ネイサンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

三回目の鑑賞。

「あの歌声とともに聴く者すべてが限りなく高い空の果てに舞い上がっていく感じだった。

まるで美しい鳥が灰色の檻に舞い降り、あの高い塀を消し去ってくれたようだった。

ほんの一瞬、ショ
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.8

邪悪の一言に尽きる。

クラウン医師の内面や動機が明かされないので不気味で仕方がない。

邪悪。

渇き(2009年製作の映画)

3.0

カメラワークが洗練されていて魅力的な画の連続。ストーリー展開も意外性に富んでいる。

ただ、いかんせんテンポが冗長。

ホラーがやりたいのか、バイオレンスがやりたいのか、神父の葛藤を描く内省的な作品を
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.3

"彼が本気なのは自分自身だけです"

"復讐とうまい料理はあとを引く。後味も格別だ"

オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

4.7

2022.5.10 三回目の鑑賞。

2023.2.10 四回目の鑑賞。

"傷ついた者に復讐は最高の薬だ。言い換えれば『復讐は健康にいい』。問題はその後だ。忘れていた苦痛が戻ってくる。"

"私は
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Tinder詐欺師:恋愛は大金を生む(2022年製作の映画)

3.4

出獄後も懲りずに、それどころか犯罪行為で箔をつけてビジネスを開始する詐欺師に一種の爽快感をおぼえた。

被害者の方々には同情するが、憎まれっ子世に憚るを地で行く生き様は見ている分には面白い。

メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.0

数年ぶりに視聴。やっぱ面白い。

ウィル・スミス、アカデミー賞主演男優賞を受賞おめでとう。

健太郎さん(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

設定や伏線、暗喩の意味はちゃんと理解できるように造られているし、実際に理解できた。その上で、あまり面白くない。

設定や題材は面白い。特に健太郎さんが加害者家族の娘に抱いてしまった歪んだ愛や優しさは秀
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.5

単純なラブストーリーに留まらず、愛だけでは太刀打ちできない事象もあるという悲哀も描いた物語だった。

「僕らは最善を尽くした」

二人の覚悟や愛の軌跡を知った上で放たれる、この言葉の切なさたるや。

寫眞館(2013年製作の映画)

4.0

ハレの日の記念撮影から、出征前の息子との撮影。この幸福のコントラストが秀逸だった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

2022/3/9 試写会にて

良作でした。
アイルランドの、それも宗教紛争を描いたストーリーについていけるのか不安でしたが杞憂に終わりました。

カトリックとプロテスタントの対立構造は、現実の世界で
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PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.1

ストーリー、設定、主演男優の不快な演技は良かった。が、演出が退屈。

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.1

「怒りたい相手を探してただけかも」

「問題がある人は集まる。生きやすくなるから」

それでいいんだと思う。

さがす(2022年製作の映画)

4.0

清水尋也の演技力たるや。返答や雑談などの自然体を装う演技は、役者陣のなかでも図抜けていた。

台詞で印象的だったのがラストシーンの対話での一言。
ぬかるみに嵌って抜け出せなくなった者へのこの問いが、犯
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