個人的にハンガリーという国に思い入れが強い。今までに二度訪れている。本作はタイトルに「ブダペスト」の文字があるけれど、作品中にはブダ城も鎖橋もフォアグラも出てこない。架空のズブロッカ共和国という小国が>>続きを読む
素晴らしかった。韓国映画は年を増す毎に「これは!」というほどの傑作が生み出されて息つく暇もないが、またもやフィルムノワールの歴史が更新されて新たなる指標が刻まれた感じ。
潜入捜査モノといえばど金字塔>>続きを読む
「金を貯めたら宇宙船を買ってこの宇宙を自由に駆けまわるんだ。宇宙船があればどこへだって行ける。本当の、本当の自由だ。(中略)だからオレはそれ以外のことはいっさいしないと決めた。それ以外のことを考えるの>>続きを読む
上昇志向を持った主人公の栄枯盛衰物語はスコセッシのお家芸だけど、今回のレオ様はマフィアではなく株屋なので仁義より利己を重んじるし、ファミリーの規矩準縄なども存在しない。そして珍しく暴力沙汰でのボディカ>>続きを読む
予想外にシリアスで閉塞感漂う内容。『エレクション』のような緊張感とはまた違う、作品全体に充満する埃っぽく殺伐とした画の連続。「あれ?香港にしてはなんか殺風景じゃない?」と疑問に思ってたら、香港にほど近>>続きを読む