amiriさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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春のソナタ(1989年製作の映画)

3.8

四季の物語第一弾。

終始会話劇として進行していく。
特に何が起こるわけでもないし心地よい話でもないんだけどなんとなくいい空気感。

基本的には主人公、友達、友達の父、父の彼女の4人で物語が進行してい
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はなればなれに(1964年製作の映画)

4.3

やっと見れたよ
念願叶った今作はちゃんと期待を超えてきた

そもそも、あんまりゴダールが合わない。
本当に面白いと思えたのって舗道くらい。
けど、今作はめっちゃ好き。
ゴダールの中では見やすいと思う。
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.8

史実に沿った80年代の西部開拓をケリーライカートが映画化。

朝と夜を永遠と繰り返すが、時間の経過とともに状況や心境が変化していて面白い。
また、映画を通して音楽などの要素もなく、淡々とストーリーが展
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.7

ケリーライカート長編三作目。
なんとなく初期作品からここまでの流れにケンローチ味を感じる。

今作は結構直接的に社会問題に切り込んだアプローチとなっている。
仕事がないからお金がない。
お金がないから
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.5

ケリーライカート長編二作目。

なんていうかすごい曖昧で独特な、褒め言葉として気持ち悪い空気感の映画だった。

マークとカートは仲が良さそうに見えてどことなく価値観や会話が噛み合ってないし、ゆったりと
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.9

ケリーライカート一作目。

現実の生活に辟易していた男女によるロードムービー。

自分自身を犯罪者とラベリングすることによる非現実間から生の実感を得ていたのにそれが亡くなったときの衝動の描き方が衝撃的
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

ウェス作品を色々見た上で見返すと、あんまりウェスらしさがないのかもと感じた。

ストップモーションアニメぽい風景や章立て、カットの構図は相変わらずのらしさがあるけどストーリー的にはなんとなく他と違う感
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

ストップモーションアニメながらウェスアンダーソンの世界観満載!

日本語と英語の二つの言語を使い分けることによって、それぞれの立場と主張が対比されてて面白い。
そもそも、この設定と発想がさすが。

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ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.4

ウェスアンダーソン発ストップモーションアニメ。

今やウェスの代名詞とも言えるイラストレーション的構図の原点と言えるのかな?
世界観はそのままに動物ならではの仕草や特徴をちょいちょい挟んでて面白い。
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.6

今作くらいからちょくちょくアニメ調の描写も加わってきて、より色調が鮮やかな最近のウェスアンダーソンらしさを感じる。

今作はわりとオープニングからフルスロットルなことが多い中でどことなく静かに始まる。
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.0

相変わらずのウェスアンダーソン!
the kinksに始まりthe kinksに終わる。

乗っけから最高。
タクシーで駆け込み乗車しようとする人を尻目に乗り込む主人公。
この構図で一気に期待感と没入
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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

3.8

ウェスアンダーソン初期の傑作。
今とは若干作風が異なるけど相変わらずの世界観で唯一無二。

一応章分けされてるけど見出しがついてるわけでもないし一つの話として切れ目なく継続してる。
オープニングから人
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アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.7

ウェスアンダーソン一作目。

theミニシアター系って感じの映画。
今ほどウェスアンダーソン節も効いてない。
何も脚色せずにストーリーを説明したら原稿一枚くらいで収まりそう。
でも、映画全体の空気感と
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.1

さすがのウェスアンダーソン。
世界観がドストライク。

今では触れずらい繊細な話題も時代背景とアンダーソン節で軽やかに触れることによって笑いとある種のメッセージ性を持たせてる。

基本的には3遍が主体
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.8

クリスティの名作第二弾。
そこそこ読んでるはずなのにナイルに死す未読だったのよねー。

全体的にレトロな世界観と美しいエジプトの風景、場面場面にあったクラシカルや陽気な音楽。
映画としての完成度は普通
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.8

ファンタビ三作目。

なんかキャストやストーリーの細部がマスや社会に寄せてきてる感 笑
嫌いじゃないんだけど!!

ハリポタシリーズを初期から追ってると後日談に繋がる裏設定や初めて明かされる情報も多く
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

最新作の前に復習。

若き日のトムクルーズ!
歯白すぎやろ 笑

空軍のトップパイロットを目指す話だけど、友情あり、恋愛ありで青春スポ根ぽい雰囲気が強い。
シンプルなストーリーと王道展開ながら終始楽し
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.7

ジャームッシュにしては万人受けする作品だった印象。
この頃に多かった白黒でもないし。

まず、凄腕の殺し屋がサムライに憧れるって時点で面白い。
その設定をフル活用するわけではなく、割と淡々とクライムサ
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

3.7

複雑な世界観と単純なストーリー。
それをハルハートリー独自の世界観に落とし込んでて印象に残る作品。

結構よく見るような内容だけど、登場人物それぞれのキャラクターや所々入るストーリー上のあそびに当たる
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

昨今のアメコミとは一線を画すクオリティ。
DCには是非この方向性を攻めていただきたい!

marvelがエンタメ性に振ってるのに対し今作はクラシカルな路線で攻めてきた印象。
これまでのバットマンと比較
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ネッド・ライフル(2014年製作の映画)

3.7

ヘンリーフールトリロジー三作目。
よくまとめたな 笑

一作目はヘンリーフール、二作目はフェイグリム、三作目はネッドライフルに焦点を当てた作品と見せかけて、なんだかんだヘンリーフールトリロジーと呼ぶに
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フェイ・グリム(2006年製作の映画)

3.6

ヘンリーフールトリロジー二作目。

サスペンスとして大真面目に見ればストーリーの構成や内容に疑問を感じる部分も多いがコメディとしてみれば非常に好み。
話をいちいち複雑にしてるのもハルハートリーぽいし空
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ヘンリー・フール(1997年製作の映画)

3.7

ヘンリーフールトリロジー一作目。
これまでのハルハートリー作品よりもはっきりした命題とストーリーを感じる。

ヘンリーフールって題名なのにメインビジュアルおかしいやんって思いながら見てたけど最後まで見
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シンプルメン(1992年製作の映画)

3.6

なんか違うぜハートリー!笑

unbelievable truthやtrust meは単純で詩的だったのに対し今作は詩的で詩的な印象。
登場人物のキャラクターも個性的なようで前作までのような明確な信念
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アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

3.9

やっぱり好きだぜハルハートリー。

相変わらず登場人物みんなして個性的。
特にお父さん!
ぶれぶれだし利己的だしなかなか腹立つキャラクターだけどお父さんいないとこの映画が全く成立しないのが面白い。
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.8

30歳の若さで亡くなったサシャをきっかけに出会った恋人ローレンスと妹ゾエに焦点を当てながら周囲の関係をベルリン、パリ、NYの夏をそれぞれ1年ずつ描いた映画。

ストーリーとは関係ない無駄が多い割にスト
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最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.7

心にわだかまりを抱える二人がインディアナ州の名所をめぐる話。

ずっと塞ぎ込んでたバイオレットだったけどフィンチの個性的なアプローチを受けて段々と心を開いていって二人が打ち解けていく過程はよくあるラブ
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.9

デヴィットフィンチャー作品でトップクラスに好きだった。

内容としては60年代の少女失踪の真実を解明するミステリーだけどどちらかというとサスペンス要素とドラマ要素の方が強く感じる。

物語を通してキャ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

第一次世界大戦中、ドイツ軍と戦うイギリス軍の最前線に指令を伝えるために二人の上等兵が奔走する話。

伝令するまでにさまざまなアクシデントを迎え、それでも必死に奔走する姿が印象的。
二人にフォーカスを当
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ファイブ・フィート・アパート(2019年製作の映画)

3.6

ここ数年で見た映画の中で視聴中一番見てるのが辛かった映画かも。

CFという同じ病気を抱えた男女が互いの感染を防ぐために6フィート離れながらの恋愛を描いた映画。

CFという病気を少し調べたら主にアメ
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.8

ミュージカル映画というかミュージカル作家がミュージカルを作る過程を映画にした実話。

中盤くらいまで全然共感できなくてうーんって感じだったけど後半ぐんと伸びてきた。
自分の夢と境遇を天秤にかけて葛藤し
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.9

これまたネフリらしい映画
今まで見たオリジナルの中では一番好き。

冒頭から何か(ほとんどわからなかったが 笑)の引用を交えて文学、哲学っぽく恋愛観を中心に語っていく感じがなんとなくビフォアシリーズと
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

前情報なしにガンデュエル的な西部劇を想像してたら全然違った 笑
それにしてもNetflixは相変わらずこの手の映画多いね。
娯楽で社会問題に切り込むのも大切だと思うが。

牧場を運営する兄弟と未亡人と
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

普段はネタバレ指定しないけど今作は何書いてもネタバレになりそうなんで。

とりあえず面白かった!
MCUの続編というよりスパイダーマンの集大成っていう感じ。

過去作のスパイダーマンと敵キャラ大集合は
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.6

これまた前作とは異なる方向性のスパイダーマン。

アメイジング一作目はサムライミ版とMCUの中間的な雰囲気と評価したけど今作はよりエンタメ性に振っててMCUに近づいた感じ。
映像のレベルも上がっててス
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

最新作の復習第二弾。
サムライミ版に続いてアメイジングを試聴。
こちらも同様にめちゃくちゃ久しぶりにつき内容全く覚えてなかった。

サムライミ版のダークな世界観とキャラクターが好きだったなー。
あの陽
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