あらんすみしーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

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"私たちは酸っぱいレモンを、甘いレモネードに変えることができる"

演出が凝りに凝ってて、これを生で見れた人たちは幸せだろうなぁとなった。

ライブ会場をセーフプレイスだと言ってくれるアーティスト。今
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ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

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なんか好きだった。人がものづくりをしている姿を見るって、なんだかヒーリング効果あるのかもしれない。

出てくる生き物たちが、生活に馴染んでる雰囲気があって、とても良かった。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

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冒頭にクレジットが流れる。

これからの2分割された画面を想起させるような、カンパコの文字組に圧倒された。

人の最期だけでなく、家の最期でもある。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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特攻隊という戦略をとった日本の歴史から学ぶ映画。反戦の映画。そしてPTSDを描いた映画でもある。

世界中で起きている虐殺や戦争をリアルタイムでSNSで見れてしまう現代なのに、止められない国際社会の一
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.5

圧倒的なものを見てしまった。

ストーリーがどう詳らかにされてゆくかと、演者の変化や撮影の変化を同時に味わうことができる作品。たぶん演劇をやっている人はもっとおもしろいんじゃなかろうか。

ストーリー
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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絶妙なテンポ感と無表情で見つめる真顔が愛おしくなる。

そんでわんこが最高よ。

冒頭で竹田の子守唄が流れて、ちょいとびっくりした。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

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原作を読まなきゃな、という気持ちになる。世界のあちこちで戦争や虐殺の足音が聞こえる。それを止めることができない一員として生きてしまっている。

この作品をそんな2023年に映像化しようとした黒柳徹子さ
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(2023年製作の映画)

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芸人の映画だったな

エンドロールで日本語表記と英語表記がガッツリで珍しいような気がした。動物に危害を加えていないらしいよ。大事だね。

市子(2023年製作の映画)

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ケーキ屋さんの夢を叶えてほしかったなぁ。

家制度を手放せない日本。離婚から300日以内に生まれた子を元夫のことみなす民法が改正されるのは2024年4月から。といっても再婚した夫の子とみなすというもの
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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戦争を批判的に描き切る姿勢、権力に抗いながらも葉巻を捨てられない人間味が、水木しげる精神だなぁとなった。

ただ、若い女性が蝕まれる映画はいつもしんどいし、その環境から抜け出す手段が結婚しかないという
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

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白人の異性愛者男性の専売特許的な扱いだったティーンのおバカコメディが、クィアな女性たちの物語として描くことができる時代になったんだなぁと思うと感慨深い。

駒田蒸留所へようこそ(2023年製作の映画)

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恋愛要素をぶち込まなくても、物語はおもしろくなると示してくれている作品のようで良かった。

PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

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後半の畳みかけるアクションが圧巻。松柏後凋の意味が響く映画だった。

とにかくカッコいい女たちの物語。
そしてたしかにあるクィアな視線。

出自で何かをジャッジしようとしてしまう時代が確かに存在してい
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氷の花火 山口小夜子(2015年製作の映画)

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あんまり詳しくはなかったんですが、ただただポスターに惹かれてみてきた。表現者としてフットワークの軽さと意気地みたいなものが垣間見えて素敵だった。人としての引力がすごい。見ながら、この人が写ったポスター>>続きを読む

キャロル・キング ホーム・アゲイン ライブ・イン・セントラルパーク(2023年製作の映画)

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曲は昔から聴いていたけど、歌っている姿を見たのは初めてだったかもしれない。

こんなに楽しそうにピアノを打ち鳴らして、リズムにのるひとだったんだなぁ。

マーベルズ(2023年製作の映画)

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正直、前作と比べると大味な脚本だなぁという印象ではある。行動心理というか、人間みの描写が薄っぺらい。「なんでそうなる」となる部分が多くて、あんまり感情移入できない。まぁ何も考えず見たほうが楽しめる映画>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

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思ったよりコメディ
現代社会への皮肉もしっかり効いてて良き

彼女の眼差しと、最後の花束はそういうことなのかもしれない

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

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理不尽なことも不条理なことも突発的な行動も、起こるときは起こる。

松岡茉優さんの演技は、隣にいる人のような距離感を感じる。

タイトルに愛とか恋とか入ってない方が見に行きやすいんだけど、雷雨での家族
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(2023年製作の映画)

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たとえどこか納得させられる説得力があるように見えたとしても、「あなたの考えには共感できない」「それは間違っている」とずっと言い続けなきゃいけない。

それを強く伝える作品が終わらないことを祈りたい。

キリエのうた(2023年製作の映画)

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なぜ女性をそういうふうに撮るんだ…??っていうシーンが何箇所かあって、グギギと歯を食いしばってしまった。男の幻想?妄想?すぎてキモかったな。

それ以外は好きだったんだけど。

女を使って生きた
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

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「死にたいと思ったことはあるか」と問われたときの背面からのショットが、鋭くてハッと息をのむような美しいシーンだった。

ただ、原作を知ってるからこそ、もっといい映画になり得たのでは?という気持ちの方が
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ハント(2022年製作の映画)

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己の国の歴史における政権に対して、こういう姿勢で描き切る映画があるってことが純粋にすごいなと思う。

義理と倫理観を天秤にかけたとき、倫理観を選べる人でありたい。

あとちょい役のキャストも含めめちゃ
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