ちゃんみさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ちゃんみ

ちゃんみ

映画(628)
ドラマ(18)
アニメ(0)

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

3.6

最近インスタにて、彼氏目線で撮られた女の子の投稿をよく見かけるけど、まさにそれです。

いわゆるPOV(主観ショット)とナレーションでストーリーが始まる。
川に飛び込んで行方不明になった彼女が、人魚に
>>続きを読む

アジョシ(2010年製作の映画)

3.8

誘拐された女の子を助けにいく、隣の家のおじさん。
設定だけ見るとまさに韓流LEON。ただ本作は心理描写よりも、ごりごりアクション。血も多め。

『母なる証明』で知ったウォンビン、今回はムッキムキのキレ
>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.7

演劇家として上手くいかずに彼女の部屋に住みつくダメ男…
客観的に見るとただただ永田がクズ男なんだけども、これって完全なる共依存。

さきちゃんにもプライドがあるから、ダメな人を見ると安心する。自分がい
>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.1

『ディパーテッド』のリメイク元。
マフィアと警察、それぞれに潜入して互いにその潜入者を見つけようとする。

テーマ的にもありきたりな感じになりそうなのに、ひやひやハラハラできるのは台詞の少なさと役者さ
>>続きを読む

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

A24らしい映像表現。鮮やかな色彩と、なんといっても音楽がめちゃ良い。カッコいい。
それだけで映画館で観て良かったなぁと思える。

兄パートと妹パートにストーリーが分かれ、それぞれの側面から家族や人間
>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.5

シリーズ他作品は観てないけど全然問題なかった。
キャスト豪華だなぁーー。
平日昼間なのにほとんど満席👏

騙され感は少なめ…
長澤まさみ、元気だし衣装可愛い。
詐欺とはいえ母親役ってのが感慨深いなぁー
>>続きを読む

キング(2019年製作の映画)

3.8

絶賛ティモシーシャラメ祭開催中。(個人的に)

王位継承の史実に基づくストーリーで重め。歴史には疎い私でも、見応えあり。
でもシャラメ氏じゃなければちょっと中盤退屈だったかな。それだけ彼の魅力は凄い👏
>>続きを読む

ナビィの恋(1999年製作の映画)

4.2

おじぃ…🥺←きっとみんなこうなる。

粟国島という小さな舞台。
言語、文化がここで完結していて、ひとつの国として成立している。
登場人物ほとんどが粟国の人たちで構成されているから、それがよく滲み出てい
>>続きを読む

スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.8

巷で話題だった本作、恐る恐る観ました。
メルヘンなパープル×ピンクの世界観と、攻めたテーマと映像表現。

この作品に関係なく、差別は本能に基づくものではあると思うんだけど、せっかく人間は理性があるのに
>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.8

氷河期で外で生きられない環境となった世界で、列車がノアの方舟となって走り続ける🚃
これが宇宙でもなく、シェルターでもなく、"列車"なのが面白い。

列車内は明確な格差社会になっていてなかなかグロい(精
>>続きを読む

シャロウ・グレイブ(1994年製作の映画)

4.1

ユアンマクレガー×破滅系に惹かれて視聴。
めちゃくちゃ映像スタイリッシュ!と思ったらダニーボイル監督のデビュー作とは…。

ストーリー的にチープさがあるものの
水や階段の演出がかなりオシャレ。

突然
>>続きを読む

牛乳王子(2008年製作の映画)

2.5

「ミスミソウ」「許された子供たち」の内藤瑛亮監督作品。
たまたま劇場で「先生を流産させる会」とセット上映されていたので鑑賞。

好きな子のブルマにぶっかけて「牛乳王子」はハイセンスやなーーそういうB級
>>続きを読む

先生を流産させる会(2011年製作の映画)

3.0

田舎の女子中学生の陰湿な感じや、学校の閉鎖的な空気感の演出が秀逸。
こういうリーダー的存在も、周りの取り巻きも、生徒を見下した先生も、妙にリアル。

なんかでもずっと気持ち悪い。違和感を重ねて、敢えて
>>続きを読む

Munchausen(原題)(2013年製作の映画)

3.7

アリアスター監督のショートフィルム。
ミッドサマーの序盤シーンといい、この監督家族の問題について大きいトラウマがあるとしか🥺

最近「依存」について考えることが多い。
ほとんどの人が他人に依存して生き
>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.2

ディレクターズカット版、観てきました!

アリアスター監督は本当に変態💐
多少のグロはあるとは言え、ほとんどキツイ描写なく、暗闇や大きい音で驚かせるような表現もないのに、この怖さ。

通常版よりシーン
>>続きを読む

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.7

最近話題になってたので。

冒頭の夫婦の会話5分で、お互いの性格がよく分かる。
タイムリープものって、戻った時間で誰かをなんとか救おう!みたいな話が多いのに、この主人公は超自己中で、自分の過ちもなかな
>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

"なんでもない日常"を良い感じに撮るスペシャリストというイメージのジム・ジャームッシュ監督🔥
今回はゾンビの日常が観れるのかと思ったら、そうでもなかった…

カントリーな雰囲気は好きなんだけど、想
>>続きを読む

菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.2

日本という舞台で、こんなに美しいロードムービーが作れるということに感動👏

ちゃぶ台にお昼ごはんがラップして置かれている風景とかは、小学生の夏休みってこうだったな~と記憶が蘇った。これもきっと日本の食
>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.7

この作品に描かれる裁判や世間の目が不自然なほどに冷たい。どうやらもっと昔の実話がベースなんですね。
でも不自然に感じるということは、現実は少しずつでも状況が良くなっているんかな?そうであってほしい。。
>>続きを読む

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.8

北野監督作品で1番好きかも…🔥

まず冒頭で2人の末路を見せてしまうのが、秀逸すぎる。
これによって、途中のマーちゃんの「おれが親分なって、お前がチャンピオンになったらまた会おう」という、普通なら未
>>続きを読む

12人の怒れる男(2007年製作の映画)

3.7

間違えてロシア版借りた…(´・_・`)残念
古い体育館というロケーションだけで、おじさんたちの討論が3時間繰り広げられます。

"有罪"と言えばその理由ばかり出てきて、"無罪"と言えばその理由が出てく
>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.9

タランティーノ作品で唯一観ていなかったキル・ビル🔪
逆に1番最後に観てよかった😂
タランティーノ監督のお遊戯。遊び心と血糊が満載。
アニメーションのカットも個人的に好き👍
日本への愛(ディスリスペクト
>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.8

精神病院が舞台だけど、どのコミュニティにも当てはめられる構図。
上は権力やルールでガチガチに縛ってくる。
グレーゾーンだったり、モラルに任せることって必要。
そんな環境の中でも楽しさを見出したり自由を
>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.2

お洒落やろドヤァってウォン・カーウァイ監督の顔が思い浮かぶけど、実際にお洒落すぎて、ひれ伏すしかない🥺

ただ良い感じに見える画を繋ぎ合わせただけのようで、それが作品としてまとまっている👏25年前に
>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

4.6

オープニングで心を掴まれて、3時間食い入るように観入ってしまった🔥

モーツァルトのずば抜けた才能を肌で感じ、嫉妬し苦悩した宮廷作曲家のサリエリ。そして、憎しみと同時にモーツァルトの作品を誰よりも堪能
>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.0

アルゼンチンに旅行に行ったけど、旅費を使い切り帰れなくなった男性カップル。またこの2人が不器用すぎてなかなか愛情表現がうまくいかない。

ウォン・カーウァイ監督の映像表現と、粘度高めなストーリーがマッ
>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.8

いや、みんなのレビュー「クー!」ばっかりやん…。

世界一ゆるいSF。シュールさが癖になる。
異星に行くまでの展開が早いのが◎
マッチが麻薬的扱いだったり、黄ステテコが権利者の象徴だったり。ラスト
>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

3.9

『沈黙を守るのではなく、沈黙が人を守る』

愛のないSEXで感染してしまう伝染病(致死率は50%💦)が蔓延しているパリ。伝染病のワクチンを盗む計画が企てられる。
近未来の廃退的な世界観がレオス・カラッ
>>続きを読む

3-4x10月(1990年製作の映画)

4.1

シュールだな…。
北野監督作品の独特の"間"が好き。
あとはシーンの繋ぎ目が秀逸すぎる。
これだけカラッとした暴力映画を撮れる人はいないだろうな~

賛否分かれそうなオチは、見終わった瞬間それいらなく
>>続きを読む

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.6

パク・チャヌク復讐三部劇の中で、ダントツに好みでした。大傑作。
ストーリー、演出、映像全てが良いのですが、とにかく画面の作り方が美しすぎて。
絶対比率的な、計算の上に成り立つ構図のお洒落さに悶える。
>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.3

難解な映画は世の中にたくさんあるけど、その難解さが心地よい作品は少ない気がする。
こちら側に解釈を依存されているようにも思うけど、そもそも解釈とか必要ないのかも🔥

とにかく不気味すぎる。緊張感あるシ
>>続きを読む

処女の泉(1960年製作の映画)

4.3

『神の沈黙』

"神の不在"というテーマ性の強い作品。
父親が復讐してしまう救いのない展開は、神への懐疑を示唆するも、ラストシーンでほんの少しの光が刺すことで、結局は神の存在を肯定している。
ミッドサ
>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

4.0

足を怪我し車椅子生活を送る主人公の楽しみは、隣のマンションに住む人達の暮らしを覗き見ること。
そこで目にしてしまったものとは…
最初は主人公と一緒に世界の"外"から覗き見してる立場なのに、"中"に加わ
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.6

ホアキン・フェニックスに頼りすぎ感。
高齢の母親との同居、軍人時代のトラウマ、設定的にはジョーカーやタクシードライバーと似てる?
殺すときはハンマーだったり、ぬるっとした血の表現が結構エグい。
ホアキ
>>続きを読む

インビジブル(2000年製作の映画)

3.6

もし透明人間になったら…
可愛い女の子にはエッチなイタズラをして、嫌いな人は殺しちゃえ!っていう、国から認められるレベルの天才博士でも、結局そこに至るのね…という人間臭さ。

前半は心理描写や人間模様
>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.1

デヴィッド・リンチ作品ということで、体調万全で挑戦。
あれ…分かりやすい?

青年がある事件に興味を持って、首突っ込んで巻き込まれちゃう。
シンプルなサスペンスストーリーの中にも、癖の強い数多くのメタ
>>続きを読む