サフディ兄弟は「何かを引き換えに〇〇を失った男の悲哀」に浸る時間を一コマたりとも与えない。
作家としての余裕すら感じる間抜けなダブルアクションと、「30度ルール」違反。映画監督にも身体感覚は大事。
作家のトークショーで気まずくなりがち。
スマホやタブレットの充電器を抜き差しするだけで画になるのがすごい。
スタビライザー(?)でガグガクする背景が気持ち悪い。「これこそがデジタル!」と感動する。
表象しえないものの手前に踏みとどまり、あくまでも現前する身体の「語り」によって接近する。「この類の」映画の良>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
俳優に余計な動作をさせず、関係性の揺らぎをあくまでも台詞の細部に託する。同じ映画を撮っているようで今泉監督はものすごい地点まで行こうとしている。とはいえ、田中圭のリアクションが流石に盛り過ぎで気になる>>続きを読む
サム・ロックウェルは母子家庭と結託しがち。
ギャグの応酬は正直面白くない。『ウレロ』と似たようなくだりもあった。
このレビューはネタバレを含みます
『グエムル』のロボトミー手術と、『母なる証明』の農薬に加えて、今回の主人公の「頭部」が見舞われるあまりにも悲惨かつ(ご都合主義も甚だしいほどの)間抜けな悲劇である。身体に残り続ける外傷、しかも脳を不可>>続きを読む
キアロスタミを観てても思うけど、あの車窓の撮り方はロケーションに依存しているところもあるのだろうか。
『人生タクシー』にも共通するけど、窓を閉める・シートを倒す・鍵を閉める・ボンネットを開ける……など>>続きを読む
1ショットで複数の出来事が起こる。1シーン1ショットのお手本。『フラワーズ・オブ・シャンハイ』を連想するギャンブルシーン。