427さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

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ここで言ってくれ!頼む!っていうセリフをことごとく言ってくれないのが最高に現実してきて飛べる。私の中の天使がジョナヒルにリスペクトを払い、一方で悪魔はA24がいなかったら「おバカ5人組!スケートパラダ>>続きを読む

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

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人間生まれながらに表現者であると僕の先生が言っていました。

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

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タランティーノとバチバチしすぎたか何だか知らんが背伸びしたような過激さ、面白さはあるものの商業映画でもB級映画でもない謎のチープさが目立つ。
といった感じにも関わらず社会問題投げかけまくりなので纏りの
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砂の女(1964年製作の映画)

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この映画ほど砂の不快感を伝えられた映画があっただろうか。というかこれほど得体の知れない繊細な負の感情をぶつけられる映画が他にあるのだろうか。素晴らしい。

TENET テネット(2020年製作の映画)

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僕がこの映画を100%理解したとすれば僕はこの映画を100%理解しているのですか?
少なくともコロナ禍にこの映画が公開された理由は理解しています。この映画を観た人はこの映画を観るからです。

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

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オレンジのセーターとカンカン帽、
作品を通してモダンなフランシスと古典的なマリーの二項対立が目立つ作品。が、それはドランのミスリードなのではないかと推測する。
そう思うのは終盤に散々古典派で推していた
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バッド・チューニング(1993年製作の映画)

4.0

何を見せられていたのかはわからないけどなんか良い。ただのお洒落映画と言われたらそれまでだけどなんか良い。こんな青春時代とても羨ましいけどこいつらの人生の全盛期に見えて何とも言えなくなる。若さに任せる楽>>続きを読む

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.7

エルファニング映画だと思って観ると危ない。確かにエルファニングは素晴らしかった。全てのエルファニングが揃っているのではないかと思えるほど多種多様なエルファニングを楽しめる。中でも稀少価値の高い眼鏡ファ>>続きを読む

狂った一頁(1926年製作の映画)

4.0

今の感覚で観ても当時は前衛的だったんだろうなっていうのは伝わってくるが「狂ってんじゃ〜んw」しか言えない。1926年の編集技術を結構なめてた。間違いなく体調が悪い時に観る作品ではないだろうが体調が悪く>>続きを読む

白いリボン(2009年製作の映画)

4.7

抑圧に抑圧を重ねた結果とんでもない化け物が生まれたのではないか。大したことのない罪に対して暴力を伴う罰が遂行されたなら受けた側は暴力的にならざるを得ないだろうな。一番の大罪犯したのは間違いなく権力を濫>>続きを読む

The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.9

巷で話題のイケイケなアリアスターの卒業制作と言われている本作。このタイプのセクシャリティ微塵も考えたことなかったし、ここにDV彼氏の人格が宿ってるの地獄すぎる。
個人的にはもうちょっとエグくても良かっ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

完成されすぎててやべー。映画というより世界を見てるような感覚。構図と衣装がとにかく良い、個人的に好きなのは赤エレベータと両指4連リングロングレザーコートしゃくれ殺人じじいの衣装。アート映画かと思いきや>>続きを読む

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

4.0

昔見たハッピーツリーフレンズの中で可愛い動物が可愛い動物の眼を紙で切るシーンがずっとトラウマで、それが綺麗に蘇ってきて思わず目を覆った。
絶対におっぱいを揉みたい男。何でやし!と思ったら負け。一つずつ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.6

良くも悪くも予想外のことは起きなかった。映像はデカめのスクリーンで観たのも相まってすげえええしか言えない。ただ、全編ワンカットっていう売り方は詐欺師みたいだからこの技法の他の言い方があると良い。実際、>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.8

アルマとエリザベートどちらの人格が言葉にしていたのかもわからず、そもそも2人の人間が存在していのかもわからない。融合したのかもしれない。少なくとも分かり得たのは「顔」その物にはその個人を表す能力がない>>続きを読む

嘆きのテレーズ(1952年製作の映画)

4.0

テレーズが何考えてるかわからずババアの目が逝ってて良かった。
カミーユの睡眠論には脱帽。やっぱ眠りって金かからないし最高だわ。おやすみなさい。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.5

何故か「きっと、うまくいく」という超陽キャ映画を観た直後に観賞してしまい、心に強いダメージを負った。高層ビルの屋上から飛び降りたら床を突き抜け地下鉄に轢かれたくらいの傷を心に負ってしまった。このレビュ>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

めっちゃ良い映画だと思うけど陽気で眩しすぎるしやっぱうまくいかないことばっだもんなあって思っちゃうわ。でも上手くいくって唱えた方が上手くいきそうだな。インド映画何気ちゃんと観たの初めかもしれない。まじ>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

2.7

「シャイニング」の続編というよりも今っぽいっていうか陳腐なホラーバトル映画であった。まあ、「シャイニング」の続編なんだけど。
「シャイニング」って普通のホテルだけどなんか怪しいみたいな所に場違いな物が
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.9

とても良い映画だと思ったが何故か見ていて居心地の悪くムズムズした。差別発言がどうとかは直接差別された経験がないので特に思うことはなく、むしろ親しい仲で貶し合う姿は時代にそぐわないであろう一種の羨ましさ>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.0

警察の無能さとダサ良い音楽が際立つ。ごく普通の映画。
いつかの金曜の夜にこの映画を6歳の息子と一緒に見て断片的な良い記憶を彼に植え付けるヴィジョンが見えた。
親と観て、温かく薄っすらと記憶に残ってて、
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

映画を見てこんな晴れやかな気分になることはなかなかない、帰り道風強すぎて死ぬかと思ったけど。

キャプテンKがエルサの出生記録のミスを見逃したのは偶然なのかそれともマイノリティに味方する精神故なのかそ
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

戦争系はあんまり好きじゃないけどこれはなんて言うかカジュアルな所があって見やすかった。あと、普通にギャグとして面白い部分あるし、なんと言ってもキューブリックが描くサイコ野郎は素晴らしいな。
終盤のベト
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

4.9

胸糞は最悪かもしれないが映画としては傑作であると思う。全く予想のできない展開に加えカメラワークや伏線がとにかく巧い。観賞後は最底のドン底の気分だがめちゃくちゃ面白いので中毒性のある不思議な感情を抱いた>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

「半地下」からは「地上」が見えるけど「地下」は見えないのかとか冷静に考えると考える事、考えなければいけない事がたくさん映画の中にあると感じた。でも、もう心臓バックバクで見てる最中は勿論、見終わってお家>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

入りのBGMから何までただのコテコテミステリーかよと思ったら途中で「あれ、尺おかしくね?」ってなって目が離せなくなった。ただダニエルクレイグだけはコッテコテすぎて正直気持ちが悪い。空前絶後のハイテンシ>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.8

ようやく見れた、Netflix様々。こんなデビューの仕方許されるのか。タランティーノ節がやっぱり垣間見れる、芯のある人は違うと感心してたら血みどろで最高!ってなった。そして、シンプルにかっこいい全員。>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ笑ったけどイエスかノーかってただのギャンブル。イエスって言ったら必ずしも当たりを引けるわけじゃないからベットし続けなきゃいけない。俺はその選択にベットし続ける心と金の余裕があった上でちゃん>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

友達にめちゃくちゃ衝撃受けるから見てって言われたからいつめちゃくちゃ衝撃受けるんだろうと思いながら見てるとずっと回想シーンで途中からこれめちゃくちゃ衝撃受けるとしたらあのパターンしかないじゃんって思い>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

ハラハラしすぎて直視できないけど面白い。見終わった後にはほっこりという顔になるであろう。曲中のテーレンテーレンテレテレテレテレテーレンみたいな音楽が映画の緊張感と和やかな雰囲気全てを表現している。素直>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.6

普段全く涙を流さないので「鉄の男」と呼ばれている僕ですら泣いてしまった。商業的な邦画特有の薄っぺらい御涙頂戴ではなく別れの辛さを超えて相手を思いやる本当の愛を見たと思っている。見捨てた、裏切った、そん>>続きを読む

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

ツッコもうと思ったら永遠にツッコめる気がするけどそんな気にはならない映画。なぜならそこにはエル・ファニングがあるから。パンクSFってなかなか面白いコンセプトでもう少し突き詰めてくれたら良かったとは思う>>続きを読む

カリートの道(1993年製作の映画)

4.0

全部わかってんだよ、、、わかってるのにカリートッッ!!となる名作です。仲間は裏切らない。借りは絶対に返して無駄な貸しを作らない。でも、恋人の言うことは聞くべき。この映画からは教わることが多い。夢が鮮明>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.8

語彙力がいらないかっこよさ。必死に成り上がって得るもん得たらあとは全部失うだけだから嫌な世の中。