ワラさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

構図や色使いがキレイ。ヘイリーベネットがかわいいおしゃれ。内容的にはもっと芸術的ズドンな狂気とかねっとりかと思ってたら以外と普通。

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スモーキーでダーキーな感じは良い。絵面に加えてクリスチャンベイルのバットマン喋りがその空気。ミステリーはいい感じだけど淡々感は少しもの足らず。事件解決の後のもう一回気持ちよかった。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

どんな話か知らずに観はじめて、前半田舎カウボーイのつまらない日常系かと思ってたら中盤から急に秘密露呈からの殺人でびっくり。サスペンス的には楽しめたが、どうもジメジメしてるのが好みではなかった。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.7

ヤクザと家族的な。本人の沸点とか社会との関係性のギリギリ感に緊張感と苦しさがある。この主人公に限らず我々にも問う素晴らしき世界。こういう役所広司にはほんと引き込まれる。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.6

相変わらずの空中カメラワークすごいのと作画、おしゃれなエフェクト、音楽と外見は良かった。が、内容の部分自分にはダメだったかも。苦手だったコメディ部分多いのといっぱいスパイダーマン出てくるのと。間延び感>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

いろいろあるけどがんばろうな前向き系かと思って観出してそうではなくて、観てる途中でこれは良くないことが起こる後ろ向き系かと失敗したなと思ってそうでもなくて、見終わったらとてもニュートラルなお話だった。>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.4

悪くはないんだけど、事実の事件的にみるのか主人公の内面的な部分でみるのかせまいコミュニティの人間性部分なのか信仰とはみたいなところなのかどれも満遍なくになっていて映画としてパッとしない。ただ、色々考え>>続きを読む

この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.3

ついてない人のほっこり系かと思いきやタランティーノ、ロバートロドリゲスよろしくなノリでびっくり目。こういう真顔でグロみシュールなおもしろいだろ感のある、ある意味オシャレカテゴリなのは嫌いではないが特別>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

みたいリストに入れっぱなしのまま2が公開されたのでそろそろみないとで鑑賞。ほとんどPC画面で構成されているのに表現変化球で安くなってないのがすごい。お話は王道的ではあるけど、明らかになってくるドキドキ>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.9

NIKEしか履かなくてバスケ好きのスラムダンク世代としては楽しめないはずがない。80sの泥くさくも何かが起こりそうな感じと結果はわかっているなかでのワクワク感。シンプルではあるが逆転的なストーリーとテ>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.6

1がだいぶ良かったとき大体2はダメダメなのに全然。根幹には原作のおもしろさがあるもののアクション、壮大感、エンタメ性とクオリティ落とさず実写化できてるのはすごい。このままずっと続けて欲しい。

犬王(2021年製作の映画)

3.0

湯浅監督も松本大洋も現代的演出もロックも成り上がり的なお話もファンタジーも森山未來も全部好きなんだけどなんだかパッとしなかった。たぶん全部がのべっとしてたんだと思う。

バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

一番大事なそれがなんなのかが、あれだけ引っ張っておいてでだいぶ弱かった。ポスタービジュアルと小道具とかかわいいし、CGも良いので、主人公以外の深掘りもなく全体としてお話の弱さが残念。

鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

後からそうだったのか系は好きなのであっという間だった。おもしろかったのにあっさりしてるなと思ったけど、小説はもっとボリューミーでだいぶ端折ってるということでもったいない。小説か現実かはもっとわからない>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.1

私にはサイコパスが主人公のコメディだった。ドンパチアクションは気持ち良い。

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.6

日曜の夜に気軽にサクッと観れてほっこりできる。改めて自分もちょっと面倒だなと思っても重い腰をあげようと思えた。

ルーム(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

感情がかき乱された。事件的な部分より子に主眼のある作りなのが良い。

気持ちが子にいきがちだけど母個人の部分も少し垣間見える部分がありあぁそうだった、この人もとてつもないなと想像するとなかなか苦しい。
>>続きを読む

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.5

マッツミケルセンのイケオジ具合とジョンウィック的な背景と無双アクションは良。主人公のシリアスラインと対象的な敵キャラのアメコミ感と一昔前のオシャレバイオレンス的な演出がミスマッチでそのままミスマッチだ>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.6

この監督はモーヴァン振り。内容エグいのに静かなトーンというのとカット割りと音の妙でとても洗練された映像表現。バランスでいうと少し詩的がすぎるのでもうちょっとストーリーがあって120分にすればすごい名作>>続きを読む

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

ウディアレンを期待してウディアレンだった。画作り、テンポ、演者素晴らしい。希望を言うならイライラする系の主人公なのでもう少しコメディタッチだと嬉しかった。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

シンシリーズってことで義務的に観てみた。シンゴジのベストなバランスとはかけ離れオタクが作った現代版としか受け取れなかった。とにかく昇華しきれてないリスペクトが単純にださく見えた。アクションカメラっぽい>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.6

ポスタービジュアルや邦題と内容とのギャップあり。とりまく環境の部分では簡単に言うことはできないが、生き様から大事なことを再確認させられた気がする。
イーサンホークってあんなバットマンみたいな声だっけ?

ブレスラウの凶禍(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

予告はセブン的で期待できたのに安かった。
死体の作りはリアルで良かった。
馬とドラム缶転がるところの演出安い。
犯人の見た目に魅力ない。
そんな簡単に警官になれる?
理由が普通。お母さん全部言う。
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

キリ番600marks目ということで何となくアカデミーものに。監督がコメディ的な人みたいなので、社会派の中でほっこりできたのはそうなのかなと思った。ただ、実話だからかエピソード的な部分、差別具合も2人>>続きを読む

人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

3.6

マイクミルズ的淡々とした中のおしゃれさはありつつ。犬と会話の演出が良。ネガな部分が話の中心なので表現的にはもう半音だけ軽くというか楽しくして欲しかった。

オートマタ(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半のブレラン臭と事件から解明していく系で期待したけど中盤から微妙。さすがにAIが進化しすぎてだけではしんどい。戦争にもならず共存もせず中途半端。ブレラン的なのもでっかいホログラムはまんますぎるだろは>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

実話ということで楽しめた。見た目もよくて文武両道な人が浮世離れな刺激的で大胆な人生を送るってすごい映画的。しかし彼女の信念から学ぶことは多い。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.6

下手にストーリーがなくそれによってジリジリした感じがあるフォーマットはタンジェリンと同じ。ひとつ違うのがウィレムデフォーの存在。キャストのネームバリューとしても物語上としても彼の存在が機能している。>>続きを読む

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.4

さわやか。青春な台詞にいちいちその通りとかブツブツ言いながら観てた。特にクリエイティブなことを頑張る系は肩入れしてしまう。カット割りと演出の微妙さが素人でも気になったんだけどおそらくWebドラマの延長>>続きを読む

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ルーニーマーラ目当てで。ただのつらい暗い話でなくて美しかった。オチはまさかなと思いながらのやっぱりかは若干綺麗すぎるけどそれがないと救いがないのでそこも含めて良。後半に行くにつれてそのへんがクリアにな>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.4

べラーズは好きだし彼女たちを3作も観れるというのはとてもうれしい。しかしながら、こういう映画カテゴリにおける、ぱっとしないバラバラのみんなが最後は頑張ってやったーみたいなところがなくなるとただの安物コ>>続きを読む

潜入者(2015年製作の映画)

3.3

実話ということでドキドキ度は高い。が実話な分なのか映画としては真面目すぎるというかちゃんと全部言おうとしているのか流れがあっさり目。もう少し深さが欲しかった。主役でなんとか。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.1

もちろんみんなが苦しいのは苦しいし良くないのは良くない。
ただ、戦争が終盤になると未成年を投入するとか相手国に憎まれるとか捕虜的にとして過酷な環境におかれるとかはそりゃそうだろうなと思うので、こんな事
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

自然現象とファンタジーの具合、ポップさとシリアスさ、アニメ好きも拾う要素、新海の性癖と作品のバランスがめちゃめちゃ良い。劇伴は陣内一真が入ったことで厚みがかなり増した。

今回は構成も良い。前半この繰
>>続きを読む