Nishiumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

クルーズ体験✖️
地産地消のこだわり食材ガイドツアー✖️
イノベーティブ料理
なんて、
聞くだけで面白そうで、
あんな目に遭うんじゃなければぜひ行ってみたい!
だれか現実に企画して欲しい

サスペンス
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土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

4.0

シニア版リトル・フォレスト

疲れた時にぼーっと見ると
水みたいに染み渡る

本当に疲れてぼーっと見てたので、
次はしっかり、
それももう少し歳を取ってからだと
また違う見方ができるかも

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

都市空間やガジェットみたいな、
ハードの目新しさでなしに
ソフトで未来を見せてるのが面白い

SF映画って大体
流線型のかっこよさげな車が出てきて、
あるいは空を駆け抜け、
ワオ!未来!なイメージだけ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.8

主人公の年齢って、
特に女性にとって人生のあらゆる判断を
一度に迫られる時期な気がする

ジュリーは自分の気持ちに正直で、
少なくとも自分の意思で前に進んでいる。
多少相手の気持ちが置き去りになってる
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

巷のホラーよりよっぽど恐ろしい
職場崩壊をリアルに、これでもかと見せつけられるので、
正月明けの仕事しなくないモードの自分には
かなりキツい映画だった。

そもそもシェフが限界寸前。
プライベートが上
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.8

日記を追ってくだけの展開なのに、
なんでこんなにスリリングなんだ。。

いつの間にか美少年と人妻の不倫、からの
ドロドロ家庭崩壊を期待している自分がいる

最後に手痛いしっぺ返しをくらう訳だが、
教師
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

4.0

村上春樹の初期短編を読んでいるような手触り
ミステリアスな雰囲気に包まれながら、
謎の核心には触れることができない
2巡したとしても謎は解明できない気がするが、化かされる心地良さにまた浸りたい

Summer of 85(2020年製作の映画)

4.2

怒りと悲しみ、喪失感
行き場のない感情に任せて
墓の上で踊る
踊り狂う

こんなに誰かを愛する、
愛してもらえるなんて、
羨ましいなあと思ったり

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

美味しいもの見て、いい音楽聴いて、
ひたすら幸せになれる映画
昨日の敵は今日の友なのも良い
なんかよく分かんないけどありがとう!
って言いたくなる

家族愛がテーマだけど、
子どもには刺激が強過ぎるジ
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犬王(2021年製作の映画)

4.0

古川日出男は
小説を読んでるのか音楽を聞いてるのか
分からなくなるようなノリと
うねり合い絡まり合うエピソードが
たまらなくて大好きなんだけど、
そこに言わずもがなの湯浅政明!
キャラデザは松本大洋!
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スモーク(1995年製作の映画)

4.0

特別な人の話でもなければ、
何か大きな事件が起こるわけでもないけど、
そこらへんにいる誰かの人生そのものといった真実味がある

何かあるようで何もない
何も無いようで何かある
煙みたいに掴みどころがな
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.9

前半は気の抜けたコミカルなやり取り
ボケ×ボケのコントっぽい会話と
独特な間が韓国映画って感じで落ち着く

後半はミスリードに次ぐミスリードで
見てるこっちも誰を信じていいか分からなくなる
特に終盤、
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

映画を観て、
これだけアドレナリン全開になったのはいつぶりだろう
気付いたら、声上げて笑って、涙と鼻水が同時に出てた
精神作用半端ない、怖くなるぐらいに。笑

これだけグローバル化が進んだ時代に、
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

最初はドキュメンタリータッチだったので、
異国のエキゾチックな風習に浸れてかなりお得な映画だな、
擬似トラベル系ホラーか?と余裕をかましていたが、
後半一気に畳み掛けてきた

ドキュメンタリーの皮を被
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怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.2

いじめにサイコパスにカルトBBA、
とにかくまともな奴が1人もいない

それだけでも面白いのに、
怪物を掛け算したミラクル設定

怪物が最強かと思いきや人間味を見せてくるし、いじめられっ子も窮鼠猫を噛
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.8

ゾンビに替わる斬新なウイルス

体当たりで襲ってくるしか脳がないゾンビと違って、
個々のアイテムが光る(?)のも面白いし、
死んだら終わりなのは人と変わらないので
ゾンビ映画が最後に陥るゾンビのインフ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

女性差別あるあるのくだりが
あまりにも見え透いてたから、
意外とチープなつくりだな?と思って見てたけど、
それはあくまでもストーリーを形作るうえでの題材

はいはい、今時ウケそうなテーマ
はいはい、こ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

想像の斜め上をいく展開に笑ってしまった
子熊を可愛がっていたら親が出てくる話なのね

アダは人間の社会でも羊社会でも異質な存在で、
それを本人が悟ってるところに哀しみがある
アダちゃんにとってみれば、
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ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)

3.8

少なくとも天気のいい休日に見る映画ではなかった

何かを選ぶことは何かを失うこと
力づくで王妃の座を奪ったアンは
権力と引き換えに愛と信頼を失ってしまった

人の心を弄んではいけないよ

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

4.2

今は失われてしまったものが多いからこそ、
余計に思い出がキラキラ輝いて苦しくなる

前半の日常シーンは
映画を見終わった後でも
そこで時が止まったかのように頭の中で再生されてしまう

みんな人として未
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.4

感傷的な気分にクリーンヒットして
しばらく放心状態。。。

会話も、カメラのアングルも、
日常生活の一コマを切り取ったようで、
いつの間にか映画の世界に入り込んでしまってた

ある意味トランス映画。。
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ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.4

実像としての主人公と虚像のモンスター
モンスターは少女の負の感情を吸収して大きくなり、やがて正にとってかわってしまう

負の感情が大きくならなければ、
こんなにモンスターが力を持ってくこともなかったの
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.6

フィルのローズ苛めは見てて居心地悪くなる
人の弱味につけ込んで
追い詰めるやり方は本当にタチが悪い
そしてそこに追い討ちをかけるジョージの不甲斐なさ
ローズも完全に嫁ぎ先を間違えたな

フィルにもフィ
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最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.0

頭空っぽにしたい時の映画
スクリームもラストサマーも見てないけどそこそこ楽しめた
ユージュアルサスペクツのラストはやっぱかっこいいよね

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.4

主人公は準備ができたんだな
真実を受け入れる準備が

物語は淡々と流れていくけど、静かな感動と余韻がある

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

3.8

1に続いて2も
90分という短さだけど、
展開早いしサイドストーリーが絡まりながら進んでくから密度が高く感じる
脚本うまく出来てるなあ

新キャラの赤ちゃんの存在も効いてる
髭が生えたアンニュイな見た
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アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

3.6

大人になってから久しぶりに鑑賞
下ネタやブラックジョークがわかるようになって、小さい時より楽しめたかも笑

ドMカップルのゴメズ&モーティシア、
過激思想の美少女ウェンズデイ、
気弱である意味フツーの
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雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.0

子どもが子どもじゃない
(みんなジメジメしてる)
異世界の必然性が皆無
(コースケとナツメのための都合のいい世界)

大海原に団地が浮かぶ画は良かったけど、
ストーリーは無理矢理後付けたように感じてし
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

無限ループに嵌ってから
どんどん自由で魅力的になっていくサラを見るのが爽快

起承転結は王道ラブストーリーながら、
少々過激な演出が設定に合ってて新鮮だった
そら不死身の身体を手に入れたら
怖いモノな
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.4

確かにネット世界は綺麗だったけど、
アバターが沢山いるだけで、新しさはイマイチ
もうちょっとUでの生活をミクロな目線で描いてほしかった〜
世界中の人がハマる理由が分からない

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

異世界ループもの
前半は純粋なホラーとして、
後半はバタフライエフェクト的な展開で
2度楽しめる

最後の方は尺が足りなかったのか展開が雑だったのが惜しい

ところで、なんで日本のホラーはエンドロール
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

ただの未確認飛行物体モノかと思いきや、
描写がエグくてある意味良かった
サイドストーリーとしての猿の話も効いてる

ホラー、SF、スリラー、笑い要素、
とにかくジャンル横断しまくってて
シナプスがブチ
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くじらびと(2021年製作の映画)

4.0

インドネシア・ラマレラ村
飽食の日本と違い、
鯨が獲れなければ村民が飢えてしまう。
必要に迫られての捕鯨なのである。

鯨との闘いは、
まさに命懸けである。
特に新人のラマファ(銛を撃つ人)は
鯨の頭
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.5

恐竜が世界に飛び出した割には、
捕獲されて保護区に集まっちゃってるし、
人間と共生してる描写が少なくて、
設定の広がりをあまり感じなかった。
恐竜、というかメインの話はイナゴだし。

ストーリーも予定
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長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

3.8

5年後にはダムに沈む流域の町
一面の廃墟と、
まさにこれから廃墟になりゆく建物。
残る人と過ぎ去る人、
すれ違い、行き交う人々

「俺たちに今は似合わない。
だって過去を懐かしむからさ」
町に残る労働
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呪詛(2022年製作の映画)

3.7

怖い<<<<気持ち悪い
生理的嫌悪感を植え付けるような
フラッシュイメージが繋ぎ合わされてて、
サブリミナル効果的にジワジワ効いてくる。
それぞれの意味は分からないし、
特に説明もされないので、
最後
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