Nishiumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.8

登場人物がみんな、不器用で可愛らしい
純真さゆえの不器用で、
見ているこちらも浄化されていくような感覚
特に、肉子ちゃん、
表情も、性格も、好きだなあ
泣いて笑えて、元気をもらえる映画だった

・生き
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

何かに没頭している異性はそれだけで魅力的に見えるけど、
いざ付き合ってみたら大変よねっていう話。
お互いの折り合いの付け方は結局ファンタジーだったけど、
リアルでは………???
という生々しさを上手く
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.7

魔女は大きな問題ではない。
ある種、災害のようなもの。

魔女より厄介なのは、
人間の持っているエゴ、嫉妬、欲、
そして、それらを象徴するかのような
家族の面々。

唯一純粋で素直なトマシンは、
人間
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.8

自己中、でも愛おしいの絶妙なバランス
アニャほんとにかわいいなあ

舞踏会のシーンなんて
ここ最近の恋愛映画ですごく良かったぞ。
踊ってるだけなのに見てるこっちが
顔から火が出そうだった。

ジェーン
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

これぞ映画!
最後の方は奇跡が臨界点越えしてたけど、
ストーリーの粗さなんてどうでもいい、
これは体感型映画だ!

飛行しながらの戦闘シーン、
コックピット内からのアングルも多くて、
これ、後ろに巨大
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

サンディとエリーが夢の中でコロコロと入れ替わるカメラワークが秀逸
鏡がキーアイテムとして使われていて、
故人が映ったり、
夢の中の人物と一体化したり、
破局を表したり……
いろんな解釈ができそう

男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984年製作の映画)

3.5

BSのデジタルリマスター版を視聴。
昔の映画というのは、そこに出てくる風景を見るだけでも癒されるものだなあ。
蒸発した亭主の実家、鹿児島を巡る旅も、地元が出てきて嬉しくなった。
こういう目の保養もいい
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.5

CGのない時代に、AIもタブレットもTV電話も、映画の中では既に存在しているなんて
人間の想像力には恐れ入るな
宇宙船の重力操作、未来の宇宙食、斬新なインテリアからも目が離せない
これが60年代に作ら
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.2

ペンギンや猫が街を駆け巡るシュールな光景、
ミヒャエル・ゾーヴァに通じる世界観で好みだった

バットマン(1989年製作の映画)

3.8

明るい部屋ではテレビの画面が見づらくなるほど、終始真っ暗な世界
ジョーカーが現れるときだけ、画面がカラフルになり、ポップミュージックがかかって、
重苦しい空気から解放されるのは監督の計算?
センス良す
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.4

感情に振り回されて
自分のことしか見えなくなる怖さ

タイラーは自分一人で抱え込んだ結果
心の闇に取り込まれ、
エミリーは心の傷を分かち合うボーイフレンドができたことで一歩踏み出した

苦しみを生むの
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.3

カラフルな色に溢れた世界も物語終盤に向けて鮮やかさを失っていく。

どれだけ二人の世界を取り繕おうが、
綺麗な壁紙で貼り固めようが、
破綻している生活はいつか破局を迎えるだけ。

最後に子どもたちが向
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.2

案山子、赤い部屋の襲われ方が怖かった
あとは何だかんだ見たことある感じ

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

結局、"目に見える何か"が現れるまで、
見て見ぬ振りしかできないんだなあ、
という人間のかなしさ

新しい惑星に降り立ったアダムとイブも富豪の老人ばかりで、
最後まで皮肉が効いてる

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.2

庶民的な絵面とオペラが意外にしっくりくる
(タキシードの歌うおじさん……笑)
アイーダにのせたエンドロールも良き

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

たまに聴こえてくる日本語のセリフがちょいちょいクスッとするけど、
こういうとこで楽しめるのは日本人の特権だよなあ

相変わらず作画の完成度は凄まじい
犬の毛並みを常になびかせるのは相当な労力だろうな

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

雑誌みたいにとりとめなく可愛いストーリーと
おもちゃ箱をひっくり返したようなめくるめく映像美

正方形に近い構図
時を止めるカット
断面・立面丸ごとミニチュア俯瞰映像
漫画との組合せ
セットにそのまま
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.2

主人公と同じく状況が分からないまま展開を追っていく構成は上手い

ただ、言わんとするところの善悪のボーダーラインがそこまで訴えてこなかった
そら汚職警官にも子供がいるだろうし、
生きるか死ぬかの戦いな
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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.2

久しぶりに金ローにて

ただの勧善懲悪の話かと思いきや、
父と子、家族の物語だった

脱落していった子ども達が
元に戻り切ってないのもビターで良い

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.7

質のいい短編小説を見てるような気分
私はニューヨーク編とローマ編が好きだな
人によって好きな回や感じ方が違うの面白い

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

写真を撮る/撮られる
絵を描く/描かれる

題材にするってことは
当人同士の関係性がそのまま作品に現れるということ

対象を深く捉えようとすればするほど
惹きこまれてしまうということ

純愛なんだが同
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.8

「人と違うことは悪だ」という価値観が多数を占める社会の中で、
マイノリティが生きていくのはあまりにも過酷だ

それでも愛を信じ、
何度でも立ち上がるルディの姿は気高い

彼女来来(2021年製作の映画)

3.1

彼女が突然姿を消し、
代わりに名前が同じだけの、顔も性格も全然違う女性が現れ、主人公の家に居候させてくれと言う。
最初のうちは主人公も一生懸命抵抗するのだが、いつの間にかその状況に慣れてゆく

非日常
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

心が疲れているときの癒し映画

傷ついたときには傷ついたって言っていい
自分の心の声を見て見ぬ振りしてないか

消して説教臭くなく、
車窓を流れる風景が
疲れた背中をそっと押してくれる

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.8

どんな(クリエイティブな)仕事も、時間とお金のやりくり、コネクションが大事だよね

そして
編集のシーンが結構長く続くけど、
取捨選択と決断の連続は1番エネルギー必要だよな、と共感

勝手に自分と重ね
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.3

いろいろ展開があっさりしてたけど、
これは目で見て楽しむ映画なんだろうな

音楽(2019年製作の映画)

3.6

ユルく、カッコ良く、爆笑できる、稀有すぎる映画

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.5

いったいどんな生き方したらあんな発想生まれるんだろうか

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

ペンギンがぷくぷく生まれるところと、
世界の果てに向かう部分の描写がすごく好きだった

よく見るといろんな画で伏線回収されてて面白い

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.3

SFサイコスリラー

せっかく過去とつながってるのに
現在が改悪されていく展開は絶望そのもの

空間が書きかえられるときの
演出も良かった

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.4

ナウシカ、ラピュタ、スターウォーズをごった煮にしたような世界観
ジブリに似てる箇所が沢山出てきてにんまりしちゃったけど、
元ネタの方がこっちなのね

ティモシーシャラメもさることながら、
チャニ役の子
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美しい星(2017年製作の映画)

3.6

父親がトチ狂うドタバタホームコメディ、
大好きだ、、、

また逆噴射家族見たくなった

シライサン(2020年製作の映画)

3.6

フィクションだと思いつつ、
しかも乙一が確信犯的に演出していると分かりつつ、
久しぶりに見た後引きずるホラーでしたわ