最後のオチがインパクトに欠けたけど、記憶や精神の階層に踏み入っていくのを日常描写の延長で撮れてる所とか、それがまた綺麗な画になっている所とか、これだけでも見る価値あると思う。特にオープニング。
それぞれ一言多い感じのしょうもない話と銃撃戦が絡むのは面白かった。タランティーノ感。
ただ、このロケーションが悪いのか、キャラクターの設定が薄いのか、途中から誰が何やら…となる。戦況をもう少しスッキリ>>続きを読む
見終わった直後は「うおー!」って感じだったけど、1日経って冷静に思い返すと「…んん?」となるところがちょいちょい。
フォースはこうあるべき、とかジェダイは、スターウォーズはこうじゃない、とかの意見が多>>続きを読む
全員死刑はリアリティとアホさがどっちつかずなとこがあるような気がしてまったけど、こっちは完全にアホ方向。何も考えず観れる面白さがあった。
全編スマホ撮影も気にならない出来だったし、なんなら初期作品より>>続きを読む
なんで宇宙人とパンクって組み合わせなんだろう、と思ったけど、観て納得。これは確かにこの組み合わせで描けるテーマ。
人に分かってもらい難い趣味を持ってる奴にとっては、分かんないはずなのに自分の話にウンウ>>続きを読む
冷たい熱帯魚、凶悪、あたりの路線で面白かったのは面白かったんだけど、ちょっとふざけ過ぎ。そのせいで期待してたほどのインパクトがなかった気がする。
郊外のロードサイドの娯楽が全然ない感じ(だから田舎の>>続きを読む
複製された男と同じく、ブレードランナー2049の復習がてら鑑賞。
2時間半だけど飽きなかった。ブレードランナーにもこれくらいの緊張感が欲しいところ。
こちらも相変わらず画が美しいのが◎ なんでもない>>続きを読む
ブレードランナー2049の復習がてら鑑賞。
画作りがブレードランナーにもつながる美しさ。ミスリードさせつつひっくり返す感じはメッセージっぽい。…が、いかんせん分かりにくい。これ観て一発で意味分かる人>>続きを読む
デジタルとアナログの塩梅が素晴らしい。
前作の美術センス(自宅とか)が基本的に継がれていて、でもデバイスがより現代風でありつつ、所々古めかしい機械(上司のデスクとか、DNAのデータベース探すとことか)>>続きを読む
ブレードランナーの予習のつもりで。まあ直接関係ないんだけど。
リドリースコット的な「創造主VS創造物」モロの話で好きでした。展開割とめちゃくちゃな気もするけど。
ホラー要素強いのが初代エイリアンっぽ>>続きを読む
丸の内ピカデリー爆音上映。2049の予習。爆音だとド頭の「ドーン…!」て音でビビる。すごい。最高。
原作小説読み終えた後行ったけど、「創造物が創造主を超えようとする」ところ、神話的なテーマが上手く切>>続きを読む
映画館で一度見て「?」で、最近もう一度見てみたら「…」でした。
ロマンポルノとしてはこれで良いかもしれないけど、映画的にはやっぱり10分1回の濡れ場に合わせて作った感じしかしない。
「ポルノとして成立>>続きを読む
TV局企画の映画だからか、分かりやすい見せ場のために後半がジュラシックパークでしたが、それを除けば何てことなく平常運転の黒沢映画です。
部屋やらマンションやら、よくあるモチーフをこれでもかと言わんば>>続きを読む
とにかく良い意味で終始座りが悪い!後味も悪い!
終盤で最近の黒沢作品にありがちな「意味はまあ分かるけど何でその方向いっちゃうの?」的な展開のせいで人によって好みは真っ二つだろうけど、それでもお釣りくる>>続きを読む
人間の殻を被った宇宙人が、気づかないうちに概念を奪うという形で侵略が始まってる、ってこれ、よく考えたらSFだけどすごく黒沢清的なモチーフだなー。
おなじみの「何も起きてないのに不気味な何かが裏で起きて>>続きを読む
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」は遠藤周作が碑文に残した言葉だけど、ほんとそんな感じの映画でした。
日没後のだだっ広い海岸、空、海が暗めの青で包まれたところで、海から逃げて>>続きを読む
冒頭の強盗シーンでジョンスペ、2回目の強盗でダムドを流していて、分かってる感がヤバいです。最後に敵の奴がクイーンのブライトンロックを大音量で流して追っかけてきたところはクソほど笑いました。2億点。
君の名は、から童貞臭さを消したプロデューサーこと河村元気が企画、大根仁脚本、シャフト制作で岩井俊二のリメイク。どうなるのか気になって行ったけど、上記4者が全然噛み合ってない印象。
・もしも、を話に組>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
未知との遭遇+コンタクト+惑星ソラリス、隠し味にインターステラーって感じ?主人公の過去の回想が、本筋の謎解きを上手くミスリードしてたと思います。派手なこと一切起きないけど全然飽きなかった。
この人の映画にしてはテンポ悪い気がしたけど、それはそれで面白かった。向こうの方からちょっぴりラテンな香りが漂ってくるゴッドファーザー。
親子とか兄弟、家族関係の話がテーマだから前作よりテンポ悪いのは仕方ないとして、説教臭くないし、決め所はカッコよく、笑えるポイントも多し。紛れもなくガーディアンズオブギャラクシーの続編でした。今回もオー>>続きを読む
早稲田松竹にて鑑賞。これが初見。もっと破天荒な話かと思ってたら、古き良きアメリカの風景が描かれた良いロードムービーだった。ジャックニコルソンの憎めない感じがグッド。
早稲田松竹にて鑑賞。ふざけてるのか真面目なのか、頭おかしいのかマトモなのか、そういう境目がぶっ壊れていく様は流石。ワーグナーでアドレナリンがヤバい。
調べると序盤のちょい役がハリソンフォードだったり、>>続きを読む
歳取ると考えてしまいがちな「あの頃あんなことしてたよな」的なシーンが多くて、それがハマるかハマらないかだと思う。
ダニーボイル作品お決まりの、展開と音楽がぴったし合った瞬間「ドカーン」って感じの瞬間最>>続きを読む
四畳半神話大系であった、大学生活ならではのくだらなさとか、くすぶってたようで思い返すと楽しかったなぁ、と思うような感覚が本作でも随所にあり。飲酒描写が特に良かった。酔いがピークのときの楽しい部分だけ切>>続きを読む
ディーラーとして成功しても、幼少期の理解者のフアンみたく笑顔やジョークを見せることも無く、上手に生きてくことができなかったんだな、ってのがじんわり伝わってきて重かった。フィルムっぽい彩度の低めで青が強>>続きを読む
設定は良い。リング的な不可避の呪い+SFでよくある人の殻被った何かっていうので、なんでもないシーン全部怪しく見える。ジャパニーズホラーの「呪い」の概念を上手く使いつつ大仰なバケモノを出さずとも恐怖感が>>続きを読む
攻殻の1つの解釈としては充分かと。哲学的なテーマを削ったのが「ストーリーが薄い」と叩かれているみたいですが、商業作品にするためには仕方ない落とし所では。士郎正宗原作やSACには単なるSFアクションな話>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
将棋と幸田家との確執にフォーカスして、川本家のシーンはズバズバ切ってる割に「あ、そこ残すんだ」みたいなところが多くて、結果全体的にキャラが見えてこない。桐谷が伸び悩んでいるところから一歩踏み出す描写も>>続きを読む