70年代から活躍する伝説のセッションミュージシャン4人にスポットを当てたドキュメンタリー。SSWの時代に登場し彼らを支えそのまま50年変わらぬ友情と演奏を続ける正にファミリーな関係。とはいえウェストコ>>続きを読む
シェアハウスに暮らし巨大物流倉庫のピッカーとして働く移民のローラ。スマホを眺めるだけのしみったれて先細って行く生活を丹念に描き、ジリジリと疲弊する絶望の構造の中で思わず見逃してしまいそうな細やかな希望>>続きを読む
信長に謀反した荒木村重とはいったい何者だったのか。篭城した城で起きる不可解な事件に黒田官兵衛と挑む戦国ミステリー。闇と光を多用した黒沢的なサスペンスの展開、そして個性的な豪華キャストを束ねたベスト・オ>>続きを読む
キャピタリズムと高齢化社会、理想と現実、軋轢と死の恐怖、世界を覆う構造と限界に、哲学と演劇、文化人類学と介護 でもって2人のマリーが抗う。
ユマニチュード、足裏ダンス、やがて全てが混ざり合う。多言語、>>続きを読む
幽霊と犬と亀と植物と石と人間とカセットテープが全て等価でフレームに収まるマジカルな有機性。息をするスリッパ、眠るコンビニ、どこかの石、なめたらしょっぱいのか。凡ゆる万物と共振し続けて照らし続ける優しさ>>続きを読む
記録します。出会ったから。
秋の公園、景色を呟き、景色を描き、景色を切り取る。喋る植物と記録する人とそこにある全てが等価に在って、外と映画が繋がって、それがスクリーンに投影されて私たちと繋がる。映画の>>続きを読む
まぁとにかく色々な意味で最低の作品だったなぁ。ネタバレ厳禁とか煽ってる作品って大体そう。バラす程のネタでも無かったし。ビックリして笑ってホッとして後からイラッとしてくる作品。でもサントラは良かったな。>>続きを読む
少年時代から順を追って描く朝ドラ方式の分かりやすさ。この調子で行ったら2時間で収まらないだろうと思ってたらやっぱり収まって無かった。これは全40話位のテレビシリーズにして貰ってじっくりと観たいな。取り>>続きを読む
空の広さくらい地面の広さくらい惹かれ合うリンとそらの愛と自由とユーモアとマジに満ちた冒険。ジョナス・メカスを初めて観た時と同じ衝撃とトキメキと面白さ。映画の未来と希望が詰まった2つの黄色い風船は放たれ>>続きを読む
山岳信仰、山伏神楽、権現さま、南部葉の収穫、山の一年。全てがレアで美しい186分のディスカバージャパン。神楽の舞の予想以上に烈しい切れ味と無限グルーヴのカッコ良さに釘付け。何もかもが貴重な永久保存の国>>続きを読む
追い詰められるシングルマザーレベッカの暴走、彼女に執着する看護師長のルシー、そしてアダムが求めるものは。ほぼオンタイムで進む緊迫の79分。私たちに何が出来るのかを問う救いと赦しの物語。レア・ドリュッケ>>続きを読む
2019年ヒンドゥー至上主義が台頭するインドでムスリムの女性たちが声を上げた。シャヒーンバーグでの長期座り込みデモは宗派を超えた連帯を生み出す。世界で同時多発する暴力と分断に対して非暴力で抗う。そして>>続きを読む
老人と介護者にとってのADLとQOLの向上を図るAケアとは画期的な治療だったのか。久坂部羊の衝撃的な原作を忠実に映像化しながら物語の本質的な問題提起を吉田監督らしい抑制の効いた演出で静かに提示した作品>>続きを読む
片目のピアノプリンス、ジェイムズ・キャロル・ブッカー3世の知られざる波乱の生涯を綴ったドキュメンタリー。ブルースからラフマニノフまで超絶に弾き倒し喋り倒すファンキーで怪しげなオジサン。少年期のハリーコ>>続きを読む
リンチ味のあるオープニングと美しいエンディング。その間にあるスカスカ。一応男性の有害性をテーマにしてる所は良かったけど中身無いのにモタモタし過ぎだった。ヴィジュアル先行して後から辻褄合わせた感じでつま>>続きを読む
資本主義の成れの果て、断絶するフロリダでオルタナティブでインディヴィジュアルなウェイ・オブ・ライフの実践。ファニーなキャラとローファイなサウンド、最新系のオフビートでグラッビーな日を。歴史書き換えるエ>>続きを読む
何でも卒なくこなすドラマーのフルトンがマンハッタンを奔走する1日を描いた中編。誰にも訪れる人生の曲がり角。くたばるには未だ早い。忙しない世界でアタッシュケースに誠実を詰め込んで歩く怪しげなナイスガイ。>>続きを読む
知らない事の不安と見ない事の安心、知る事の不安と見た後の安心。正解は無い。結論もない。ただ残響だけが在る。どこにも止まらないで深淵に向かう蝶々の羽ばたきを反芻してる。「横須賀綺譚」に続いてまた落ち着か>>続きを読む
エルヴィスの膨大なアーカイブを鬼編集してエルヴィス自らに語らせたハイパーな構成。あの怪作「エルヴィス」が本作の単なる予告編に過ぎなかった事が分かる凄まじさ。初めてプレスリーの映像を観た時以来の衝撃が走>>続きを読む
女子寮に入った新入りの視点から寮生たちのはちゃめちゃな毎日を活きいきと綴った中編。新入り(カメラ)に向けて投げかけるキャストたちの視線や表情のいちいち見事な事。この地点で既に「ひなぎく」テイスト満載で>>続きを読む
医大生でファッションモデルとして成功したマルタの退屈で特別な日常。モノとして扱われるモデル業に訪れる空虚からの脱出までをドキュメンタリータッチで生々しく綴った中編。重苦しいムードの中にユーモアを滲ませ>>続きを読む
ますむらひろしの漫画版を原案にしたアニメ。いきなり二足歩行の猫たちが主人公でなに?と思うが賢治の原作に忠実な進行で、途中からこれが正解なのかもしれないと思い始めた。細野晴臣の音楽も良く。レイトショーと>>続きを読む
「ブック・オブ・ライフ」と同じスタイルで撮られたディストピア映画。全ての消費が管理され個人が商品として判断される社会。まるで現代の近未来でハートリーは静かに抗う事を誓う。異星人の美女が海からやって来て>>続きを読む
対ナチスの戦争映画で歴史を大胆に脚色した点が評価されたのかもしれないが、所詮はパレスチナ人を虐殺しても何とも思わないシオニストたちが作った愚作でクソ過ぎた。ドイツ人よりもユダヤ人の方がよっぽど残忍だと>>続きを読む
ニューヨークに暮らす友部正人と小野由美子夫妻の日々を綴ったシネポエム。セントラル・パークを走り歩き歌う友部。その歌と詩。
歌は今居る場所にしかない。大勢の亡くなった人たちと一緒にいる為に今日も歌を歌う>>続きを読む
トニーとマギーの再共演による続編でもサイドストーリーでもない全く別の物語。「花様年華」と言うより「恋する惑星」に近いタッチの短編で、相変わらずチャンは最高だった。
トニー・レオンの横分けとマギー・チャンのチャイナドレスが4Kで映えまくるエレガントを極めまくったウォン史上最も華麗で哀しい作品。社会に縛られた大人の苦い人生がよりクッキリ浮き上がってたが、相変わらず間>>続きを読む
都会っ子のミラベルと田舎者のレネット。対象的な2人の出逢いと四つの細やかな冒険。ウォームハートとクールヘッドな2人の対比と議論好きなフランスらしいそれぞれの喋り倒すエピソード。エイティーズでチープなサ>>続きを読む
サル・サランドラの刺繍アートに着想を得た四つのパートからなる奇妙でユニークなドランクムービー。ブルックリンの夜の公園と夏の雄大な森とがシームレスに繋がる不思議な出逢いと連環。酔っ払いのファンタジーか孤>>続きを読む
妊娠中絶が違法だった60年代フランスに於けるアンヌの孤独と絶望の12週間の闘い。男性の無能さと無責任さと加害性、父権的社会の弊害を内包しながら、アニー・エルノーの短編を緊張感と共に豊かな長編に仕上げた>>続きを読む
元モデルのカメラマンの妻と鬱気味な夫と彼の元カノとその友達と。記憶と時間と創作と生活が横滑りしながらそれぞれの現在に辿り着く緻密なボンヤリ。ピンホールカメラとプラネタリウムと作りかけの歌と出来立ての絵>>続きを読む
キース・ジャレットの伝説のライブをプロモートしたのは18歳のヴェラだった。立ちはだかる数々の困難を乗り越えやって退けたヴェラと仲間たちの奮闘を描いた驚くべき実話。エモくなり過ぎずジャズの流儀に従った様>>続きを読む
レトリスム運動の実践の成果と言える映像作品。シネフィルを嘲笑する様な挑発的なアンチシネマ。退屈と睡魔で「映画はまだ終わらないのか」状態になったが、それも含めて割と好き。
人生はextra ultra lightだ。水みたいで全然酔えないがまぁ飲め。そして一息付いたらまた始めるのだ。
ハートリー一座の「もう皆んなが皆んなじゃん」と言いたくなる見事なアンサンブルによる最後>>続きを読む
ライトニングとサンダーは再び輝けるのか。ニール・ダイアモンドトリビュートバンドを結成した夫婦の波瀾万丈過ぎる感動の実話。ヒューとケイトが歌い直す事によって改めてニールの楽曲の素晴らしさが際立ち、これは>>続きを読む
水平たちと彼女たち。皆んなどこに行ったのか。ジュヌヴィエーヴからギィそしてダニエルへと横滑りするモノローグ。モノクロとカラーの巧みな使い分けとエピソードの積み重ねで綴る人生の儚さ。久々に観たけどこんな>>続きを読む