ホラー映画というよりもホラーの体裁をとったキューブリック芸術映画として楽しめる。某80年代リバイバルVR映画では「シャイニングは怖すぎて手の隙間から観た」とのセリフが登場するが、ネイティブアメリカンが>>続きを読む
戦争に投入された人間を試験管のサンプルを覗くように徹底した客観視で映す前半がやはり印象深い。ファミコンウォーズが出るぞ。
キューブリック映画を観ている快感は確かにある。が、やや大人っぽく緩急の少ない内容をきちんと噛み締められるようになるにはまだ年齢が浅いのかもしれない。
もっとも好きな映画のひとつ。ジャンルを飛び越えていく後半の展開に賛否あるようだが、私は鮮やかな外連味を感じてかなり好みだった。
初見は混乱し頭痛がしたが、ゆっくり考えると面白くなってくる作品。何にせよモチーフやアイデアが素晴らしいのは間違いない。
悪役ベインの強烈なヴィランズイングリッシュが耳から離れず、しばらく英語の授業の音読で真似していたら隣の女子に笑われた。
ノーランの映像というだけで一見の価値あり。内容は比較的ミニマルで観易く、脚本を味わうよりも映像を体験する作品だと感じた。
ノーランの本質はハチャメチャ映像作家なのだろう。「逆再生の人間と闘いたい」というおバカで突飛なワンアイデアをA級映画にするべく、考え抜いた設定と入り組んだ脚本をドーンと披露して説得力を持たせるのがうま>>続きを読む
映像、音楽、ストーリー、どれもが最高水準。オタクホイホイな科学描写も散りばめつつ、SF映画入門にも良い。当時映画館で観なかったことをソフト化後に大後悔したが、TENET上映時のIMAXリバイバルで無事>>続きを読む
確かにそれなら有り得そうだと思わせる説得力のある「コンタクト」の方法。映像としても面白い。
資料が残らない中で再現された『2001年宇宙の旅』舞台セットや小道具が興味深い。映画作品としての印象は薄い。
鮮烈でスリリングなストーリー、人類史に残る美しさの映像、轟音と無音のコントラストに痺れる。2018年のIMAXリバイバル上映ではそれらが増幅され、本作の真の姿を垣間見た。