mtさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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MEMORIA メモリア(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アピチャッポン・ウィーラセタクン監督が繰り返し捉えようとしているテーマ「過去と現在は時系列的に並ぶものではなく、重層的に重なっていくもの」が、ティルダ・スウィントン主演に迎え、これまでより、やや大規模>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.4

古い方の『ウエスト・サイド物語』はDVDで見てて、なんだか暗くて楽しめませんでしたが、これはちゃんと劇場でみたからか、とても楽しめました。
やはりアメリカのショーマンたちの地力は凄まじさを感じます。下
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

2.4

時代的なチープさは否めないですが、荒廃した世界観での戦いの雰囲気が良かったです。
アイマスクはもう少しサイズがあったものでも良かったかとw

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.6

口コミ前評判が良かったので鑑賞しましたが、期待値があがってしまったのか、若干肩透かしに…笑 すいません、良い映画だとは思います。
といっても、何となくラストの展開が読めちゃったなぐらいで、俳優陣の演技
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.3

ナンセンスが受け入れられずらい時代とはいえ、今そのネタは流石に不謹慎の極みというか…周りで誰か「それ笑えないですよ」と言ってくれる人がいなかったのか…
最初は宣伝と内容のミスマッチで評価を落としてるの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

村上春樹の作品に深く親しんだわけではないですが、宇野常寛『リトル・ピープルの時代』から引用すれば村上作品は"現実世界ではどうにも不可能になったハードボイルドを、どのように実現させるか"という課題を繰り>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

名前もあらすじも知ってるけど、見たことなかった映画を見てみよう、ということで…。
CGや特殊メイクの拙さは仕方ないとしても、途中の喧嘩シーンの「いつまで続くのw」という感じや、ラストのヒロイン再登場か
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東京画 2K レストア版(1985年製作の映画)

4.0

ヴィム・ヴェンダース監督による小津安二郎監督『東京物語』と1985年当時の東京をめぐる思索。
学生時代に見たときは食品サンプル工場のシーンがとても記憶に残りましたが、改めてみると、重苦しいBGMに載せ
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名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

3.1

出演も独白もナレーションも田中泯さんで、2時間まるっと田中泯さんな映画でした。
これを見れば、野良仕事で作られた肉体には、どなたでも惚れてしまうんではないでしょうか。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.4

『グランド~』の印象からどうも苦手意識のあるウェス・アンダーソン監督。いわゆる”オサレ”感がどうも鼻につく感じでストーリーが理解できなかったのですが、これはほんとにストーリーがなく、長めのコント集とい>>続きを読む

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

2.7

以前見て、あまり引っかからなかった印象だけあり、思い出すためにも再見。コロンボが出てくることさえ覚えてなかったです苦笑
印象になかった理由が前半3分の2がほぼポエムで物語が動かず、最後のほうで辛うじて
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.0

本当に無駄なものが何もないというか、物語がぎりぎり駆動するセリフとシーンしか入れてません!という感じでしたが、それで成立させるのがイーストウッドの魅力なのでしょうか。
単独で登場してはあっと言う間にや
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都市とモードのビデオノート 4K レストア版(1989年製作の映画)

3.8

原本、複製を巡る独自性についての自問自答。スクリーンの再撮影など実験的な表現を差し込みながら、山本耀司の話と、作者の独白が編みこまれていきます。
ホワイトノイズに載せるクレジットや、あの頃の坂本龍一的
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

2.1

再見しました。世間的にとても評価の高い作品ですが、やはりドキュメンタリーとしてはとても凡庸というか。制作の過程からして仕方ないですが被写体に対して近すぎて、単純なプロモーションとなってるとは思います。>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

2.8

オープニングから色味の使い方のセンスに魅了され、どのシーン、どのカットも写真として一枚絵にできるような美しい映像で構成されていて、それだけで心地よい気分にさせてもらえる映画でした。
それに比べると、ス
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

ハイブランドのファッション史なんて全く詳しくなかったので、スクリーン上で展開される物語が本当に史実を元にしているのかどうか信じがたい気持ちで見続けました(※史実と結構違う部分もあるそうですが)
レディ
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パリ、テキサス 2K レストア版(1984年製作の映画)

4.2

15年前くらいに見て以来、再見。ストーリーをほとんど忘れていましたが、本当に真正面に恋愛の映画なんだと気づかされました。
最初はストレンジャーな形で登場した主人公ですが、中盤以降は修復不可能な関係だと
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さすらい(1975年製作の映画)

3.9

ずいぶん以前に見て、最初の車が川に突っ込むシーンと、ラストシーンの印象がすごく残っていましたが、今回改めてみて、主人公2人は、1人の人物の2つの面ということだということに気づきました。
上映技師という
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.0

内容以外のところで、外国人女性の見分けがつかず、誰が誰なのか。何がどうなってるのか追うのが大変でしたw
セクハラ行動が全体的に加害者的にただの「ギブアンドテイク」としか捉えられてないところが、もう根本
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バイス(2018年製作の映画)

3.1

アダム・マッケイはネタの調達元が的確で、見せ方もユーモアとシリアスのバランスが巧みで利口だなと思いますが、毎作どこかテンポがもたついていて、いつも勿体ないなという気がします…。編集だけでもマイケル・ム>>続きを読む

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに史実に基づく的なやつを見ましたが、面白かったです。
当時抱えていた問題が端的に解説されていて、内容の割に見やすかったと思います。
ただ、ラストの逆転の演説は何が効果があったのか、いまいち分か
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに史実に基づく的なやつを見ましたが、面白かったです。
当時抱えていた問題が端的に解説されていて、内容の割に見やすかったと思います。
ただ、ラストの逆転の演説は何が効果があったのか、いまいち分か
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モンク・イン・ヨーロッパ(1968年製作の映画)

2.4

前作(?)の構成のままヨーロッパでのツアーの様子の映像。
目新しいものも無く、前作の、おまけ程度の感じでしょうか。
演奏シーンもどちらかというとホーン隊の方が目立ってました。

MONK モンク(1968年製作の映画)

3.0

ドキュメントというより、ライブ記録の断片みたいな感じでした。『真夏の夜のJAZZ』の時は不機嫌そうな様子だけ写ってましたが、こちらではまだ笑顔が随所に見られて良かったです。
レコーディング時にコードを
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オーディション(2000年製作の映画)

2.2

ウィキの情報読んで期待したけど、少し期待はずれ?
痛みの表現は痛々しかったが、正直それだけかなという感じでした。
途中の幻影みたいなシーンがかなり邪魔な気が…

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.2

一応子供向けだからが短い尺にギャグを詰めるだけ詰まってたので楽しめたけど少し性急な感じもしました(自分が歳だから?)
ラストの流れも意外性も納得感もあったけど、アマプラさん、サムネネタバレしてますよ…

イコライザー2(2018年製作の映画)

2.7

1作目が面白かったので、2作目も鑑賞。冒頭の理不尽な悪に誅伐を加えるところに、1作目の感じがあったものの、本編では少し深い話にしようとして、元の爽快さが無くなってしまい残念。
緊張感のあるシーンの作り
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シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

3.1

あの世界中を巻き込んだスキャンダルの発端となった様子を撮影した貴重な映像だと思います。
スノーデン氏のやや調子づいた様子にもうまいバランス感覚で接していて、演出も考えられていたと思います。
ラストへ向
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.5

公開当時に見て以来、新作の復習の意味も込めて再見。
ここで込められていたメッセージが、リザレクションズできちんと補足説明されていたと思います。
アクションも、本当ここからガラッと変わったんだなと再認識
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シャーロック・ホームズ(2009年製作の映画)

1.0

内容がてんこ盛りで、テンポも良すぎるせいか、意識の上をツルツル通り過ぎるだけで、あまり理解できませんでした。
申し訳程度の謎解き要素は笑いましたw

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.5

メタ要素も入れて、かなり説明調子の部分が多かったけど、後半はしっかりアクションしていてファンサモードたっぷりでした。
前作ほどの社会現象とかにはならないと思いますが、続編を創るにあたり様々な課題を期待
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

1.5

昔、ゴダール×ローリングストーンズのドキュメンタリーということで期待しながら見て絶望的な気持ちになりましたが、今回の再上映でも大体同じ気分でした笑
ストーンズをあくまで素材としか扱わないゴダールの傲慢
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ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

4.0

4時間半に及ぶ議論、議論、議論…。
机をひっくり返したくなる気持ちにもなりますが、民主主義を実現するにはこれ以外の手段はないんだと突きつけられるような気分でした。

カム・ヒア(2021年製作の映画)

1.0

さまざまなな背景を理解しなければ楽しめないような作品は背伸びせず、楽しめないと書くべきと思うので書きます。
もちろんこれが素晴らしいと感じるかたもいると思いますが、作品ってそういうことかと。うーんわか
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