超今更の初マトリックス。
なるほどこの質感と、ジョーク感。スローモーション含めたCGと音楽。
世紀末はこんな感じだったのかと(再)認識。
好みかと言われるとそうではないけど。笑
決して派手ではないけど、じんわりと心に残る作品。
沈黙の中に灯り続ける信念と愛情。
真田さんは好きだけれど、生まれてはじめて、途中で見るのをやめた...。
好みはいろいろ。私にはまったくFITしなかった。
感想書いた気がするけど...
夢のようなでも現実と地続きのような作品。
The Booksのサンプリング元のシーンが出てきてびっくり!
「あなたはなぜクリエイティブなのですか?」という質問に、答えていく著名人。
皮肉めいた要素も含めて、刺激になった。
個人的にはボウイとジャンヌモローのぐっときた。
ついつい見入ってしまう「水」をテーマにした短編3本。
ミニマルな音楽、水面の光、バスルームだったりバスルームじゃなかったり。
水の上を漂うスリル。
その合間合間にふっと笑えるところもありつつ、とにかく音楽も構図も洒落てる。
動く絵画は、信じられないような魔法。
ドキュメンタリーの映像らしきものも見たけど、その繊細な工程に驚く。
このレビューはネタバレを含みます
ケチな金貸じいさんが、精霊によって過去・現在・未来を見せられ改心する、というクラシックなおはなし。
そもそも、クリスマスの起源とか、歴史とか、あとはなんでワクワクするんだろう?とか、そっちの方に気が向>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ちょっと変わった「美女と野獣」のようなファンタジー・ロマンス。
音楽も効果的に使われていて、どれも“しっとり”してる。
水の中にいる二人は、「恋」そのもの。大地にいるよりずっと自由な気さえする。
そし>>続きを読む
なんというか、映画というよりヴィジュアルイメージの連鎖というか。
それぞれのテーマそのものは古びないし、むしろ90年代のスタートとして生々しい作品なのかもしれない。
不思議な手触り感。
このレビューはネタバレを含みます
石岡瑛子さんの作品に触れる目的で鑑賞。
パキッとした色づかいと繊細なデザインにうっとり。
2つのストーリーがだんだんと交差していく進行はベタだけど、とにかく子役のカティンカちゃんが愛くるしいし、ターセ>>続きを読む
噂の「鳥」。
恐怖じゃないものを恐怖に仕立て上げるヒッチコック。
「騒音」も「静寂」も恐ろしく、何気ない毎日が幸せだったと思えるのは、この映画の中だけではないはず。
音楽に惹かれて。
少女のような歌声で少し悲しげに歌うイントロダクションが意味深。
追い詰められていくたびに、ついつい勘ぐって観てしまった。
音楽よかった。
こういう謎解き系の映画はあまり見ないんだけど、もっとハラハラしたかった。(疲れちゃうけど、どうせ見るなら笑)
なんだろう、緊張感のメリハリがカチッとはまりきってない感じ?
クリストファーノーラン監督っ>>続きを読む
「男っちゅーのは、こうゆうもんなんです。」と小津監督の声が聞こえてくるよう。
構図も色味も間合いも素晴らしい作品。
戦争の話や、結婚の話は、現代ではあまり聞き慣れない内容だけど、当時の雰囲気がよくわ>>続きを読む
安定の小津安二郎作品。
古い作品ということもあって音声が悪いのは仕方がないとして、どうしても聞き取りづらい言葉?言い回し?があるのがいつも悔しいけど、思わずプッと吹き出してしまうシーンがあるのはやっぱ>>続きを読む
晩年のチャップリン作品。
バレリーナや道化師でなくても、誰しもが通る人生への問い。
それを「笑いあり涙あり」という彼の信念の元、表現された最高傑作。
場面の「裏側」にある視点が、常に意識されているのに>>続きを読む
秋になったら観ようと思ってた作品のひとつ。
みんなそれぞれ思うことがあるのは当たり前、それがすれ違うことだって当たり前。
分かってはいるけど当事者になるとなかなかうまくいかないもので。
当時(50年代>>続きを読む
今から約90年前の作品。
シンプルなようでちょっとだけ混み入った、初期ヒッチコック。
流れる時間や所作は当時のものだけど、「人間の心理」を登場人物ごとに描き分けているのがさすがの一言。
取り扱うテーマは一見そんなに珍しいものではないのに、その内側へ内側へフォーカスされていく感じや、と思えば焦点がスライドしていく感じが独特。
あくまでも「物語の途中」を描いているに過ぎないのだなぁといつ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
街頭が「ガス」で灯されていたことなんて気に留めたこともなかった。
その「ガス燈」を印象的に使ったサスペンスもの。
ヒッチコックのテンポに比べるとちょっと間延びしてる感もあるけど、好みの問題かも?
あと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フランスに憧れを持った10代の頃から観たかったのにずっと観てなかった本作。
恋と、自由と、エンターテイメントと。
100年前と現代とで、価値観がいろいろ違うんだけど、夢中だったり一生懸命だったりする>>続きを読む
色彩豊かなアルゼンチン(情景)と、混沌とした香港(心情)を結ぶ作品。
初ウォン・カーウァイ、ということもあってなのか、慣れないテンポ感?に何回か小さく反応する私。
限られた空間と、人と、台詞だけで、ここまでの引力を生み出すベルイマンに圧巻。
パーツとパーツがどんどん柔らかくなって溶けていくような。
核心に迫って行くようで、その核心とやらは結局なにもないような。>>続きを読む