たかさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

教育革命 The School in the Cloud(2018年製作の映画)

4.0

クラウド上に学校を作る試みです。でもそれより教育とは何か?を強く考えさせられました。学校は均一の人間を大量生産する装置?そして子供への質問力や評価の仕組みを変える重要性等々
*ASIAN Docume
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禁断の向こうへ イラン人の秘密(2017年製作の映画)

3.0

三密を避けるのは正論かもしれませんが、強制すればするほど密会が多くなって、結局は何も変わらないモデルケースですね。それは、同調圧力が強い日本であっても、みんな価値観が違うから当たり前かもしれません。>>続きを読む

お百姓さんになりたい(2019年製作の映画)

3.0

セカンドキャリアの参考としても鑑賞。社会システムに幸せの物差しを取り入れる、人は原因を一つだけ見つけようとしてしまいがち等、明石さんの言葉には耳を傾けたくなります。ただ手ブレが多く、映像作品としては微>>続きを読む

未来を写した子どもたち(2004年製作の映画)

3.0

「売春婦の女性たちとその子供たちに捧げる」で締めくくられる作品です。写真家が氷山の一角の子供たちに、教育機会を与えようと奔走する姿は、とても輝いていました。16年経った今、どれだけ改善されているのだろ>>続きを読む

プラスチック・チャイナ(2016年製作の映画)

3.0

プラゴミに紛れて暮らす子供達、貧しいながらも酒とタバコは決してやめない大人達、いったい何なんでしょうね?中国はプラゴミ輸入を中止したので、この光景自体は少なくなりましたが、歪は別の所にすぐ現れるんでし>>続きを読む

ねずみ穴の小さな坑夫たち(2014年製作の映画)

3.0

ネパール人の少年達がインドの炭坑で働かされています。児童労働、しかもいつ命を落としてもおかしくない場所で!結局は色々な大人の事情です。活動家によって一つ解決しましたが、氷山の一角、考えると切なくなりま>>続きを読む

ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

5.0

凄い作品!多様性は簡素化を齎す、すぐに手を出さないで観察することの大事さ、自然は完璧、目から鱗が落ちる内容ばかりです。循環には生存すべき個数に限界がある、コロナもそんな自然の産物?

コーラと少年(2007年製作の映画)

4.0

ネパールの少年ハリは、コカ・コーラの冷蔵庫をジョムソンからポカラまで運びます。旅路の人間関係ややり取りはほのぼのとしている反面、ネパールでポーターをしている子供達は6万人、貧困や教育問題などネパール事>>続きを読む

ラマ教の高地にて”インド・ラダックの旅(1979年製作の映画)

3.0

40年前の作品です。どこか資料映像のような作りで一瞬意識が飛びました。でもインドであるが故に文革を免れたラダック、そんなチベット仏教が息づいたラダックの様子を伺い知れ、観る価値はありました。
*ASI
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チベット・イン・ソング(2009年製作の映画)

4.0

毛沢東曰く「人を従わせるには、千の兵より二十人の歌手の方が役に立つ」、チベット民謡が禁止され、民族同化を目的とした音楽を強いられている現状、それを命がけで撮影して投獄された監督、涙なしには観られない作>>続きを読む

さよならチベット 教育による民族同化(2017年製作の映画)

4.0

文明社会を知ってしまうと、勉学に励み立身出世を果たしたいと思っても不思議じゃありません。でも映画を観ただけでそう思ってしまうのは、私も中国政府の思惑に無意識に影響を受けたからかも?怖いですね!
*AS
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まだ、チベットは生きている 最後の桃源郷への旅(2015年製作の映画)

4.0

徒歩やヒッチハイクでチベット潜入、ありのままをカメラに収めています。そこには陽と陰あり、リアルな鳥葬の様子あり。中国がチベット仏教と融合したら、お互いを補填して理想国家になるかも!?
*ASIAN D
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最後のダライ・ラマ(2017年製作の映画)

4.0

彼に会うと「我々の本来あるべき姿に自分が近づいたような感覚を覚えます」、そんな件に共感です。それが転生活仏の存在理由ですね。まだまだ必要とされているので、きっと転生すると信じ、15世に会うのを楽しみに>>続きを読む

輪廻の少年 ノーカット完全版(2017年製作の映画)

4.0

前世でチベット仏教の高僧だった少年は、ラダックに輪廻転生します。「僕はリンポチェだけど、悩みだってある」、とても可愛いリンポチェは困難に立ち向かいます。困難は前世のカルマ、現世で乗り越える!そんな生き>>続きを読む

人生フルーツ(2016年製作の映画)

5.0

今まで観るのを二度スルーしたのは、いま観るためでした。再上映してくれたフォーラム仙台さんに感謝です。生きること死ぬこと、その見事なお手本の一つを見せて戴いた想いです。いいことだけを考えて、悪いことは言>>続きを読む

スーパーティーチャー 熱血格闘(2018年製作の映画)

4.0

イップ・マン完結を待ち切れず、ドニー・イェンのアクション目当てに鑑賞。荒廃した高校を立て直す新任教師、昭和臭さもありながら、次から次へと飽きることのないストーリー展開、シンプルにサクッと楽しめます。

ラモツォの亡命ノート(2017年製作の映画)

5.0

やっとアジアンドキュメンタリーズで鑑賞。チベット問題は置いておいて、ラモツォの強さと健気さに心が震えました。境遇にグチを言わず、前向きに生きる姿など見習うこばかりです。これからもラモツォ一家を見守りた>>続きを読む

弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

5.0

泣いた!宮城を舞台とする2つ先輩達の物語、人生の紆余曲折が齎す準備されたような自然なゴール、つくづく人生はタイミング、でもそれは必然と捉え、真っ直ぐ生きたいですね。実家でウォークマン探してみます!

巡礼の約束(2018年製作の映画)

4.0

五体投地でラサ巡礼する旅路、功徳とは言え、沿道の人々が巡礼者を大切にする文化、妻、夫、子、それぞれが抱える葛藤の描写も絶妙、“約束”と言うキーワードやチベット仏教からくる真摯な振る舞い、何を取っても見>>続きを読む

イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

4.0

皆が彼女の真似をしたら遭難者続出ですが、義務や後悔から抜け出し、新しい世界を目指す姿は清々しかったです。何事にも遅すぎる事はありませんが、もっと早目に気づいて山へ足を踏み入れるともっと吉かも!?

Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.0

もう原発事件が終結した歴史上の出来事を扱っているかのようでした。映画としては良くできているだけに、対外的なアピールなど何かの意図を感じます。現場で対応した人達を考えても、娯楽映画としては観れない作品で>>続きを読む

野性の呼び声(2020年製作の映画)

5.0

最初こそCG犬に違和感ありも、さすが名作、すぐに本題のテーマに浸かりました。本来、犬は野生でこそ潜在能力を発揮し覚醒するもの、銀牙、アバターとダブります。そしてその諸々を自分に置き換えて考えるキッカケ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

衝撃作!生活水準で価値観が異なるのは当たり前、誰も悪くないです。でも人間の不完全さが生み出した苦肉の策が、尋常でない世界と狂気を創り出します。これは思考停止する前の、最後の人間らしい感情活動かもしれま>>続きを読む

前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

5.0

まさか泣けるとは!マジンガーZの格納庫を造るべく、体を張った熱量がビンビン伝わって来ます。何かに取り憑かれるって素敵です。小技も見事だし、眼をそらす隙が全くありません。これは絶対見なくちゃ損する作品で>>続きを読む

AI崩壊(2020年製作の映画)

5.0

このテーマは繰り返し作品になってますが、いわゆるロボット三原則ものです。不完全たる人間が、AIを完璧に使いこなせると思うこと自体に驕りがあり、原発と被ります。この作品は、その未来の可能性の一つをリアル>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

5.0

七ヶ宿の滑津大滝から始まるストーリー、ロケ地もキャストも最高です。皆が皆、恵まれた境遇ではないものの、手紙が醸し出す甘酸っぱさ、高校時代の懐かしさ、そして今置かれている不幸とも幸せとも言えない身の上、>>続きを読む

残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

4.0

北極圏に取り残されたらどう振舞うか?たった一人で救援を待ち続けた末に、救助に来たヘリも墜落して瀕死の女性が一人増えます。一人から二人へ!ここが重要です。救うべき相手がいると、限界を超えた力が出るもんで>>続きを読む

ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

5.0

やがて来る高校生活の行動指針のために小6息子と鑑賞。私が宮沢りえの実写版を観たのは高校時代、それを現代に再現した本作はSNS社会であるものの、若者の葛藤は時代を選ばずです。久しぶりに涙腺が緩みました

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

5.0

小6息子と鑑賞。物心ついた頃に始まったシリーズもついに完結、もう人生の一部です。フォースは血よりも濃いですね。ただジェダイが残ると新たなダークサイドが?スター・ピースはつかの間?

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

5.0

大いなる力の責任、前作を越える傑作です。アナ国よりエルサ村に住みたい!どこかアバターのような厳かな雰囲気があり、水や氷や雪など自然の描写も見事です。音楽の完成度も高く、テーマソングが頭から離れません

オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁(2019年製作の映画)

5.0

全てが無茶苦茶ですが、ネパールやエベレストの映像やスリルもさながら、邦画にはない意外性や新鮮さもあり、素晴らしい作品です。クライミングはヨガのように、そしてロープで救える命がある事を実感!

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

T2を回想しながら観ました。AIは人間を敵と見なしたと言うけれど、一部のAIは人間の可能性を信じて、自ら弱点を作り込んでいるような気がします。強化型兵士のグレースがカッコよかったです。

ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.0

便利になるほど忙しくなり、不便な頃に感じていた心地よい空気を失います。そして渡し舟って、川を上るでも下るでもなく、対岸を行き来する単純な仕事なんですね。共感する場面も多かったのですが、ちょっと退屈だっ>>続きを読む

楽園(2019年製作の映画)

4.0

このジャンルはもう卒業しようと思いつつの鑑賞です。勝手な妄想が事件と容疑者を作り上げます。そして人を簡単に責め、とことんまで追い詰めます。そんな人間の弱さを哀れみ弁護する前に、危うく性悪説を信じてしま>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

長く続く残酷な銃殺シーンは苦痛で、観に来なければ良かったと思いました。ただインド社会や両者の心理、ホテルマンの活躍等、見所は多かったです。でも争いはイタチごっこ、聖戦などなく、仇討ちの大義名分を生み出>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.0

息を呑むような宇宙空間の描写は素直に楽しめました。ただ精神が限界を超えるのは、宇宙からの警笛かもしれません。近未来でも相変わらず戦争してるし、まだまだ人類はネクストステージへ行けないのかなと感じました>>続きを読む