いいひとさんの映画レビュー・感想・評価

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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.0

金曜ロードショーで。

最近タイムスリップものが多い中で、少々毛色の違う使い方で観せている。
思い切って色々やってみようねっていう青年期へのメッセージだろうが、中学生主人公に合わせてこれ以下の少年期が
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

金曜ロードショーにて。
家族の物語、それ以上にくんちゃんの成長物語。
なのに題名は「未来のミライ」なのは何故って疑問。
「サマーウォーズ」のウエブ仮想空間表現もそうだったが、今回の時空間表現もイマイチ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

金曜ロードショーで。
低予算でよく作ったと感心してしまうが、第一感。
昔のATG映画手作り感が蘇る。
40分弱ワンシーンワンカットだけがクローズアップされてるけど、編集・撮影はどうしてたんだろうって想
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0

この世界観は子供には分かんないよなって思いつつ、時どき観てしまう。
興行収入が日本一ってのも、説教じみた作品だけに不思議な気がする。

雑誌インタビュ記事でジブリ代表が「主人公はキャバクラ店員がモデル
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

5.0

今年のクリスマスはこれかな・・・。
盲目的に、昔の映画はいい・・・、っていうのは嫌いだけど、粗が見つからないのでやっぱりいいんだろう。

時がたって時代も時代なのに、絵がきれい。
それにジェームズ・ス
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

4.5

ジブリでは一番好き。
やはりジブリはファンタジーでなきゃ。
都市伝説が多いのも有名。
メイはすでに死んでいて、さつきが後追いで亡くなるって解釈し観ても、それなりに閲覧できる。
不思議なもんだ。

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

ルパン三世ものとしてはとげも色気もないのが不満だが、宮崎監督作品としては間違いなく3本に指に入る名作。
宮崎監督はかねがねシスコンが強いと感じてるが、劇場1作目にしてやはり・・・と思ってしまった。
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オブリビオン(2013年製作の映画)

1.8

TVで初鑑賞。
昔からあるSF設定パレードで、前ふり回収のドキドキがなかった。
「トロン」時もそうだったが、どうもこの監督とは相性悪いみたい。

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.2

無限宇宙内の暗闇閉鎖空間劇・・・、退屈じゃないかって躊躇してた。

実際には脚本の優は感じなかったが、映像美には圧倒された。
どうやってこの映像を撮ったんだって、カメラマンの目で絵を追ってた。

残念
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ザ・クリミナル 合衆国の陰謀(2008年製作の映画)

2.8


日本未放送だということで、楽しみしてた。
淡々とした社会派の映画を受け入れて観ていた。
要は「報道・表現の自由」「国家権力対ジャーナリズム」ということだろう。
しかし起こる出来事があまりに想定内であ
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

細田守監督の作品って絵も動きも妙に等身大で、実写と勘違いしてしまうときがある。
それに登場人物が魅力的、その上すごく元気なのだ。
今回原作もののはずが、まったく別の登場人物を作り上げてる。

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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.2

カルトだな・・・、作者はコメディ意図なんだろうけど。
情報管理社会を皮肉ったこの映画は、はじめてみたときは今ほどネットやPCも発達していなかったのでやっと時代が追いついたかなって感じ。
美術に金がかか
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.2

素人目にも金がかかっていそうな映画だ。
それにノスタルジックで不思議な設定は、前知識なしでも外国人うけしそう。

墨絵の世界にほのかな色を加えたようなトーンが、その先の創造をかき立てる。
はおり着物を
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.0

男の言い訳を長々見せられた映画だった。

気になったのは2点、
ひとつは実写でも良かったものをなぜアニメ?、という点。
個人的に宮崎映画にファンタジーを求めているからかもしれないが。
同じものを役者で
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

2.4

意外とストーリーが難しく作ってある。
結末や今後のことを考えると悲しくなる点は、子供たちが観てどこまで分かってるんだ・・・?って思ってしまう。
だからといってこれが大人向けかというと、少なくとも自分は
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プリンセス トヨトミ(2011年製作の映画)

2.0

原作が面白いからけっこう楽しみにしていたんだけど、あんな終盤でよかったのかな~というのが素直な感想。
開始からわくわくどきどきのトンデモ設定なんだから、最後までコメディタッチでヘラヘラ観ていたかったの
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CUTIE HONEY キューティーハニー(2003年製作の映画)

2.8

アニメ原作の実写版はだいたいつまらないんだけど、これは面白かった。
よかった点は2つ。

ひとつは実写とアニメを織り交ぜたその独特な映像。
ほとんどのこの手の映画はアニメを無理やり実写化しようとしてる
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RED/レッド(2010年製作の映画)

2.5

ブルース・ウィリス、モーガン、マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンと言うベテラン勢ぞろいって触れ込みだけど、ブルース・ウィリス、マルコヴィッチの映画になってた。
マルコヴィッチの怪演は相変わらず。
重要な場
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映画 ひみつのアッコちゃん(2012年製作の映画)

3.0

TVアニメ版には思い入れがあるのだが、こういうアニメ原作の実写版は裏切られるから~と敬遠してた。
事実、映画の中の加賀美あつ子は大人の姿をした子供ではなくて子供っぽい大人だったし、ファンタジーではなく
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

4.4

戦争の冷酷さ・人種差別、価値観の押し付け等批判しているんだろうけど、あっけらかんとしてずっと観てられる。
異色と言われるが、実際はこうだったのではって納得させられた。
反戦は重いテーマだけど、こう明る
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.4

テレビシリーズにはなかった「続き」の話だったので、次はどうなるんだろう・・・って、気になっていた。
とにかくなぞや前ふりが多い。
「サードインパクトは・・・」「新たな使徒は・・・」「新しく登場したチル
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

4.8

この時期の鑑賞。
昨年は「博士の異常な愛情」だったけど、今年はこれ。
カルトだけど、ずっと観てられる。
反戦は重いテーマだけど、こういう風にあっけらかんとしてなくっちゃあ、心にこない・・・。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.0

自然との対峙を否定せず共存を模索する宮崎駿の自然観は、どちらかというと西洋のそれに近い。
本来自然と調和、神に近い存在として崇めていた日本にあって、この作品が大ヒットした理由が不思議だった。
日本の感
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HERO(2007年製作の映画)

2.2

木村拓哉の演技なんてどれ観ても同じに感じて、期待していないのだが、これは役のほうから彼に近づいていったっていう感じ。
わりと自然だった。
固定で捕らえたTVっぽい感じのシーン連続でスピード感はあるが、
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名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)(2013年製作の映画)

2.5

ワクワクドキドキ感がなかったような・・・。

海自協力と言うことで戦艦一部詳細や、海自その他関係組織、組織と関係等は詳細を意識していたようだけど、いかんせん描かれている舞台場面も一部戦艦内とそこからの
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.8


ヴェンダースの作品は全部観ているというわけでもないのだが、何となく気になる映画を作る。
「パリ、テキサス」は彼の映画では初めて観た映画なのだが、その時からあれっなんだか他と違うぞって感じた。
スッキ
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.8

学生の時に観て以来、何度観たことか。
何度観てもおもしろい。

初めて観る前はどうせ歌ものだとお気楽に映画館に行ったのだが、無駄に車を壊すは、ちょい役のミュージシャンが凄すぎるは、ファッションがかっこ
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.5

「大逆転」のような単純明快コメディかと思っていたら、コメディはコメディでもプチラブロマンスものだった。
言い意味で裏切られたな・・・。

音楽や効果音が効果的に使われている。

キャストをみると主役は
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

「妄想代理人」あたりから一連の作品は気になっていた。
筒井康隆の小説や漫画化された本も読んだが、夢の中での群衆シーンなどはアニメでなければできない映像だ。
深層心理など小難しいことを考える以上に、少し
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

4.2

「自然と人間」「開発と停滞」「独裁と調和」等、重いテーマが隠れみえるが、それを忘れて素直に楽しめるのはさすがとしか言いようがない。

よく観ていると分かるが、彼女の立ち位置はエコロジストではなく腐海を
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.2

ぎらぎらして不ゆかいで人間の許せない部分がいくつも飛び出るような内容なのに一気に観てしまうのは、テンポの良さに小粋な台詞だけではなく巧みなカット割りのせいかな。
過去と現在の組み合わせ方がうまいなって
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.0

「ディープ・インパクト」にしろ「インデペンデンスディ」にしろ、この「アルマゲドン」にしろ、勧善懲悪・お涙ちょうだい・アメリカ的・ハリウッドスタイルと言えばそれまでなんだけど。
ラストまでこちらがそうあ
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

3.2

長門有希の複雑でよくできてる恋愛物語と観るのは考え過ぎか?
幼く見えて強いからずるいよな・・・。

「きょんの袖を引っ張るところ」「眼鏡を武器にかえるところ」「きょんの腕をかむところ」等、深読みしてし
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

2.8

日本映画はダンスシーンが苦手だし、ましてやミュージカルコメディは・・・と思う。
クドカンの本がそうなのか、無理しているよな~って感じ。
この先はできたら原作ものを脚色して欲しいな。
阿部サダヲの怪演は
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踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(2012年製作の映画)

3.0

シリーズ最終作で小林すすむさんの遺作。
和久さんがいない分、室井さんが光ってたな。
「バナナだ・・・」には笑った。

小技・うちわネタ満載で、原作がTVだからと言うわけでもないだろうがテンポ良くスッキ
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片腕マシンガール(2007年製作の映画)

2.8

ここまで徹底してグロいと、かえって嬉しくなっちゃう。
B級本道だ。
笑えるところと八代みなせちゃんがかわいいのがポイント。

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