ヘソの曲り角

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のヘソの曲り角のレビュー・感想・評価

3.7
はじめの1時間は「はぁ?またいつものストレスフル映画かよぉ〜?」と思っていたが後半戦が今までのドランからは信じられないくらい前向きで超いい感じだった。(恣意的に観客を抑圧して後半それとなく解放する演出法それ自体の危うさはあるが。あと邦画界で評価されがちな気もする。吉田恵輔、李相日など)

「わたしはロランス」へのセルフアンサーにもなってるやん。これからは良くしていこうな→こっちは今楽しくやってるぜ。初の英語作品だからか(よそ行きっぽく)何だか演出も控えめでストーリーもわりとありふれてるんだけど、でもなんかよかったなぁ。ドラン監督引退したの勿体ないな。どんどん面白くなってるのに。

ナタリー・ポートマンってやっぱすげぇな。役柄の説得力が半端じゃない。立体的すぎる。あとワンシーンだけ出てくるおっちゃん、マイケル・ガンボンは恥ずかしながら初めて認識したのだけど素晴らしいなぁ。