のうかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

のうか

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地獄の花園(2021年製作の映画)

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有無を言わせぬ展開とノリでラストまで突っ走って楽しい! そしてラストを森崎ウィンに任せなかったら百合作品として完璧…でも森崎ウィンは絶対に必要なのよ…。
菜々緒の体型のすさまじさを再認識する映画

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

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「強いだろ、お前の父ちゃん」という台詞に、アイデンティティを最期まで捨てなかった魂を見ました。あとレインボーこぶしウェーブ。あんなん絶対笑うよ!

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

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イエスって言い始める前からまわりの人間いい人多くない? でも優しい世界だからいっか

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

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お前チャット荒らしたから二丁拳銃マンに改造な! からのスタイリッシュガンアクション。すっきりしてて楽しい

2067(2020年製作の映画)

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これを言っちゃ無粋の極みなんだけど、人間より先に植物が絶滅してるって設定はいくらなんでも厳しくない…?

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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犠牲礼讃がちょっとしんどい。幸せでもモノ創っていいと思うんだよね

かもめ食堂(2005年製作の映画)

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ゆるい日常ヒューマンドラマ。まるで吸い寄せられるようにお手伝いさんも客も問題を抱えた人も集まってくる、駆け込み寺的な「かもめ食堂」。だけど相談を聞いて解決してあげるような恩着せがましくもある人情もので>>続きを読む

たこ焼きの詩(2015年製作の映画)

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貧困母子家庭で関西が舞台ゆえにナニワ人情節がやりたかったのだと思います。「貧しくても仲の良い母子の日常は尊い」テーマは伝わりました。ですが、脚本・コンテ・小道具・撮影(色温度)・演技とほぼすべてが粗削>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

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記憶を消しても同じ人を好きになるだろうか? みたいなテーマの恋愛物語。大ネタが記憶消去というSFなのですが、難しい理論とかはないのでスッとお話に入り込めることと、夢・記憶世界での逃避行などはサブカル先>>続きを読む

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

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運命が見える瞳を持った人間の話。すれ違いモノを見たとき、「事前によく話し合っておけばいいじゃん」という感想を抱きがちなのですが、本作はまさにそれでした。本心を話せない理由の説得力が弱いように感じてしま>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

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天才路上ピアニストの不良少年が音楽で更生する物語。貧困家庭に育ったがゆえにクラシックは金持ちの道楽。その大前提の中、まともにレッスンを受けられないで育った天性のピアニストのお話です。ピアノを弾く理由が>>続きを読む

カギ職人の借金(2016年製作の映画)

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突如借金を背負わされたカギ職人のコメディ作品。トルコ映画ゆえに文化ギャップが多いかとも思いましたが、笑いだとか人物をみじめに見せる演出だとかは万国共通ゆえか演出意図は伝わりますので楽しめました。とはい>>続きを読む

命みじかし、恋せよ乙女(2019年製作の映画)

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トラウマや幻に翻弄されながらも生きる意味を見つける話。前作があるようですが未視聴。ですが、前作も見てみたいと思える、純文学的な内面葛藤のお話であったように思います。厳格な父親に育てられ、きょうだいから>>続きを読む

フェリシーと夢のトウシューズ(2016年製作の映画)

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孤児がバレリーナの夢を叶える、見事なまでのスポ根物語。ちょっとイジワルなアイカツ!くらいの優しさと厳しさは国産アニメだと80年代くらいの感覚です。つらい現実に直面しながらも夢を追うことを諦めず、さらに>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

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「カナダの策謀」の名で知られる実在の人質事件を題材にした歴史映画。映画撮影を装って反米感情が激化したクーデター下のイランにカナダ人として潜入し、人質を連れ帰るというCIAの任務を描いたお話です。潜入・>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2019年製作の映画)

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同名のハリウッド映画のリメイクでバケットリストもの。邦画の悪いところでもある地に足ついた地味な現実感をなるべくポップだったり突拍子もないシーン展開に変えて、オリジナル版に近づけているように感じます。製>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

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女性解放が主題でミステリ、ロマンスは添えものというお話。元はホームズのパスティーシュで、ホームズ家の妹は作者の創作です。主人公のエノーラがメアリー・スー気味の造形なのも相まって、深く考えずに見たほうが>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

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行き詰まった2人の偶然の出会いから始まる再生の物語。冒頭で出会いのシーンを提示したのち、ふたりぶんの過去回想を順繰りに見せるという変わった構成が本作の特徴です。それぞれ過去に傷を持っていることを尺をか>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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生まれもっての障碍に伴う世間の偏見と戦うことを選んだ男の子の実話をベースにした物語。主人公を含む登場人物たちのすれ違いやボタンのかけ違いは、対話で解決できるものですよと教えてくれる作品です。もちろん、>>続きを読む

花戦さ(2017年製作の映画)

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秀吉に華道で戦いに挑んだ池坊家元の伝記的創作。同名の小説の映画化で、秀吉と利休の有名な対立を利休と旧知の仲だった花僧・池坊専好の視点から描く作品です。金満主義なハデさと、侘び寂びな質素陣営の対立とでも>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

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尊敬する森見先生原作映画。四畳半を制作した湯浅監督、上田脚本による世界観、絵作り、台詞回しはオンリーワンの京都物語であるように思います。恋愛への臆病さと尊大な自尊心の板挟みにあってアクションを起こせず>>続きを読む

素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

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娘との死別に目を背けていた父親の再生物語。愛・時間・死という人間を語る上でのキーワードが役者たちによって擬人化され、主人公たる父親の再起を図るといういわば壮大なドッキリなのですが、役者を雇った同僚・友>>続きを読む

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

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人間の在り方を問う伝説的なSF作品。体の組織を完全義体(サイボーグ)化した主人公・草薙素子と、今の用語ではシンギュラリティを超えたAIである人形使いの対比で、どこまでが人間でどこまでがサイボーグやプロ>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

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とてもすばらしい、PTAに渋い顔されるエンタメでした。ラクガキをテーマに据えてあるため、必然的に子どものイタズラを助長させるメッセージ性なワケですけれど、そんな予想されうる苦情など知ったことかと突っ走>>続きを読む

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

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数学の魔術師と謳われたラマヌジャンの伝記映画。植民地支配下のインド出身の主人公が、戦火にあるイギリスへ招聘され重大な定理をいくつも残すも…というお話。いわゆる才能を持っているが逆境に立たされている主人>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

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4姉妹の日常物語。美しい鎌倉の景色とのんびりしたシナリオの相性は抜群でした。姉妹が父が不倫して作った娘と同居するため、双方になんらかのわだかまりがあるのですよね。3姉妹側としては家庭崩壊の原因だし、不>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

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人種・LGBT・家庭環境などの差別によるイジメと機能不全家庭で育った主人公の人生を3パートで描くヒューマンドラマ。
いいなあと思ったのは、少年期に文句ひとつ言わず救ってくれた恩人に姿形が近づいていくト
>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

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人間を13センチに小さくできるという大ネタからアントマンやアリエッティを連想しがちですが、本作はキャッチーな題材をとりつつも「豊かさ」に焦点を当てた作品。主人公はちっちゃい人になれば家計を大いに節約で>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

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こじらせ女の恋愛物語なんて一言では片付けられない作品。いわゆる陽キャの自意識過剰とは違う、陰の自意識過剰をこれでもかと盛り込んでいます。ネガティヴに物事を見てしまう猜疑心は強すぎる自尊心と過剰な防衛本>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

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サイレント映画を支えた活弁士の物語。同じフィルムでも活弁士によってシナリオ運びが違うことを良しとするのは、日本には落語や歌舞伎などの概念があったからなのでしょう。映画人にしてみれば、自分の創った作品を>>続きを読む

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

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リーマンショックを題材に取った金融ドラマ。本編で解説がなされているとはいえ、基礎知識として軽く調べておくことをおすすめします。住宅市場崩壊を察知した四者のストーリーラインが交錯すること、さらには前提知>>続きを読む