傑作。超怖いんですけど。アルトマンが描く世にも奇妙な物語。映画という表現が本来持つ図々しさだけで映画を見せきってしまう、凄みのある映画だった。アルトマン恐るべし。
撮影と編集は相変わらずカッチョイイ。ただ話は散漫で盛り上がりにかける。あと割とどうでもいいシーンが多い。ラストは鮮やか。
監督青山真治・脚本池田千尋じゃなければ我慢して最後まで観ることもなかっただろう。いまいちピンときてない。演技は臭いし台詞も変だし。ただ多部未華子のベットシーンは妙にエロいし猫は可愛い。
端正な映画だとは思うけど…アランドロンの他に1人でも2人でも話に大きく絡む奴がいたらな。
傑作。暗黒恋愛映画。禍々しいものを観た。回想ばかりなのに飽きずに観れてしまった。流石ポランスキー すげークールでした。
面白い。カオスを楽しむ映画。ドナルド・サザーランドが素晴らしい。
ベリルリードが凄まじい。アルドリッチの描く女同士の関係は何でこんなにドロドロしてるんだろ。長いし疲れるけどラストシーンはとても良き。
ペキンパーはデビュー作から優れていた。後のペキンパーが描いたハードなバイオレンスはないが、むしろ私が求める彼の面白さが詰まった傑作でした。
奇妙な語り口。イマイチ掴みきれなかったかな。死体の見せ方・在り方は良かった。
傑作。面白い。黒沢清のcureのように催眠で人を操る話。ゾクゾクする。粋な終わり方も素敵。
たとえ衝突しようとも次の瞬間にはジョークを飛ばしながら笑い合っている、その関係性・人間観が非常に興味深く面白い。またたいして湿っぽくないのも好み。これはジェームズ・カーン演じる主人公のキャラクターに>>続きを読む
面白い。やはりフライシャーは滅茶苦茶クールだ。“世界”との距離の取り方が知的。映画はこれでいいのだと言われてるよう。
豪快。スクリーンいっぱいの顔、顔、顔。何というシンプルさだ。確かに長いとは思うけど充分楽しんだ。
再見。前観た時よりグッと来た。くらった。全ては過ぎてしまった話だから楽しければ楽しいほど同時に切なくもなる。傑作。とりあえずツヴァイクを読んでみるか。
ウェスアンダーソンの剛腕ぶりが光る傑作。ウェスのスタイルとそこに生きる人間の生々しさを無理やり画面の中に押し込んだその強引さこそが本作の見所。また劇中劇を単なる劇の説明として劇を解釈するためのものと>>続きを読む
大概の人は過去の恩のために今を犠牲にする決断などできない。法廷における大使とその奥さんの判断は現実的だ。一方で軍人の結束力は強く、戦場を共に戦った者達にしか築けない関係性がある。向こう側に行った者同>>続きを読む
超面白い。笑った。人間なんて所詮こんなもんだろうという突き放し方。意地悪だけど確かにそうだよなと妙に納得させられてしまうのがウディアレンの凄さだな。みんな人間味があって良かったよ。
あまりノれず。シルエットでぺちゃくちゃ喋ってるのとか好きじゃない。あとタバコのシーンもあざとくて嫌だ。観ていて恥ずかしい。ドライブマイカーのタバコもすげー嫌だったことを思い出した。
話が一体どこに向かってるのか掴み損ねたまま映画が終わってしまった。推進力のある物語のようにはみえなかった。ただクローネンバーグ らしいクールさとエロさは健在。怪作。
2回目。以前よりは楽しめたかな。やっぱり長いは長いが別に飽きるわけでもなく、かといって前のめりになって観るわけでもなく。相変わらず変な映画。人間が世界を動かすわけではなく、世界が徐々に人間を変えてい>>続きを読む
しんどかった。合わない。真面目か!とツッコミたくなった。コミカルではあるけど笑える部分はかなり少なかった。笑えたのはライアン・ゴズリング演じるケンの愛くるしくも哀しき馬鹿っぷりぐらいなもんで、それ以>>続きを読む
傑作。哀しくも可笑しい人間の有り様。映画とは不思議なもので人と人とが寄り添い合う様には、例えどんな理由だろうが、人生の喜び・祝福を感じてしまう。相変わらずフリードキンらしい作品でした。ちなみにこれは>>続きを読む
ど頭はインパクトあって良かった。ただあんまり集中出来なかった。ファスビンダーらしさ…なのか手癖なのか限界なのかは分からないけどお芝居もカメラの置き場所も好みではない。あざといというか臭いというか。フ>>続きを読む
画面は華やか。お話は変。本筋以外のパートが長い。それが“豊かさ”だという捉え方もできなくはないけど。どうしても散漫な印象が残る。馬が走り出すと途端に面白くなる。
派手さは増しけど、その代わり大味にもなってしまった。勿論楽しい映画ではあるけど1本の作品としてタイトでまとまりのある前作の方が好み。
5時間の苦行。前作2本は未鑑賞。話もキャラクターも底が抜けている。ひたすらハッタリと悪ふざけ。笑える箇所は多くあるけどそれだけじゃ興味が持続しない。疲れたしイライラした。しばらくトリアーは観なくてい>>続きを読む