やましたさんの映画レビュー・感想・評価

やました

やました

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

先日『LA LA LAND IN CONCERT』を見に行ったので。映画の上映中にサントラをオーケストラが生で演奏する『LA LA LAND IN CONCERT』。プロのアーティストたちが自分の好き>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

ヤクザという反社会的勢力を家族という優しい視点で捉える反面、暴対法に伴う規制が社会全体で厳しくなる残酷な世界を淡々と描いていた。自分の縄張りを我が物顔で歩いていても気付くと「お前の時代は終わったんだよ>>続きを読む

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)

3.7

デヴィッド・クローネンバーグのマフィア映画。どろどろとした他のマフィア映画とは違い、静かで金属のような冷たい雰囲気がいい味を出していた。ヴィゴ・モーテンセンがとてつもなくかっこ良かった。舌でタバコの火>>続きを読む

ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

3.8

まるでフィクションの映画を見ているかのようなドキュメンタリー。オチョア家と監督の強い信頼関係が成せる業だと思う。大好きというわけではないが、いい作品だった。
この映画を機にメキシコの社会保障問題が改善
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

爆発とお色気しかないマイケル・ベイ作品と違い、ストーリーが一応あった。1作完結で観やすいし、何よりマイケルベイ版よりもコミカルで面白い。自室で静かに見ていたが何度か爆笑した。サイバトロンでの光景もアニ>>続きを読む

裸のランチ(1991年製作の映画)

4.3

ビジュアルがどことなく魅力的でスクリーンに引き込まれそうになった。昆虫タイプライターはまさに芸術作品だと思う。ストーリーは全く理解不能で何が何なのか意味が分からないのだが、「真実なんてない」ということ>>続きを読む

クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.9

表面上は異常性癖者というマイノリティを扱う映画であるように見えるが、「交通事故は生命エネルギーを解放させる」と信じて性の差も関係なしに更なる刺激を求め続ける主人公たちの姿には我々人間の本質が表れている>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.2

人は死んでも完全にはまだ死んでいない。人は死んだら歌で溢れる色鮮やかな死者の世界に行くのだ。残された人が彼らを覚えているから。そして大切な人を一番思い出させるのは言葉や写真ではなく、人の心の琴線に最も>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

今まで男性に虐げられてきた女性たちの自由を謳った映画。現代で多く語られている女性の権利問題を総括したような作品だった。ジェンダー問題関連の映画としては必ず観るべき一本だと思う。だが、社会問題を取り扱う>>続きを読む

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.2

友達のサークルの舞台のために予習。
以前初めて観たときはタイミングも悪く何度も寝落ちしてしまったので、こんなに楽しくて豪快でクレイジーなミュージカルが世の中にあるとは思ってもみなかった。
何とも言えな
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.8

ただのアクション映画という訳ではなく、ジョーカーにフラれて男に頼らず生きていこうとするハーレイ・クインの姿が描かれていてよかった。
銃に頼らないで敵の男たちをバットで殴り倒していくアクションシーンがと
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

カメラワークやカット割の技巧にただただ圧倒された。完全にワンカットではない上に、背後に延々と草原が広がりどこか幻想的な映像だった。しかもセットが壮大かつリアル。
これを劇場で見れなかったのが惜しい。

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