米蔵さんの映画レビュー・感想・評価

米蔵

米蔵

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

まぁまぁ
世にも奇妙な物語的な映画。序盤の3人目が出てくる辺りで関係性は見えてしまうので、そこからは消化試合

PARALLEL(2021年製作の映画)

3.8

まぁまぁ
ちゃんと脚本の筋を通してるのは好印象なんだけど、画面とか台詞がずっとしずるの邦画コントみたいになっちゃってるので、もう一歩踏み込んだものがあれば良かった

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.6

面白い
見事な怪獣映画の構成だった。
巨大で目に見えない怪獣と、各所に仕掛けられた爆弾とそれぞれの人物が抱えてる爆弾のダブルミーニング、各所のメタファーや主張しすぎないゲスト参戦も上手く噛み合っていて
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.0

面白い
思った以上に童夢をやってるんだけど、人の少ない北欧?の団地の無気味さが結構新鮮で絵面はいい
ああいう善悪の判断ついてないのとは別な悪辣なガキは万国共通なんだなぁ
小学生の時にクラスに一人はいた
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ヒッチハイク(2023年製作の映画)

2.3

洒落怖とかあの辺のネット怪談を映像化するのはいいんだけど、長編じゃないとどう頑張ったって映画の尺が持たない
このくらいのオリジナル要素突っ込んで無難に仕上げるよねって感じの映画だけどスベってて退屈
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

レビュー一覧に載っかるのが恥ずかしくて書くの忘れてた映画
コイツしょうもねえなって思ってたら本当にしょうもないことしてた
あーあ

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

4.0

まぁまぁ
沖田遊戯とかいばしらのやってそう感が、白石くんのなんか嫌な感じの人物描写として上手い
シリーズとして続くなら導入としては良さそう

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.5

まぁまぁ
序盤のホラーあるあるを振り撒いてる辺りはわりとワクワクするのだが、今日日珍しく捻りがない直球で攻めてきた挙げ句、スカッとジャパンじゃなくコリアな感じに落ち着いて行くので文化が違う…!って感じ

福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

まぁまぁ
淡々と当時の情勢から事件のあらましを描写してるようで、ちょいちょいバイアスかかってるシーンが多い
その割に全般的に演出は弱めなのでうーん?って感じの視聴感

悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

4.3

面白い
生放送中に悪魔を呼ぼうなんてそんなこと…やろうぜ!
って感じで進んでくファウンドフッテージ系。後年になってバラエティ番組のフィルムが見つかって、それを劇場で見るって体だけどたまに映画っぽくなる
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

まぁまぁ
舞台で観れば楽しかったかも、と思うくらい小慣れた感が鼻についてしまった
タイムリープの飲み込みが全員爆速過ぎて、そういうところがいかにもって感じ
演技や演出、キャラクターの動きがどこまでも舞
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Chime(2024年製作の映画)

4.6

面白い
なにか起こるようで起こらない、たまに起こる、ずっと不穏な音が流れ続けるストレステストな映画
感情の爆発は突発ではなく蓄積だなとしみじみ、それでも映像的には迷いがないので、どこかコミカルでもあり
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.6

面白い
アーサーくんの人生はなに一ついいことがありませんでした。
伝説の生放送を明けて、カリスマになったジョーカー。誰もがもう一度あのライブを期待し、祭り上げボルテージは最高潮に達する!しかし…
もう
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.0

変な映画!
ネットを暗喩した現代の寓話的な話やね…って感じ
終盤に向かうにつれてのアクション的な盛り上がりはどこか滑稽でゲーム的。殺し合いしてるのにAPEXとかPUBGとかああいうのをやってるゆるさで
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.0

まぁまぁ
全編どこから突然弾が飛んでくるか分からないような(銃弾が飛び交うのはまた別)不穏さ漂うロードムービー
…なのだけど、政治的な背景や、勢力の思想が本編ではほとんど見えてこないので、パンフレット
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エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

4.6

すごく楽しい
前半はエイリアン ドント・ブリーズ味(プロットも含めて)、後半はシリーズの美味しいところ盛り合わせセットで隙がない。
これから新規にシリーズに入る人にも間違いなくオススメできる作品。
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サユリ(2024年製作の映画)

4.5

すごく楽しい
原作再現と言うよりは白石ワールドでの再解釈、押切先生側のアイディアも盛り込んでるので原作を別の味付けにしたと思ったほうがいい
しかし、生きてる人間に死んでる奴が勝てるわけねぇだろ!ってい
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

4.9

最高に楽しい
デップーにこんなにしんみりとさせられるとは思わなかったが、基本的には過去作同様、笑えてお下品、デップーとウルヴァリンのバディ感とバランスも良く、なんならこの二人のセックスのメタファーも随
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.1

基本的には高評価をつけたい…のだが、音楽や演出、行間を埋めてしまったことで情緒的になりすぎてしまっている。もっと言えばブレてしまっている。四コマの映像化もそう。
原作が名作なのは違いないのだが、やはり
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

2.5

駄目な時の三池
いい映画を続けて観たので、バランスを取ろうと見えてる地雷を踏みに行ったけど中々のもの
説明台詞にナイフペロペロ系サイコパスのオンパレード

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

面白い
今更ながら鑑賞、原作ではあんまり掘り下げられなかった宮城にフォーカスを当てつつ各キャラクターのドラマを見せながら熱戦の行方にかじりつける
作画、音楽、ストーリーどれも素晴らしい…のだが回想を挟
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ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)

4.2

面白い
まず上半身に比べて下半身が貧弱すぎるデザインなどに面食らうが、この独特な味といつものトンチキ日本観(今のご時世で巨人阪神うんぬんみたいなこと言う?)さえ飲み込めれば王道でグッと来る家族のストー
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トラペジウム(2024年製作の映画)

4.6

面白い
夢と目的の達成の為に他人を巻き込み利用することもいとわない、しかし誰もが心の中に絶対にいやなやつを飼っていて、他人事とは断ずることはできない。
崩壊と失敗と再起のドラマ、この原作を元アイドルが
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.2

たのしい
リアリティを高めすぎず、かといってコスプレ大会にもならずに(劇中にコスプレ大会はあるけども)いいラインで実写化している。もっこりもあるよ
アクションもあるしシティハンターっぽいちょい古さを感
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ザ・ウォーカー(2010年製作の映画)

3.9

まぁまぁ
面白くなりそうでもう一歩足らない感じ
運んでる本が何か序盤で大体予想できてしまうのが良くない

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.4

たのしい
まずはビジュアル、バラエティ豊かなバイク軍団やウォーボーイズ、荒野以外の拠点などが過去最大規模で描写されていて素晴らしい
緑の地もしっかり出てきて、フューリーロードでそりゃここに拘って目指す
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真・女立喰師列伝(2007年製作の映画)

3.3

うーん
女立喰師に絞ってしまったのとオムニバス形式が立喰師というものをブレさせてしまった感がある
最初の列伝の完成度の高さを感じさせる

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

たのしい
綾野剛のねっとり絡んでくる対等ではない友人感がとても良い
映画鑑賞部の部長や合唱部の副部長、ヤクザの面々など脇を固めるキャラも個性豊か

ヤマトタケル(1994年製作の映画)

4.3

たのしい
超時空日本神話冒険譚!高嶋兄の目からビームも出る
日本神話内において復活したヤマタノオロチと日本神話最強ロボ、ウツノイクサガミが戦った件は皆知っているな?

夜を越える旅(2021年製作の映画)

3.5

まぁまぁ
ホラー演出やビジュアルは「おっ!」となる部分は多いものの、イマイチ乗りきれない人間ばっかり出てくる
交遊関係皆大人になっている中、いつまでも悪い方向にガキでモラトリアムの延長戦をやってる主人
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

まぁまぁ
史実なので仕方がないがもう少し客観性があってもよかった

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.4

とてもたのしい
多くを語らなくていいバカ映画、相当なバカ(褒め言葉)
コングに昭和のヤンキーとか番長漫画のノリを足したら見てるこっちも脳がトロける

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

おもしろい

主観の映画。
主観のカットを多用し登場人物、作り手、観客の主観をカラーとモノクロの対比によって観る。

なのでどうしても日本人的な主観も入ってしまうのだが、生涯ヒロシマナガサキに訪れなか
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悪の教典(2012年製作の映画)

4.2

たのしい
内容忘れてきた頃に再鑑賞、ほどよく感情移入できない連中を軽快かつ適当に始末していってくれる
他の映画のナイフペロペロ系とは一線を画す良いほうの三池映画

でもエンディング曲は最悪、そういえば
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.3

たのしい
このパッケージでまさかのドクタードリトルとかあっちの感じのわんわん動物映画
なので犬は可愛いし犬は死なない、犬は
一方で本編も王道で観たいものはしっかり展開してくれて満足度が高い。アンブレイ
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サニー/32(2018年製作の映画)

2.7

キャストはいいんだけど元ネタの事件も導入だけで本編はどんどんトーンダウン…
特に何も残らなくてう~ん…