ながみーねさんの映画レビュー・感想・評価

ながみーね

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狙撃者(1952年製作の映画)

3.8

 主人公が魅力的。逆に捜査官側はただの優等生なだけで際立つものがなかったかな。暴力でしか他者と繋がる術を持たない者の話は興味深い。

異人たち(2023年製作の映画)

3.2

 困惑。この手の内向的なファンタジーが苦手なことを再認識。フィールドオブドリームスもちんぷんかんぷんだったもんなぁ…
 主人公が言われたい言葉を周りに言わせているように感じてしまった。良くないご都合主
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アスファルト・ジャングル(1950年製作の映画)

3.9

 終盤の展開にグッときてしまった。特にドッグの最後。人生の美しさと残酷さが混在していた。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.4

 ノーランとはウマが合わないなを確認するための3時間。ノーランは安易に映画を盛り上げようとし過ぎてる。その結果盛り上がらない。
 

ハードコアの夜(1979年製作の映画)

3.8

 渋良い映画。ジョージ・C・スコットの存在感は流石。これぞ名優。ニキに幸あれ。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.2

 かったるい。たいして面白くはない。前作同様物語の進行速度が異常に遅い。音響の暴力。

黄金(1948年製作の映画)

4.1

 お見事。シンプルなプロットとコントラストの効いたキャラクターで“世界”を描いてしまう凄さ。

飼育(1961年製作の映画)

3.8

 日本人観察映画。大島渚らしいクールさとユーモアと生々しさ。三國連太郎の髪型が可笑しい。

風の中の牝鷄(1948年製作の映画)

4.0

 面白い。怖い怖い小津映画。やっぱり小津の切り返しは迫力がある。カットとカットが(つまり人と人とが)際立ちせめぎ合っている。

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

3.9

 濃密な時間。キャラクターが良いよね。見応えありました。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

2.9

 わけわかんねぇよ。すげー疲れた。私にとって初めてのエリセだけど最後のエリセになっちゃうかも。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.3

 世界観にノれずハマれず。ほぼほぼエマ・ストーンの演技だけで“胎児の脳を移植された成人女性”という設定を成立させるのは厳しかったような気がする。エマ・ストーンの演技は見ていて割と恥ずかしかった。一風変>>続きを読む

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.8

 面白かった。別に良いことも言ってなければ正しいことも言ってないただただ俗な人間のお話。業の肯定というよりは否定したとて…ってな感じ。キャスティングがハマってる。主演ウディアレンだったらもっとシニカル>>続きを読む

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.9

 面白い。イーライロスは相変わらずしっかりしてた。キャラクターの見せ方が的確。ちょい役の俳優含めてキャスティング全部正解してる。顔を見ただけで、少し話しただけでそいつがどんな奴かがなんとなく分かるよう>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

4.0

 これぞエンタメ、これぞアメリカ映画。後半めちゃくちゃが過ぎるけどまぁよしとしよう。楽しかった。

戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版(2002年製作の映画)

3.9

 映画としての風格がありながら大味にならずしっかり面白いのは流石ポランスキー 。厭な描写の上手さはピカイチ。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.1

 ダメだった。カウリスマキは合わない。カウリスマキのノリが全く好みではない。

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

3.8

 渋すぎるぐらい渋い。陰影の濃い撮影が印象的。

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.2

 最高過ぎた。10年以上ぶりの再鑑賞。お話も面白いしキャラクターも良い。ニコラスケイジもトラボルタもこんな楽しい役中々ないよね。アクションシーンは皆良いけど特にクライマックスのボートでの追走シーンは興>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.7

 楽しめたはした、長かったけど。合戦シーンは圧巻。スクリーンで見るべき映画。スペクタクルを描かせたら現代最高峰はリドスコで間違いない。しかもダントツで。
 ただドラマとしてはあまり盛り上がらなかった。
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.1

 かなり出来が悪い。ほぼほぼ上手くいってない。
 話の設定はかなり無理があるように思う。ただそれ以上に無理のある話を強引に見せきる三池崇史らしい豪腕さを感じられなかったことが1番残念である。そもそも論
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天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

3.9

 終盤の展開はやや甘い気もするがまぁいいかとも思えた。苛烈なダグラスサークの方が好みではあるがしっかり面白い良作。

落葉(1966年製作の映画)

-

集中して観れなかった。前のめりで観るタイプの作品ではなかったかな。

歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

-

途中ウトウトしていてよく覚えてない。やけに音楽鳴っていた印象はある。作風なのかな。

RONIN(1998年製作の映画)

4.0

 面白い。流石フランケンハイマー。話は雑だけどこんな瞬間が観れたら充分だよねがたくさんある映画。カーチェイスは危なっかしいし、ナターシャ・マケルホーンは美しい。

トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

3.9

 旅行が始まってからはずっと楽しかった。あまりに行き当たりばったりで馬鹿馬鹿しくて笑えた。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.6

 ヒッチコック…サスペンスフルなストーリーを明快に語る人。実はあまり好きな監督ではない。サイコは好きだけど。観客を沸かすプロットかどうかがとりあえず大事で、そのためには現実を捻じ曲げたり無理な展開も力>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

 フィンチャー史上1番とっつきにくいんじゃないかしら。フィンチャーらしい物語だとは思うけど興味が持続しなかった。本作にはジョンドゥもCRSもタイラーダーデンもゾディアックもフェイスブックも出てこない。>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.4

 見所が無いわけではないが基本退屈してしまった。
 本作は扱う“事件”自体は興味深いが“物語”はだいぶ弱いように思う。主人公のアーネスト(ディカプリオ)はあまりにも馬鹿が過ぎる人物であり結局ただただヘ
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春画先生(2023年製作の映画)

3.9

 面白かった。お話は増村っぽい。北香那の振り向きの早さと内野聖陽の亡霊のようなゆったりとした歩き方、それと全裸より際どい感のある柄本佑のブーメランパンツ。映画における裸は無駄脱ぎに限る、そっけなくてい>>続きを読む

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

3.1

 カサヴェテスはよく分からん。怠くて疲れる。カサヴェテスほど映画好きからの評価と私自身の評価が大きく乖離した作家はいないかも。

昼下りの決斗(1962年製作の映画)

3.9

 手堅い面白さ。物語がしっかりしてます。敵側含めてあそこに住んでる人達の絶妙に嫌な感じが良い。テイラーシェリダンとか好きそう。

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.1

 傑作。超怖いんですけど。アルトマンが描く世にも奇妙な物語。映画という表現が本来持つ図々しさだけで映画を見せきってしまう、凄みのある映画だった。アルトマン恐るべし。

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.9

 アルトマンが描くディスコミュニケーションは胸に迫る。寂しくて恐ろしい。

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