ズカロヒウリュキさんの映画レビュー・感想・評価

ズカロヒウリュキ

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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.3

【怒りに幸せは感じたかい?】

映画みたいに現実では本当のことって簡単に見えないんだけど、時間をかけて感じて、愚かさを重ねて、糧にするという感じがリアリティありました。

自分が虐げられる者であると知
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

3.7

青年とアルパチーノ演じる盲目の退役軍人のロードムービーでとにかく粋でした、善とは何か、粋とは、人間に大切なものは何かを問うてくる作品でした。
人生をロードムービーに比喩してるのが深みを増してる。

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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

単なるグロ胸糞映画で論じるのは簡単

通過儀礼と生とは何かを葛藤する物語や親子の一方通行の愛の物語だと思います。

自分が成長するきっかけは何もふとした事や良い事や良い人とは限らない、悪魔やトラウマに
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

環境は違うがサムは自分の父親と似ていて、いつしか自分は父を拒絶しているのが映画と現実が違うところそれでも、だからこそこの作品が好きだし、サムの言ってる事や考えてることが分かりすぎて辛い。

無償の愛や
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.4

それぞれコードネームとキャラが凸凹で立っていて可愛かった

ラップのような速さのクライムサスペンス映画で、ずっと本線とは関係の無い韻を踏続けていると思ったら、いつの間にか本線に入ってるみたいな、すごい
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

本家はまだ未視聴
映像の世紀が好きな方は好きだと思う

名もなき個人は全体になり、名前の無い群れ成す獣になる、さぁ次は誰の番だ。

死んだ男の軍服を集め、女が洗い裁縫手直しして、新品の死にゆく男にリク
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

原題でもあるGet Outが秀逸

人種をテーマにだいぶ攻めたホラー映画
さもありがちな悪趣味な冗談のようなプロットで人種を主たるテーマにしていなければ、内容は面白いけどただの質の良いB級映画ですね程
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

自分のために生きる事しか考えた事が無いというのがテーマなんでしょうね。

真実と嘘という一見対極であるものを二面性でないのでは?と上手く脚本に落とし込んでいてとても良い。

陛下→陛下→陛下と人は皆誰
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

人を不快にさせる作品として素晴らしい!
この映画結論終わってます。
話の通じない人々を描くの上手。
映画という架空の世界と現実と狂気の狭間にずっとお世話されてる感じ。
徐々に狂気のギアが上がっていく。
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

【好きでも無いものを好きでいるのは好きなものを隠すより難しい】
相変わらずショートショートの世界観です社会学の実験の様な映画
乱雑な街と彼女を俯瞰したシーンはダンサーインザダークを彷彿とさせる、好きだ
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.5

【パパとママの子供を使ったハートフル社会学実験コメディエログロ胸くそ映画】
映像演出を通して登場人物の内面描写や優れた映画であると同時に、それを除くとただただ気持ち悪い非常に淡白な映画。
でないと単な
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