shingoohuchi

ジャンヌのshingoohuchiのレビュー・感想・評価

ジャンヌ(2019年製作の映画)
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審判のシーンの台詞劇は見応えあった。
演技経験の乏しい役者に普通じゃない芝居をどうやってさせるのか気になった。
顔をずっと隠してる白魔術師みたいなおじさんが、ミュージカルシーンで歌う時に高音の女性?の声で歌ってるのがツボに入る。
笑いを抑えるので必死でしばらくスクリーンが見れなくなる。
二部通して本来の意図とは別の部分で楽しませてもらったが自分の知識、思慮の無さで複雑な気持ちになった。
あとは大掛かりになるお金がかかる部分は全て、台本から除外され、ある意味、歪な形になっている、と思われる作品に映画における格差を感じ、また複雑な気持ちになった。
20年位前に、自分の認識を超えて贅沢な演出をしている映画を見ることが贅沢な体験だったがそういうものが失われているようにも思えた。