CLEOさんの映画レビュー・感想・評価

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ANIMA(2019年製作の映画)

5.0

これを観たということは、とうとう私がネトフリに加入したということになります……。

普通にポール・トーマス・アンダーソン最高傑作の可能性がある。ていうかトム・ヨークがいいのか? コレオグラファーがめち
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映画はアリスから始まった(2018年製作の映画)

5.0

公開時に(上映館に対するポリシーの問題等で)スルーしてしまったので日藝で今回やってくれて非常に助かった。

俺は映画ド素人だが「アリス・ギイ」の名はさすがに聞いたことある、というか「フランス映画史の誘
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

5.0

あまりにセンスが良くてお洒落でシティポップで「こりゃ皆にウケますわ…」と思ったが、それと同じくらい徹底された抑制ぶりに作家の生真面目さを感じ取れてなんだか嫌いになれない、それどころか興味が湧く。これが>>続きを読む

おかしな二人(1968年製作の映画)

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知人から借りたDVDで観た。U-NEXTに配信はあるけど吹替オンリーらしい。私は字幕派なので円盤貸してもらって大変ありがたい。ニール・サイモン原作・脚本。主演はジャック・レモンとウォルター・マッソー。>>続きを読む

ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版(1980年製作の映画)

5.0

まぁーさすがに面白い。「サブウェイ・パニック」からオシャレさを抜いて「ウォリアーズ」を注入した感じ。それでいて「フレンチ・コネクション」や「セルピコ」のような警察内部とNYを描いたものの流れにもある。>>続きを読む

彼女が消えた浜辺(2009年製作の映画)

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アスガー・ファルハディ作品、アホしか出てこない。本作にはとりあえず嘘で取り繕う奴しか出てこない。行方不明者が出てて警察案件確定なのになぜ計画性のない嘘でごまかせると思うキャラしか出てこないのか。そして>>続きを読む

ペルシャ猫を誰も知らない(2009年製作の映画)

5.0

この映画が無事完成し世界各国に輸出されたことで、イランにおけるアングラ音楽シーンの貴重な記録が国境を越え俺たちの記憶の中で輝き続ける。抵抗としての映画行為は確実に成功した。俺たちはたしかにここで声を上>>続きを読む

天井桟敷の人々(1945年製作の映画)

5.0

はじめ台詞回しとテンポが思ったより古典すぎて不安だったがジャン=ルイ・バロウが出てきてから一気に引き込まれ後は最高すぎた。というか、一幕目が舞台を整えるための前段階で、二幕目が本番だった。終わった恋の>>続きを読む

月の砂漠(2001年製作の映画)

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うーん、分からん。よくバカにされる時の日本映画ってこれのことでは。ずっとボソボソ話してるのに急に怒鳴り出す。それとは別に台詞と発声が固い、というかクサい。テーマも演技も上滑りしている。演出の技法ばかり>>続きを読む

母よ、(2015年製作の映画)

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ナンニ・モレッティ、映画撮ってる人しか撮れない。モレッティ作品には「親愛なる日記」系と「息子の部屋」系の2種類あると思っていて勝手に本作を後者だと思っていたのだが、全然前者でびっくりした。エイプリルの>>続きを読む

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

5.0

名美のセックス中の顔を見ていると涙が出てくる。あんなに見た目と中身の気持ちがバラバラなことあるかよ……。なんて声で、なんて顔でヤッてんだよ。ゾンビのように性を貪る姿も恐ろしさよりも悲しさが勝る。水原ゆ>>続きを読む

ナポリの隣人(2017年製作の映画)

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ちょっと気になってたジャンニ・アメリオを初めて観た。正直よくわかんない。一番気になったのが移民の描写。主人公の娘の仕事が裁判での移民通訳であり彼らは嘘の証言をするという旨の発言をする。主人公はその娘の>>続きを読む

フィフィ⼤空をゆく 4K(1965年製作の映画)

5.0

空へのこだわりと見世物としてのハッタリが特色のアルベール・ラモリスがサーカスものに辿り着くのは必然。「素晴らしい風船旅行」で見せた謎技術設定とスラップスティックがより前に押し出され、本作ではとうとう人>>続きを読む

UNloved(2002年製作の映画)

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正論人間とミソジニストの分断を描いた映画だと思ったらラストの台詞が意味不明すぎて一気になんだったのか分からなくなり、具合が悪い。森口瑤子と仲村トオルがうまくいかない前半だけ観れば大傑作。水辺の別れ切り>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

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初アスガー・ファルハディ。そういえばこの人「英雄の証明」の頃に告発されてた気がするんだけどあれどうなったんだ。調べます。

ファーストショットから「これは真面目に観ないといかんな…疲れるやつだ…」と思
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

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恥ずかしながら初めてジャン=マルク・ヴァレ作品を観た。めちゃくちゃ良かった。マッチョな親父、宗教にのめり込んじゃってる母、不良の兄貴を筆頭に男しかいない兄弟に囲まれながら、12月25日生まれの少年は成>>続きを読む

ノーライフキング(1989年製作の映画)

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結局あんまり分からんかったな…(前半爆睡してしまったのもあると思うが)。90年前後の日本社会批評になってるかと言われるとなんだかふんわりしていて煮え切らない。ゲームとかコンピュータとかリアルとか世紀末>>続きを読む

櫻の園(1990年製作の映画)

5.0

ようやく映画館で観た。オールタイムベストやね。中原俊天才。つみきみほがヤバい。

恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

5.0

これまたとんでもない映画だ…。何もかもうまくいかない少年の日々をこれほどまでの質感で撮り仰せた映画はあっただろうか。二本立てで観た「童年往事」も実は微妙に詳細なストーリーが語れないのだがそんなことは関>>続きを読む

童年往事 時の流れ(1985年製作の映画)

5.0

今まで観たことのない映画だった……。話云々よりとにかく画がずっとバチギマりしていて訳わからん。アングルがドンピシャすぎ。小津フォロワー最高峰。下降線を辿り続ける家族の有り様も悲劇でも喜劇でもなく記録、>>続きを読む

素晴らしい⾵船旅⾏ 4K(1960年製作の映画)

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※コンディション不良により前半爆睡した人の感想です。

東京ディズニーシーにソアリンというアトラクションがある。元ネタこれなのではなかろうか。SFマシンに乗って空の旅に出る、映像を見て観客は一緒に空を
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

5.0

こんなに良いとは思わなかった。ジュネ、アメリしか知らなかったけどやはりかなりいける。何となくウェス・アンダーソンっぽいストーリーだが全然違う。何より105分あっという間。TSが旅に出てから家族の様子を>>続きを読む

間宮兄弟(2006年製作の映画)

5.0

いやー、森田芳光ベストのひとつきましたね(もしくは「きらきらひかる」といい江國香織がいいのか?)。「ときめきに死す」撮ってた人間とは思えない。ヲタク中年男性兄弟が人間関係に趣味に大忙しで、世間との恋愛>>続きを読む

武士の家計簿(2010年製作の映画)

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序盤めちゃくちゃ良く転がりそうな要素を散りばめていて、これひょっとして森田芳光最高傑作来たのでは、と思わせる期待感があったが終わってみればなんとも中途半端な作品のように思える。シチュエーションや台詞の>>続きを読む

旅と日々(2025年製作の映画)

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観た直後感情的にdisってしまったので冷静になって書いてみる。まあなんというか濱口竜介に寄ったなと。ハイコンテクストすぎる。あと濱口映画が好きな蓮實界隈のシネフィルへの目配せが露骨。画自体はキャリアハ>>続きを読む

ときめきに死す(1984年製作の映画)

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80年代の日本映画にはセンスが絶望的に合わないのがわりとあって、本作がまさにそれ。奇をてらった演出とやたらカルト・陰謀論めいたストーリー。可笑しいとも思えず、おしゃれとも思えず、社会派とも当然思えず。>>続きを読む

⼩さなロバ、ビム 4K(1951年製作の映画)

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バルタザールより前にこれはすげぇ。そして凄まじい寓話性。直前に「旅と日々」に文句つけておきながらこっちのオリエンタリズム的な使い方は気にならねぇのかよと言われたらその通りなのだが、でも仕方ない。おまけ>>続きを読む

さよならはスローボールで(2024年製作の映画)

5.0

いやー、すごい。ベースボールが終わらない。エンドクレジット入った瞬間「終わった……ようやく…」と途方に暮れた。あんなに楽しくてワクワクした最後の野球が、終わる頃にはもう現実が待っていて、残るのは徒労感>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

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……あれぇ〜……。前映画館で観た時は大傑作って思ったのに見直したらなんかそこまでハマらなかったぞ…。中盤以降なんかずっと微妙にダレてる気がして、それが「の・ようなもの」だと作風に合ってるから分かるんだ>>続きを読む

3年目の浮気(1983年製作の映画)

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中原俊信者すぎるのでバグってしまうのだがやはりなんかいい。中原俊作品のカメラって間取りが分かる。小津観てると部屋の動線が分かるみたいな感じに近い。ここぞというタイミングでちゃんと顔の正面ショット決めて>>続きを読む

旅人の必需品(2024年製作の映画)

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もはやVlogのズーム。犬のショットの入れ方ヤバすぎて笑いをこらえきれなかった。lo-fiイージーウォッチング反復ムービー。ロメールが16mm少人数でやってたことの同じ歴史軸の中にいるが意味合いは違っ>>続きを読む

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

5.0

はじめは「なんだよキアロスタミの模倣かよ…」と勝手に諦めていたが途中からどんどん違う方向に展開していき終盤には号泣してしまった。めちゃくちゃよかった。正直舐めてた。

序盤の妹の靴を失くしてしまいひと
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愛と平成の色男(1989年製作の映画)

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呆れるほどに能天気な映画で、ここまで振り切ってると全然面白がれる。「そろばんずく」のその先を見せられたような気もする。バブルすぎる。聞いてるこっちが恥ずかしくなるような台詞が延々並べ立てられる。往年の>>続きを読む

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

5.0

いやぁ〜これは圧巻。アレクサンダー・ペイン最高すぎ。こんな面白い痴話喧嘩観たことないかも。DVD買ったら友だちに貸すわマジで。原題が"election"なんだけど途中からいやこれ"erection"や>>続きを読む

ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

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(全然方向性の違う追記をしたため再掲)
"WHO ARE YOU?"
私たちはやり直せる。
赦し、赦される。

観た直後はあまりに娯楽として面白くてブチ上がってたのだが、なんというかPTAですら結局子
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