面白かったけどノーカット長回しの多用は「だからなに?」と飽きてしまう。
役者とカメラマンのコンビネーションは凄いと思うけど、その凄さと映画の面白さはイコールではない。
愛はどんなルールよりも優先されるべき感情、というのがタランティーノの考える純愛観なんだろうなと思った。
主人公のソフィがかつての父親と同じ年齢になり、当時の父と近い環境に身を置くことで、日々の暮らしで心を擦り減らしながらも瀬戸際で踏ん張っていた父の内面を窺い知ることができた。
最後に娘を見送ってた父親>>続きを読む
登場人物たちが動物に変えられる制度に対して拒否感を抱けど疑問を持たないので、観客も前半パートは不条理コメディやディストピア映画として楽しめた。
が、後半パートは制度に反抗するレジスタンスが出てきたの>>続きを読む
不条理コメディ
"満足を知らない皆さんは私に不毛な努力を強いた。
金持ちの傲慢は文化だが、私の店にも責任がある。"
実話を基にした映画にケチをつけるのは野暮だとわかっているけど物足りなかった。
養子として引き取られた後のサルーの生活と、里親家族との絆を育む過程にも尺を割いてほしかった。あまりにも時間が経つのが早す>>続きを読む
超常現象に対して説明も理由もなく、ただそういう物として描いているのが好き。