nchihiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

終始不穏な空気に居心地の悪さを感じつつ いつあちらの世界に連れて行かれるんだ...とビクビクしながら鑑賞

デヴィッドリンチはTM瞑想法をしていることくらいしか大して知らなくて なぜか今まで避けて通
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.1

'人生は前にしか進まない'ってキャッチフレーズいいなぁ。
世界の片隅に静かにある 小さなしあわせや前に進もうとがんばる労働者を こんなにやさしく描ける監督やっぱり他にいないよ 愛しいカウリスマキ

寿
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

3.3

相変わらずホアキンがキチガイっぷり発揮してて なにしてんの!っていうお馴染みのくだりで 笑った

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.9

気怠い夏の午後
わたしの心を満たしてくれるのはやはり
フランス語、青と赤、すこしざらついた質感、ヴァカンス、狂ったように無心で踊るフランス男なのであった。どこまでもブレない。

冒頭cureで心掴まれ
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.0

小松菜奈ちゃんのマッシュショート尊い
成田凌のだらしないシャツと髪型めちゃすき〜

音楽で繋がる映画はだいすきだけど、そもそもその曲が好みじゃなければハマらないのだと気づきました

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.0

お花、衣装の監修がedenworksの篠崎さんなだけあって 納得の細部まで行き届いたかわいさだった〜!!

(内容は置いておく)

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.3

ラストの1冊の本が緻密な手仕事によって 作りあげられていく過程の美しさに惚れ惚れした。(そこ?)
エマちゃんが俗物なフリフリのピンクのドレスで着飾ってるの すごく嫌だったなぁ...(めちゃくちゃかわい
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.2

密室、音のみ。
ものすごく面白い手法だと思うんだけど、途中で「え、なに感情的になってんの?仕事に私情はさむのやめて?」と素で思ってしまった。

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

4.2

わたしがフィッシュマンズを初めて聴いた20代前半の頃には 佐藤さんはもうとうの昔にいなくなっていて それがまた掴みどころがないというか なんというかこの唯一無二の浮遊感を異質なものとして際立たせるよう>>続きを読む

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.7

あぁやっぱりいいなぁ寅さんは。

メロン騒動だいすき。やっぱりリリーさんは最強のマドンナ!

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.8

誰かが喪失の深い悲しみの中にいるときに 言葉は無くとも そっと隣に寄り添ってくれるような そんなやさしい映画。
残されたたったひとことのメモや 小さな箱ひとつの中に故人の全てが入ってるようなあの不思議
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

こんな腐った世界から ほんの少し救われたような気がして この高揚感をなんと表現したら良いのか。
こんな時代だからこそ 人と音楽で繋がる喜びとか わたしのように音楽に救われる人も世界の片隅にいて 音楽が
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

夏の情景に呼応するように瑞々しく描かれる少年たち。もう二度とこんな恋できない感。

胸がいっぱい。

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.8

ラスト3分の静と動の切り替え、あの一瞬の刹那的なことよ。あのシーン見るためだけに何回でも見たい。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

-

こ、これは....しんどい 普通に吐きそうだった

ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

大悟w

炭水化物摂りすぎ特有のあのぽよっと感は役作りであってほしいが、やさぐれ長髪健は眼福だった
兎にも角にも全俳優陣の演技に脱帽 お庭での三兄弟のシーンにはもう感服 松岡茉優優勝!

ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ(2009年製作の映画)

3.3

'梅雨は誰かに死ねと言われているような気がするんだ' (偏頭痛持ちは全く同じ気持ちです)
太宰作品はひたすらうんざりするような主人公(もちろん太宰のこと)と、人間の醜いところや弱さを滑稽に描くところ
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運び屋(2018年製作の映画)

3.6

誰かに必要とされたいっていう自己の承認欲求を満たしたものが、犯罪行為だっただけですね、はい。
クリント爺さん あっぱれでございます。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.7

コーエン兄弟の不思議な空気感のあの乾いた笑い すき ラストの曲、観終わったあとは なぜか清々しい気持ち
DaveVanRonkの事知ってたらもっとたのしめたかな?

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.1

知性を超える暴力はない 圧倒的すぎて終始鳥肌 やっぱり三島の選びとる美しい言葉と文章がすきだ...

最近アニメ、漫画、本漬けだったので、久々に見たドキュメンタリーはわたしの知的好奇心を120%満たし
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大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.6

もともと70分だったが、現存するフィルムは11分のみ。なのにきちんと起承転結がしっかりしていて脱帽。
不況、就職難、家族からの圧、現代にも通ずる1929年作

毎日がサンデーなんだ。(名台詞)

(2007年製作の映画)

-

あどけないドラン この2年後にマイマザーですか。

バカンス、湖、木漏れ日、何故か鬱屈とした気持ち、無性にイライラ、隣人
はい、揺るがない設定!

スーパーフライ(1972年製作の映画)

3.7

まぁなんといってもcurtisの音のかっこよさよ。70年代の音楽もファッションもやっぱり好き

静止画の連続と、make loveのシーンやたら洒落てた。鼻から吸引シーン多すぎて、自分の鼻の粘膜痛くな
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.7

やっぱり夢を見させてくれる映画は良い。若かりし頃のミアファローのかわいさ!

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

マモちゃん...いや普通に気持ち悪くて無理だな〜☺️(何目線)
若葉竜也がすばらしすぎて コンビニのシーンで完全に虜&涙腺崩壊

メランコリック(2018年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白くて腰抜かしました
同窓会の気まずさとか、200年前にね...って呟くところとか、松本くんの修羅場くぐり抜けてきてるぜー感なところとか、童貞ってわかった瞬間のなぞの優越感の顔とか、全て
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

日岡の覚醒 ぜったい次作見よーっと
松坂桃李って作品によってめちゃくちゃ変わるのすごい

江口洋介と竹野内豊の若頭役が最高だったけぇの(影響受けすぎ)

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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何気ない日常と言葉の連鎖、あれ?これ既視感あるぞ?シーンに心臓半分くらいえぐられているのではないかと思った。
ふたりのたのしい時間を噛み締めて、自己投影しすぎて思いっきり感情えぐられて数日間落ち込むっ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

旅というか、わたしにはぽっかり空いた何かを埋めるように、死に場所を求めているように思えた。まるで最愛の夫を亡くしたあとのオキーフのよう。
何かを受け入れた瞬間の人間の美しさに涙が止まらなかった。

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We Margiela マルジェラと私たち(2017年製作の映画)

3.8

民主的にやっていたら クリエイティブなものなど創れない

資本主義、民主主義、社会主義の本質とその危うさみたいなものが内包されている大変上質なドキュメンタリーだと思う