提督Pさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

提督P

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ロストガールズ(2020年製作の映画)

2.0

ドキュメンタリーでなく映画という体裁を取るなら、娯楽性を加味するなり、見せ方を工夫するなり、視聴者をもっと意識してほしかった。カジュアルにカネを被害者である娘から無心し、その娘を施設に入れていた過去を>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.7

吹き替えだったこともあり、最後まで一気に見てしまった。主演のマ・ドンソクはもちろん、人気YouTuberシバター似の敵役ユン・ゲサンもいい味を出している。見どころはやはりマ・ドンソクの腕っぷし。ステゴ>>続きを読む

ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)

2.9

「これに比べるとNetflixさんの団地はカスや」と某作品との類似性が指摘されがちだが、確かにガジェットや考証などのディティールでは本作の方が遥かに上回っている。監督がこちらはSFで、向こうはファンタ>>続きを読む

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.3

「なぜ父は人前で股間を掻くなと教えてくれなかったんだ…」下層カーストの主人公バルラムが、染み付いた使用人根性をかなぐり捨てて成り上がる。そこに至るまでの葛藤が身につまされるというか、示唆に富んだお話だ>>続きを読む

クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

2.3

モキュメンタリー怪獣映画として有名なオリジナルの前日譚でシリーズ第三弾。クローバーフィールドの名は冠しているが、過去作を知らなくても全く支障はない。基本的には宇宙ステーション内で繰り広げられる退屈過ぎ>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

2.6

終始ドンパチして疲れるネットフリックスらしいアクション映画。スタントマン出身の監督だからか、そのアクションは痛みが伝わりやすいものが多い。途中で少年とのやり取りの中でインドの格言ぽい台詞があり、ラスト>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.3

この事件を映像化するにあたって、安易なサイコスリラーとして消費しなかったことは称賛したい。無闇に恐怖心を煽ることなく、一人の人間として殺人看護師チャーリーを真摯に描いているのが好印象。終盤のランチから>>続きを読む

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

2.2

あのサトジュンでも消臭できない岡田麿里脚本。大好きな日之出クンに毎朝「日之出サンライズアタック!」と叫んではヒップアタックをかますJC笹木美代。彼女はクラスメートからムゲと呼ばれ親しまれている。由来は>>続きを読む

オクジャ okja(2017年製作の映画)

2.6

ポン・ジュノ監督とギレンホールは自分の中でハードルが上がってしまい、何を見ても不満ばかりの存在。巨大生物と少女というアニメ的なモチーフから始まるも、アニマルライツな方々が登場するあたりで雲行きが怪しく>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

2.8

アダム・ドライバーが勝ったのを見たことがない。日本と異なるアメリカでの離婚調停というイベントを丁寧に描く。主演で嫁役のスカーレット・ヨハンソンが演技を評価されて色々受賞したという。そうだろうか。会話劇>>続きを読む

PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.3

キティちゃんばりに仕事を選ばないことに定評があるニコラス・ケイジが、森でブタと暮らすホームレスを演じる。キャッチコピーから盗まれたブタを巡って大暴れする内容を想像しがちだが、意表をついて雰囲気映画だっ>>続きを読む

ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

2.1

本筋と関係のないサミュエルのカミさんに尺を割きすぎるのはどうかと思っていたら、続編ではこの3人組なのね。気楽に見ようとするも、興味が持続せず終盤で寝落ち。ライアン・レイノルズはデッドプール直後でまだグ>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

1.9

場面転換に乏しく、肝心の会話もウイットに富んでいるワケでもないので、1時間もすれば飽きる。高評価の理由は政治風刺だから?Twitterで何万リツイートもされるその手の1ページ漫画を見てしまったかのよう>>続きを読む

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

2.5

「団地の子と遊ぶな」という古来から伝わる教えを映像化。団地そのものがスタンド能力で、備蓄のブタメンは補充されない。お前何したんだっけという子供もいたけど、そういうのも含めてネットフリックスらしい

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

4.0

湯浅監督でなくともきっちり四畳半神話大系だった。「私」と小津の熱いチョップ合戦から火蓋を切り、あらためて明石さんの可愛さを再認識させられる濃厚な90分。エアコンのリモコンを放置して電池の液漏れでダメに>>続きを読む

渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.5

そもそも本数が少ないのだが、久々に良質なクライムサスペンスを観た。舞台となったオーストラリアの乾いた大地同様、全編を通して貫かれるどことなく無機質な描写が心地よい。だからラストシーンの解釈は、そのまま>>続きを読む

3つの鍵(2021年製作の映画)

3.1

3組の家族が作中で交わるのは数回ということもあり、登場人物の多さの割に混乱することは少ない。そういう意味では完成度は高いが、冗長で娯楽性に乏しく、オチも弱く感じた。そんな中、大胆に脱いだシャルロットだ>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.1

「ぼうりょく? えっと、それ誰が言ってたんですか?」棋士である父との不和が伝えられるさかなクンこと宮沢正之の半生を描いた映画が公開された。主演を「のん」が演じることで性別を超えたキャスティングとして話>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.6

バケットハット、黒縁メガネと畑正憲スタイルのブラピが毒蛇に噛まれる。舞台が日本とはいえ、ことあるごとに日本語テロップが画面いっぱいに映し出されるのは、まるで漫画原作の邦画を観ているような錯覚を覚えて苦>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

2.1

ジェネリック新海誠とキービジュアルが揶揄されていたので、楽曲依存のボーイミーツガールを予想していたら、低予算ラノベアニメだった。作画はTVシリーズレベルで、レイアウトも言わずもがな。メインキャラ二人と>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

2.1

帰りのエレベーターで女の子らが「あの馬と猿なんだったん?」と話しあってました。馬と鹿なら馬鹿なんだけどねえ。風船みたいなUFOから猿が現れるようなサービス精神もなく、全て黒人のメタファーと雑に解答欄を>>続きを読む

ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ(2022年製作の映画)

2.2

かつては熱狂的なセガ信者だったので、名探偵ピカチュウより面白いとの挑発的な感想を目にして前作は劇場に足を運んだ。レベルの低い争いだった。正直なところ、ソニックというキャラにさして思い入れはない。そもそ>>続きを読む

ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

3.9

今作はロッキー4のディレクターズカット版になる。今更80年代の作品を鑑賞することに抵抗がないと言えば嘘になるが、直撃世代なのであの劇伴を聞くだけで、気持ちが昂ってくるものがあるのも事実だ。それが劇場な>>続きを読む

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

2.8

「ヤツは廃棄場送りだ。」そのようにスタローン本人が宣告したという。何があったのだろうか。本日より公開のディレクターズ・カット版で削除された「ポーリーのロボット」なるキャラの記憶がなく、復習も兼ねて自宅>>続きを読む

スパイダーヘッド(2022年製作の映画)

2.1

ネットフリックスは、「イイネ!」より「イマイチ」評価を早く選択できるのが親切!メガネをかけたクリス・ヘムズワースが医学ジャーナル片手にエアロバイクを漕ぐシーンは、作中で最も知性と教養のメーターが振り切>>続きを読む

デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.5

タイトルは主人公が言い渡される「日勤」?ヴァンパイアハンターねえ…とスマホいじりながら流し見するつもりが、途中から視聴に専念。開幕早々、確認もせず銃撃する主人公に対し、正面跳びドロップキックで吹っ飛ば>>続きを読む

INTERCEPTOR/インターセプター(2022年製作の映画)

2.0

クリス・ヘムズワースが仲間を集めてカミさん主演の映画をプロデュース。企画段階からして家族愛に満ちあふれているが、残虐シーンも目立つ。見どころは片手雲梯。ところで「カブロン」って台詞、内藤哲也以外で初め>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.7

ガブリエルがイスを刑事に向かって遠投するシーン、タイガー・ジェット・シンがおもむろに投げたパイプ椅子がジャイアント馬場の頭部に直撃したハプニングを思い出した

L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

3.4

複雑に絡み合う事件に、登場人物は増えるばかり。まずノトーリアスBIGの愛称がビギーで、本名がウォレスだということぐらいは予習してから臨むべきだった…。全容を理解するのは早々に諦めて、こんなややこしい事>>続きを読む

カーター(2022年製作の映画)

2.0

オチが「代紋TAKE2」じゃないかとヒヤヒヤした。頭に直接指令が飛び、ワラワラと湧いてくる敵を鎌一本でなぎ倒すサマは、まるでビデオゲームのよう。カメラワークも凝っているけど、目が疲れるので2回に分けて>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

2.5

正調ライアン・レイノルズが楽しめるザ・テレビ映画。相方のドウェイン・ジョンソンのおかげか

アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.5

「演技は自分のためにするもの」大谷晋二郎似の売れない役者エチエンヌが、ピンチをチャンスに替えて夢をつかむ。役者である服役囚は勿論、事件の目撃者となった観衆も、誰もが損をしない結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.7

冒頭から我が家のサブウーファーが重低音をズンズン響かせ、あまりの振動に慌てふためいた。ウチでAVアンプのベンチマークに使う「宇宙戦争」のトライポッド襲来シーンでも、ここまで震えたか定かではない。それに>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

2.1

あれだけ多くのヒーロー映画を撮っている監督なのに、こんな絶望的につまらない仲間集めは初めて見たかも。無闇に多い女性キャラは全員男勝りで、キャラかぶり。男も不要なキャラが多すぎる。その上、伏線らしきもの>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

2.2

ワンショット撮影が元凶。すべてのイベントを1日にぶち込まざるを得なくなったことにより、オチは投げっぱなし

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

1.8

アメイジング・スパイダーマンのアンドリュー・ガーフィールドの演技が評価されたと聞いて視聴。ミュージカルに疎く、ジョナサン・ラーソンのことは知らなかった。正直ピンとこなかったものの、終盤で友人がゲイを告>>続きを読む