amiriさんの映画レビュー・感想・評価

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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.0

クリストファーノーラン長編処女作。
レストア版で上映してくれたことに感謝。

すでに、今のノーランに通ずる所が感じられる。
ごちゃごちゃの時間軸を一つの物語として嫌いにまとめるところはさすが。
内容的
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

ダンケルク以来の戦争伝記物。
とりあえず、評価付ける付けないの内容ではない気がした。

とはいえ、構成や映画としての構築は流石のクリストファーノーラン。
時間軸を3つに隔ながら長時間である程度難解な内
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

ヴィムヴェンダース×役所広司
面白い日本の描きかただった

完璧な日ってなんだろうって考えさせられる。
おんなじような日が繰り返されてるように見えてその中の少しの出来事で1日の終わりかたが変わってくる
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オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

4.1

あぁ愛しのガイリッチー。
今作も最高でした。

見応え的にはコードネームアンクルに近い。
相変わらず無駄が多く無駄なカットを長々としかもシリアスにふざけながらやってやがる。

めちゃくちゃ大規模に世界
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マチルダ・ザ・ミュージカル(2022年製作の映画)

3.6

マチルダのリメイクミュージカル。
けど、原作とは結構違うぽい。

今の時代になかなか攻めた姿勢で社会問題を訴えていくスタイルはNetflixオリジナルぽいなと感じる。
世界観とかも基本的には好きだった
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

相変わらずのウェスアンダーソン節。
3Dアニメとカラーリングと独創的なカットにらしさを感じる。

内容としてはなかなか難解。
1955年のアメリカ砂漠地帯で繰り広げられる化学大会とそれを演じるリアル世
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

ミッションインポッシブルにもとうとうAI戦争到来か 笑

最近は映像や派手なアクションにばかり目が行き、内容は似たり寄ったりな映画が多くなってきたように感じる(あくまで個人的に)けど、本作はしっかりと
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緑の光線(1986年製作の映画)

4.0

さすがエリックロメール
相変わらず人の機微を捉えた話を作るのが上手い。

おそらく多くの人がデルフィーヌにもどかしい気持ちを抱きつつも少なからず同じような気持ちを抱いたことがあるんじゃないかと思う。
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

伊坂幸太郎原作のマリアビートルをハリウッドで映画化。
原作が大好きなだけに残念。

ツッコミどころは色々ある。
ウォッシングがひどすぎるとかノリが軽すぎるとかここまでして日本を舞台にする必要があったの
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.8

またこりゃすごい作品だね
基本、全編家庭内での関係を描く140分。

前半はメイベルが壊れていくさまを見て辛くなり
後半は戻ってきてからも壊れてる認定され耐え忍ぶメイベルを見て辛くなり

結局ニックが
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アメリカの影(1959年製作の映画)

3.5

カサヴェテス長編処女作。

一作目から即興撮っちゃうとか流石の変態。
ただ、即興なので上映時間も短くてで、主題がブレちゃってる感。

それでも、世界観の作り方や音楽のセンスは相変わらず光るものがある。

RRR(2022年製作の映画)

4.0

インド映画っぽいんだけどめちゃくちゃインド映画かと言われるとそんなことはない作品(語彙力)

めちゃくちゃエンターテイメントしてるっていう評判からその先入観で見てたけど、どっちかというとめちゃくちゃ攻
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チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

4.0

この映画の空気感すごい好きや。

基本的にはフィルムノワールっぽい雰囲気で、終始暗く張り詰めた感じだし、設定や舞台もストリップクラブやら借金やらでダークな感じ。
そこに時折はいる音楽やショーがいいアク
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.8

ヴェンダース作品の中では結構好みだった。

音楽が終始不穏でそこまで緊張感のないシーンでも不信感を感じる不思議な演出が印象的だった。

起承転結はっきりしていて、テンポもいいし120分飽きずに見れた。
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ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

3.6

クストリッツァらしい作品。
新解釈ロミオとジュリエット。
ラストのロバからの喜劇感といい全く別の味付けだけど。

前半と後半で全くの別作品。

前半は鉄道と家族や周囲の人間関係を中心に描いてる。
特に
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.9

とても異質な戦争映画。
ブラックユーモアが効きつつも戦争の滑稽さを刺しにきてる演出が目立つ。

精神科病院を抜け出した市民たちは陽気だし、外で繰り広げられていることには興味ない様子。
この世界観が独特
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.7

エミールクストリッツァの代表作。
個人的には黒猫と白猫の方が好きかな。

舞台は第二次世界大戦中からその後を描いたユーゴスラビア。
ナチス占領下に抵抗するマルコとクロが物語の中心。
重い過去をコメディ
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さすらい(1975年製作の映画)

3.6

ヴィムヴェンダースのロードムービー三部作の三作目。
一番有名だけど個人的には一番ピンと来なかった。

旅をしてそこの人々の人生に触れて、オムニバス形式で話が進んでいくのは確かにロードムービーらしいし長
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サブウェイ(1984年製作の映画)

3.9

リュックベッソン初期の長編。
素晴らしい世界観。

タイトル通り地下鉄で繰り広げられる物語。
クライムサスペンスかと思いきや結局ラブストーリーなところがリュックベッソン 笑

登場人物みんな個性的だし
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

4.1

久しぶりに衝撃的な作品に出会った!

まず、世界観がすごい。
アンダーグラウンドな田舎のヤクザを描きつつ、普通に平和な生活が展開されてて面白い。
兄と父は黒い世界でバチバチやってる中で子供たちは単純に
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まわり道(1974年製作の映画)

3.8

ヴィムヴェンダースのロードムービー3部作の2作目。

個人的には都会のアリスより好きかも。

カラーなのに音楽や世界観によって都会のアリスよりダークな作品に仕上がってる。
この雰囲気たまらない。

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都会のアリス(1973年製作の映画)

3.8

ヴィムヴェンダースのロードムービー3部作1作目。

映画全体の雰囲気もさることながら、キャラクターの描き方が秀逸すぎる。
終始第三者目線で物語が進んでいって、それぞれの心情は具体的に描かれてないけど、
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北の橋(1981年製作の映画)

3.4

リヴェット三作目だけど未だに楽しみ方がわからない、、、

まず、イントロ長すぎやろ 笑
本編行くまで1時間は長いよ

あと、結局何がしたいのかわからん。
おそらくそういう摩訶不思議な雰囲気を含めて楽し
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ノロワ(1976年製作の映画)

3.5

島の城を舞台に行われる復讐劇。

世界観が唯一無二で素晴らしい。
こんな雰囲気の映画は初めてみた気がする。
序盤から中盤にかけての構成も面白かった。

ただ、ラストが無駄に長いというか流石にグダってる
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デュエル(1976年製作の映画)

3.6

なんとも不思議な作品だった。

前半と後半でガラリと印象が変わる。
前半はフィルムノワールぽい様相だが、後半はファンタジーというかより突飛な話になってくる。
前半から人物の関係性はある程度追えるけど、
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

3.6

六つの教訓話六作目。
最終作!

最後にしてあまり乗り切れなかったな。
なんていうか、ロメールにしては突き抜けきれていないというか割とありきたりというか。
相変わらずキャラクターは面白いしカットやプロ
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モード家の一夜(1968年製作の映画)

3.7

六つの教訓話四作目。

今作は宗教観に焦点を当てた恋愛。
モード家とつくくらいなのだからモードとのやりとりが多い。
宗教観の違う2人だけど通じるものが多く哲学的な話が展開されていく。
ラストシーンの会
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コレクションする女(1967年製作の映画)

4.0

六つの教訓話三作目。

結局どの角度から見るかによって事実は異なるよって話。

主人公に対する最初の印象と最後の印象が全く異なる。
道徳を重んじて結構評価されるタイプなのかと思いきや、最終の印象的には
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シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

3.7

六つの教訓話二作目。

教訓話とはよく言ったものだ。

今回も基本は一人称で話が展開されていく。
そして、未までと比べても最もモヤっとするキャラクターたちだった。
ベルトランもギヨームもシュザンヌも何
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モンソーのパン屋の女の子(1963年製作の映画)

3.9

六つの教訓話一作目。

ショートフィルムだけどなかなかに濃い作品だった。

基本、一人称で展開されていく。
ショートフィルムなのに起承転結はっきりしてて見てて飽きない。
相変わらず個性的なキャラクター
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恋の秋(1998年製作の映画)

3.5

四季の物語第四弾。

なんか、一番ロメールっぽくない作品な気がした。
俗世感が強いと言うか普通すぎると言うか。
まあ、ほかの作品も俗世感は違う意味で強いが 笑

登場人物も結構多く、話の焦点も右往左往
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夏物語(1996年製作の映画)

3.9

ロメールの四季の物語第三弾。

だんだんやり口がわかってきて癖になってきたよ 笑

相変わらず個性的なキャラクターたち。
冬物語と似ているようで正反対の主人公。
3人の間で揺れ動く様は見ていてイライラ
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冬物語(1992年製作の映画)

3.8

四季の物語第二弾。
題名に違わぬ喜劇よのう。

オープニングから飛ばしてる。
終始フェリーシーはぶっ飛んでるけど物語が進むにつれてぶっ飛び加減に一貫性が出てきて、最後の方はしっかりまとまってる。

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春のソナタ(1989年製作の映画)

3.8

四季の物語第一弾。

終始会話劇として進行していく。
特に何が起こるわけでもないし心地よい話でもないんだけどなんとなくいい空気感。

基本的には主人公、友達、友達の父、父の彼女の4人で物語が進行してい
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.3

やっと見れたよ
念願叶った今作はちゃんと期待を超えてきた

そもそも、あんまりゴダールが合わない。
本当に面白いと思えたのって舗道くらい。
けど、今作はめっちゃ好き。
ゴダールの中では見やすいと思う。
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

史実に沿った80年代の西部開拓をケリーライカートが映画化。

朝と夜を永遠と繰り返すが、時間の経過とともに状況や心境が変化していて面白い。
また、映画を通して音楽などの要素もなく、淡々とストーリーが展
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