忘れられないのさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

忘れられないの

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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.7

賛否両論なのが頷ける仕上がりだが、個人的には好きというかアリかな。アリ寄りの好き。
1〜3特に3が本当に本当に感動する素晴らしい作品だからこそ、4にツッコミを入れたくなるのは分かる。

評価する点は
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.8

SFだし設定が奇抜かと思いきや、やけに現実味がある。
世界観に徐々に入り込んでいき、後半事件の真相やどんでん返しが来るのかと思いきや、意外と安定したエンディング。
だがそれが良い。
シンプルに感動する
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ジェニファー・ロペス ハーフタイム(2022年製作の映画)

3.4

ジェニファー・ロペスのことを新たに深く知れたし、ハスラーも観たくなった。
彼女の姿を捉える点では問題ない仕上がりだが、ドキュメンタリー映画として彼女の姿を通して更に伝えたいメッセージがあると良いかも。

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)

3.6

みんな大好き、お料理映画。
料理が人生を大いに変えたり、料理をする人が神格化されすぎてないのが良い。
ただ料理を楽しんでるし、美味しそう。

二人の女性の人生が重なる構成だけど、交差はしないのが絶妙。
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幸せは、ここにある(2021年製作の映画)

3.7

属性の異なる二者の心の交流ものは好きなので楽しめた。例えばマイ・インターン、グラントリノ、カールじいさん、グリーンブック的な。
それにプラスしてシニアの要素。例えば最高の人生の見つけ方的な。
結構良い
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エール!(2014年製作の映画)

4.0

導入は予想外にコミカルで見やすい。
途中はこれは毒親なのでは?とモヤモヤし始め主人公のヤングケアラー描写に心が痛んだ。
しかし学校での発表会のサイレントシーンで一気に聾唖者夫婦が娘を育ててきた今までの
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.1

福祉を考えさせられる良作。
これが実話というのも凄いし、実際に自閉症の方も出演していて製作陣の作品への強い思いにも感動する。
現実が歯痒く、だけど人々が美しい。

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

2.9

主人公が滑稽で痛々しいけど、繊細だったり豪胆だったりするのが面白い。
40代半ばにして生きることをリセットするきっかけがルーシーというアメリカンネームだったのかな。

ジョシュ・ハートネット出演にはび
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ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)

3.6

戦争と人間のリアルが見応えある。
縄一本、ただそれが無いために苦労する。
それが紛争地域なんだろうなぁと。

善意だけではどうしようもない無力感とか
それでも生きてくたくましさ。

そういった少し重く
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

すごいミステリーだ。
筋書きで人を消せる驚き。
そこに至る心情。
無駄がなくて天晴れ。だけど余韻がある。
ただ考察させたり伏線回収したりだけのミステリーじゃない傑作。

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.6

シニアがチャーミングな映画は好き。
笑える描写と考えさせられる背景もある。
犯罪の様子は非現実的なようで意外と入念なのが面白く、特に老人がアリバイの証言するシーンとか案外ありえそう。
ただしあるあるだ
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.0

面白いしトヨエツカッコいいし江戸の雰囲気も良いのに、体当たりなシーンが強烈でそこしか結局印象に残ってないかも😂

シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.9

気持ちよく観れる一本。
定番っちゃ定番な設定だけどやっぱり面白い。

主人公が昏睡する前の時代が懐かしいのが面白すぎたのは私も同年代つまりおばちゃんだってことだけど。
でも歳を取ることを悲観しないこと
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.9

「おらだば、おめだ」のリズムが見終わっても耳から離れない。

目に映るあれこれが空虚なようで、そこには実は色んな思いや人や歴史が溢れてる。そんな老女の暮らし。
悲壮感漂いそうなところを寂しさの擬人化で
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

2.7

かなりくだらないけど、豪華キャストが本気でおかしなことに徹している演技が見事なので観れた。短いし。
ある意味チャレンジングというか、こういう作品が成り立つことは日本映画の層の厚さといえるかもしれない。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

小難しいことを考えずに、ひたすら二時間楽しめる。コメディは数あれどこういう作品って意外とないなぁ。
最後のアクションは見どころあるし爽快。

チキン食べたい!

南極料理人(2009年製作の映画)

3.7

終始クスッと笑える。
でも「食べることは生きること」みたいな真髄を抑えてくるのが見事。
撮影はどうしたのだろう。雪吹雪の景色がすごい。

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

2.8

スカヨハはどの映画でも良い!

滑稽だけど映画愛があった。
映画スタジオの様子が大掛かりで面白い。

でもそれくらいかな。
一言でいえば、まあまあ。

るにん(2004年製作の映画)

2.6

随分とコアな映画を観たようだ。
壮大な規模であっただろう八丈島の映像は見事。

ストーリーは興味深い歴史モチーフだが、全体を通して進展が遅くいかんせん長い。

演技は松坂慶子さんとひかる役の俳優さんが
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

音楽や演出は好きだった。
冒頭の渋滞シーンは圧巻だし、ところどころの美しいライティングも好み。

でも二人の心の動きは描写が弱かったような。
お互いのどこに惹かれたのか?
夢みる強い気持ちはどれほどか
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.8

訓練されたわけでもない一人の男がここまでのことが出来るのがすごいし、もしそれが善人ではなく悪人だったらと思うと恐ろしい。

世界の闇のカラクリを暴いた訳だが、きっと氷山の一角なのだろう。

ウクライナ
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泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

3.4

秋田出身というだけでこんなにフラットに見れないものか!と戸惑いつつ、出来るだけ冷静に視聴。

怒ってるようで泣いてるような
泣いてるようで笑ってるような
そんなナマハゲのお面。

泣く子はいねぇが?
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続き、魔法の世界観や魔法どうぶ動物の可愛らしさやエディのオタク芝居が良い。

ストーリーは連作の中継ぎ感が否めない。それ前提だとしても、もう少し一つの映画として新たな要素や完結する面白みがあ
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

2.7

映画制作の裏話として興味深いし、女性の生き方を考える材料としても貴重な作品。

単に女優の身代わりとしてのスタント女性ではなく、もっと広く役割を担う可能性があることを知った。
スタントの中の女性ではな
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

居場所を見つけるストーリー。
明るいラテンミュージックと根深い問題がマッチしていて凄い。
若人の夢やアイデンティティーという普遍的な悩みには共感しつつ、独特の雰囲気で異世界にトリップできた。

序盤は
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

精神世界を映像化した面白い作品だった。
はじめは良い感じに狂った映画だと思ったが、「自問自答」という私たちが普段からしていることと同じなのだと気がついた。

演技も素晴らしいし、前野さんの登場には笑っ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

リアルすぎる離婚のあれこれ。(したことないけど)
すれ違った心は簡単には元には戻らないと痛いほど感じる。
あの頃描いた未来にはもう立てない。
だけど新しい未来は描けるはず。そう思うしかない…
ハッピー
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.0

前作から引き続き、とにかく歌唱シーンが最高。
アイナ・ジエンドの話し声がフワちゃんかと思った!

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.5

「自分を変えられるのは自分。」という気付きと、「家族だって敬意が大切」という教訓がしっかり伝わる良作だった。

語学学校の仲間との絆やニューヨークの景色も見ていて楽しい。

途中、夫にイラッとしたけど
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私の帰る場所(2021年製作の映画)

3.0

物価が上がるのに賃金は上がらない社会
一度網からすり抜けてしまったら戻れない
家賃も高い
日本そして東京と同じ。

綺麗な街の夜景の一つ一つが「家のある人」の存在なのだと思うと綺麗だけど残酷だな。

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

3.4

二人の精神世界、特に前半は抱える障害が他人には理解しがたいものを可視化している。
後半の二人の恋心も見えないものではあるが、逆にこちらは二人の演技で可視化されているのも素晴らしい。
登場人物が少ないの
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