなかった…。だったら一緒に手を汚した北くんは何だったのか…

ANIMA(2019年製作の映画)

4.3

ゴリゴリのギターロックからスタートしたトムが、歳を重ねてこうした抽象的で新しい表現に取り組んでるの、すごく良いなぁ。本当にカッコいい歳のとり方。純粋に憧れる。
共演している女性は奥さんだったのか。

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.8

登場人物が全員無機質で面白い。『Chime』でもそうだったけど、不気味と恐怖の中に微かなユーモアがあって、そこが黒沢清の作品の好きなところだな〜。
奥平大兼は『MOTHER』以降いろんな作品でチラチラ
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.9

面白かった。ゴリゴリの青春映画なので、たぶん大学生のころとかに観ていたらもっと好きになっていたと思う。欧米のヤング層には特にウケそうだな、という印象。
タシ(ゼンデイヤ)には全く感情移入できなかったが
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

痛みに寄り添うことができるのは、痛みを知っている人間だけ。
最後のタリーとハナムが別れるシーン、ハグじゃなくて握手だったのがグッときた。

SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ疲れていたのか、序盤は割とがっつり寝てしまった。後半から起きてたけど、多分これ2024年の邦画の中では個人的no.1だなと察したので、もう一回観に行くことを決意。

百花(2022年製作の映画)

3.5

阪神淡路大震災のシーン、もっと何とかならなかったのか…

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

平山になりたいようで、なりなくない。自分では孤独を謳歌しているように思えても、やっぱりどこかに寂しさはあるんだろうな…

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.5

20歳代半ばまで普通に会話ができていて、頭が良く医者を目指していた姉が、ある日突然おかしくなる。その後20年以上も正常に戻ることはなく、まともに話すこともできず、社会からは完全に隔離されたまま、家の中>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

子どもの世界にしかない感情って良いよね。
親に知られたくない秘密も、きっと多ければ多いほど良い。小中学生のころ自分は何を思いながら過ごしてかな〜とか、ぼんやり思い出しながら観た。

大きな家(2024年製作の映画)

4.4

家族という「帰る場所」を持たない子どもたちだからこそ備わっている感性、価値観、達観的な態度。年齢云々ではなく、明らかに自分とは違う何かを感じた。

HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.6

青春時代の普遍的な友情をただ描くのではなく、「現代に限りなく近い未来」を舞台にすることで、ナショナリズムや監視社会などさまざまな問題を観る側に提起していた(...気がする)。

校舎のあらゆる場所に設
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.8

思春期の子どもの無垢で繊細な心から築かれる人間関係。そこに大人が個人的な事情で介入してしまうのは、時に危険なことにもなり得る。

苦く切ない結末だった。だけどあのダンスレッスンの時間が、さくらにはソロ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.4

amazon primeにて鑑賞。映画館で観なかったことを後悔した。

結局夫の具体的な死に方までは説明されなかったものの、サンドラが有罪・無罪のどちらに転ぶか最後までわからない展開に緊迫感があった。
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.2

兵庫県立美術館で石岡瑛子展を観たあと、思い立って鑑賞。

ハリウッド版『世にも奇妙な物語』という感じ。ヨルゴス・ランティモス監督の作品は初めて観たが、他の作品にも興味が湧いた。

タイトルのとおり「憐
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

5.0

およそ10年ぶりに鑑賞。

以前観たのはたしか大学生の時で、父親に「コッポラの作品、特に『地獄の黙示録』は一回くらい観ておけよ」と言われたのがきっかけだった。
当時はベトナム戦争について何の知識もなか
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Chime(2024年製作の映画)

4.5

十三の第七藝術劇場にて。

約1時間の映画なので、冒頭から観客の恐怖を掻き立てるためのシーンだけが(その他のノイズとなる要素はできるだけ削ぎ落として)とにかく詰め込まれているような印象を受けた。カット
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.1

山中瑶子監督が『ナミビアの砂漠』を撮る上で参考にしたと知り、鑑賞。

男も女も、おそらくは、相手に求められたいという欲求がある。性的な意味合いだけじゃなく、人生を並走するパートナーとして「あなたが必要
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.4

土曜日のテアトル梅田にて。

無気力で擦れていて、この人の人生は楽しそうじゃないな〜とも思えるが、変に周囲を気にして八方美人になっている人よりも、よっぽど嘘がなく筋の通った在り方だと感じた。

色々な
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