shingoohuchiさんの映画レビュー・感想・評価

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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法廷では多くの人間が自分の立場に都合の良い真実を語ろうとする事で事実が虚構に変わっていく
と監督のインタビューを読んだ。
その虚構が立ち上がる工程(真実の形を装った虚構)を緻密に描いた作品。
アスガー
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

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物語の展開が常套手段的な三部構成とは一線を画していて、個人的には好きな作り方だった。
役者、カメラ等映画を構成する要素が主張しすぎず調和が取れているのにクオリティが高く、興醒めせずに物語に入れた。
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

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期待して見に行った前作「テルマ」が全然ピンと来なかったけど、ヨアキム・トリアーには期待しかないのでタイミングがうまくはまった初日に見に行く。結果、大正解。
よくある恋愛ものとカテゴライズする人もいるん
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

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マカレナは笑った。
劇場出てからもしばらく耳の辺りがソワソワした。

ジャンヌ(2019年製作の映画)

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審判のシーンの台詞劇は見応えあった。
演技経験の乏しい役者に普通じゃない芝居をどうやってさせるのか気になった。
顔をずっと隠してる白魔術師みたいなおじさんが、ミュージカルシーンで歌う時に高音の女性?の
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ジャネット(2017年製作の映画)

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前半きつかった。
ラップおじさんが登場してから彼の虜になる。
ジャネットの企てに加担してくれたのに、ジャネットだけ馬の上に乗りおじさんは靴がびしょ濡れになりながら川を歩く。おじさんを蔑むような目線で見
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37セカンズ(2019年製作の映画)

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面白かったけどガツンとこなかった。
理由はなんだろう。個人的には映画的マジック、イリュージョンのなさ。
あの重要な介護人のエゴの無さ、つまり物語を進めるための道具感。
それを踏まえても面白いと言ってい
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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マウンティングする事が強さと疑いなく信じている層にそれが分断を生むだけだという事に気付いてもらうために見てほしい。敵対する者同士が実は同じ敵と闘っている同じ神を信じているという状況は今も万国共通なんで>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

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ラストは緊張感マックスで気持ち悪くなった。
けど観た後の気分を忘れ去らないようにフランス語のヒップホップばかり聴いている。

チワワちゃん(2018年製作の映画)

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センスで岡崎京子作品を乗り回しててそれがどの岡崎京子原作映画よりもフィットしてた。他の岡崎京子原作はセリフで色々伝えようとしててもっさりしてる印象だったけど、そういうのを軽々回避して意味を超えてたとこ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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戦争映画を見終わった後の疲労感。っていうかもうこれ戦争映画なんじゃないかと。
何年かに一度味わえる傑作の余韻に浸っている。

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

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大傑作
現代的な暴力の構造を提示する映画だと思った。
というか宗教がキリスト教が抱えてる矛盾を描いているのか。キリスト教的な隣人を愛する人(善人)は虐げられ、そうでない人が世を渡っていけるというような
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だってしょうがないじゃない(2019年製作の映画)

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社会的弱者と言われる人にとっては人生の中での究極の選択の決定権も剥奪されてしまうという様を見ていて、今の時代に彼にとってもっとも幸せな選択を提案することは誰にも出来ないんだろうと思った。そう言う意味で>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

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是枝作品に対してはアンチというかアレルギーさえあると思っていたのもあり、わざわざ劇場に足を運んで観ることはしたくないと思っていたがジュリエットビノシュとカトリーヌドヌーブを配役して彼の作品がどう見える>>続きを読む

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